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倒れるな/小野澤 宏時

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 小野澤宏時
ベースボールマガジン社
発売日 : 2013-05









【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。
ラグビーに生きる/大野 均 を先日読んだので、ラグビー関連の書籍ということで改めて読んでみました。

【本書紹介のねらい】
~本書帯より~
倒れなければトライできる。過度な切迫感や使命感にはとらわれない。ラグビーは自分が楽しむためのもの。

仕事や人生もそう、自分が楽しむためのもの。成果を上げる、とか地位を高める、権力を手にする、ということにこだわらない、もっとシンプルに考えてみよう。


【響いた抜粋と学び】
著者の小野澤さんは2001年ウェールズ戦で代表デビューをしています。2011年ニュージーランド大会も出場しています。ワールドカップ3大会連続でトライを記録。素晴らしい記録を残す選手です。

本書は本当に小野澤選手が書いたんだろうな、というくらい内容も書き方もありのまま書かれています。飾らない文章がいい、という人にはオススメです。

想いがそのまま書かれているため、人によっては読みづらい、と感じるかもしれません。

中学から高校に上がる頃の練習試合でも、ずっと「倒れるな」ばかりでした、「倒れなければゴールまで行けるだろう。ラグビーは考えすぎちゃいけない、いたってシンプルなゲームなんだ」と言いたかったのでしょう。

「全員にタックルされても、要は倒れずにゴールラインの向こうまで行けばトライなんだから」。

ものすごく、ラグビーをシンプルにとらえていますね。この捉え方は大事ですね。どうしても人は難しく考えてしまいがちでそれにより悩んで行動できなくなります。

そうではなくて、シンプルに考えることです。

要介護5のお客様の身体介護……と難しく考えて悩んで動けなくなる前に、何をもって介護5なのか、身体介護か認知症ケアなのか、どこがどれだけ動き、どれだけ動かないのか、アセスメントしていくことです。

難しく考えて悩む前に必要な情報を入手することですね。

当時は、誰よりも足が速いというわけではなく、誰よりも体が強いわけでもなかったのですが、そういうことはまったく意識していませんでした、ただ単に、「自分は15分の1なんだ」ということしか考えていませんでした。

僕はチームスポーツをやっていたわりにこのような考え方って得意じゃないですね。なーんか、自分が活躍したい、目立ちたい、なんて思ってしまって……。チーム向きじゃないなぁ、なんて学生時代から思っていたり。

今では読書、という個人種目をやっていますから、だいぶ楽になった印象があります。

あだち充のH2という漫画でも4番打者を目指さずに1/9を目指せ、なんて言葉があったような気がします。個人的にはオンリーワンやナンバーワンを目指したくなってしまって、組織の一員、組織の歯車として動いていく、というのは性に合わなくて……。
なんて話すけれど、介護現場を考えれば、相談員も介護職も看護職もどれが偉くてどれが下ではなくてそれぞれが1/3なんだ、という考え方ですよね。看護職の病気の理解が必要で、介護職の身体介護、認知症ケアというアプローチが必要ですし、相談員のように本人だけでなく家族や環境へのアプローチも必要です。
どれが偉くてどれが下っ端というわけではありませんね。
バスケットボールで言えばポイントガードがエラい、センターは下っ端ということはありません。それぞれに役割があって、それぞれ必要なんです。

腕だけを鍛えても、胸だけを鍛えても、背中だけを鍛えても、足だけを鍛えても、仕方ありません、バーベルを持ち上げる際には、それらのパーツを使いながらつなげていき、胸まで挙げます、これら一連の、全死ぬん道として垂直跳びするイメージで行うのがウエイトリフティングのクリーンです。

これは身体介護の場面で大切な考え方です。介護技術のない人、下手な人というのはたとえば腕の力だけで移乗・移動の介助をして背中を痛めてしまうなど、自分の身体を悪くしてしまう人がいます。
大事なのは全身を少しずつ使うことです。

いい状態を続けるコツは、練習が終わってクラブハウスに戻った時から始まります、疲労していたり、固まってしまったりしているところをチェックします、固まっていたら、風呂の中でストレッチをします。

ここを読んでいて、思ったのは、物事は始まりが肝心で最初の一歩を踏み出すことが必要です。その一方で終わり方も大事なんだということです。

介護も同じで、食事介助についても食べ終わりが終ではなくて、食後口元を拭いたり、衣服やエプロンに食べ物が落ちていないか、口腔ケア、トイレなど一連のことを終わらせて始めて解除終了と言えるでしょう。

【編集後記】
本日は経営者モーニングセミナーに行きます。学んできます。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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帯広市内や近郊にお住まいの方で本書の購入を検討した方はぜひ「ザ・本屋さん」での購入をオススメします。
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非定期配達は1000円以上で無料です。
配達区以外の場合は、郵パックで対応してます。

詳細はホームページでご確認くださいませ。
ザ・本屋さんウェブサイト

著者 : 小野澤宏時
ベースボールマガジン社
発売日 : 2013-05

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