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女性社員にまかせたら、ヒット商品できちゃった ~ベビーフット、ミリオンセラーの秘密/中島 隆

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 中島隆
あさ出版
発売日 : 2014-06-24









【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
累計販売数700万超!

世界45か国で販売!

使うと足の裏がズルむけ!

著名人をはじめ、多くの人をとりこにする、
ミリオンセラー商品「ベビーフット」。

これをつくったのは、社員30人(当時)のちいさな会社でした。

そして、ヒットの仕掛け人は4人の女性社員でした。
そのドラマを追いかけたのが、本書です。

カネ、ヒト、コネ、
ぜんぶなくても、
奇跡は起こせる!


◆◆◆本書より◆◆◆

彼女たちの負けん気に、火がつきました。
言いたいヤツは言え、結果を出してやる。
まずコミュニケーション開発部、は言いにくい。
だったら、別の名前をつけちゃおうよ。
こんなのどう、あんなのどう。ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ。
ハハハ、え~。そうだねえ~。
青島さんと海野さんたちは、女子会の乗りで話しあいます。
青島さんが、ひらめきました。
この名なら、自分たちが何をしようとしているのか、一目瞭然です。
「足の裏キレイにし隊」
(エピソード2より)

「足裏ズルむけコンテスト」。
その奇抜なネーミングに驚かれることもありました。
しかし、皮がベロッとむける様はまさに「ズルむけ」。
女性たちにはなんの抵抗もありませんでした。
むしろ、ネットの世界で話題になることを確信していたほどでした。
(エピソード3より)

ネットを介したユーストリームでの生中継が始まりました。
女性がふたり、自宅で会話しているようです。
ただし、手元から下しか映っていません。
手元が映りました。ベビーフットのパッケージを持っています。
「このパッケージに、1回分入ってまーす」
パッケージから、足の形をしたパックを取り出します。
「では、切りまーす」
はさみで、パックのはじを切ります。
「では、中に足を入れまーす」
足元を映すと、ふたりの女性が裸足になっていました。
パックの中に足を入れました。
「これから2時間です。楽しくすごせば、長くありません。
それじゃあ、たこ焼きを焼きます」
そして、中継中のふたりによる、たこ焼きパーティーが始まりました。
ふたりは楽しんでいるようです。キャーキャーいいながら焼いています。
(エピソード4より)

中小企業は大企業とは違います。規模がちいさい分、小回りが利きます。
人材も、同じような人ばかりではなく、学歴も経歴も、性別も年齢も、
場合によっては国籍もばらばらです。
もしかしたら、わけありの人もいるかもしれません。多士済々です。
そして、そのだれもが可能性をもっているのです。
だから、そのような人材をいかすためには、
彼らを信じて、社内に自由な風を吹かせることです。
社員の能力が開花するまで、待ちつづけることです。
それによって、個性豊かな人たちから、
自由な発想による面白いアイデアがうまれるのです。
奇跡を起こすことができるのです。
(3 信じる力より)


【響いた抜粋と学び】
著者の中島さんは朝日新聞編集委員です。1986年、朝日新聞に入社し、鹿児島支局に勤務しました。
その後、西部、東京、大阪各本社の経済部員として、流通サービス、電機、金融などを十数年にわたって取材しています。
名古屋報道センター次長、生活部次長、夕刊連載されていた「ニッポン人脈記」のデスク兼ライターです。
2011年に中小企業担当の専門記者になり、12年から現職です。
著書に『
ニッポン人脈記 魂の中小企業 [単行本] 』(朝日新聞出版)。朝日新聞デジタルでコラム「魂の中小企業」を連載中です。

女性の活躍によって大ヒット商品が生まれたよ、という話です。

介護業界は女性が主流ですので参考になるんじゃないかと思って手に取りました。

なぜ、リベルタは奇跡を起こすことができたのでしょうか、その理由は、三つの力にあると思います、ひとつは、女性の力、ひとつは、伝える力、ひとつは、信じる力。

仕事をするうえで、責任感が強いのは男性です、特に、営業など、数字を抱えている立場であれば、それが顕著です、一方で、それゆえに、現実的な考え方をするケースもおおい気がします、一方でおおくの女性は、ひとたび心に火がついたら、目標が非現実的なものに見えても、実現のために思いをどんどん膨らませていきます、そして、わき目もふらず突っ走っていきます。

もちろん、女性たちの自由なアイデア、行動が、すべて正しいわけではありません、だからといって、すべて間違えているわけでもありません、それを選択するのは経営者です。


ベビーフットはすばらしい商品力を持ちながら、会社のブランドがないがためになかなか売上につながりませんでした。

そこで、女性社員たちは無料サンプルを配り、ブログでのクチコミやズルむけコンテストを開催するなど面白い企画を実践したんですね。

大元の商品「はいてみたら」は足を2時間つけておかなければいけませんでした。

たった2時間、されど2時間。

2時間我慢してくれたらすごい効果を発揮する、でも2時間!?

で、どうしたかというと2時間をいかに楽しく過ごすのか? ということに着目したんですね。

たとえば、この機会に観たかった映画を観ようよ、ということでオススメの映画を紹介するだとか、オススメ本の紹介ですよね。

2時間足につけたまま楽しく過ごせる方法を提案したわけです。

奇跡がうまれた、最後の理由、それは、信じる力、です、だれが、だれを? 経営者が従業員を、です。

「雇った時点で社員が、仮に仕事ができない人だったとしてもOK、だらしなくてもOK、勉強ができなくてもOK、計算ができなくてもOK。人の可能性は、全員に等しくあります。その可能性が花ひらく時期、タイミングが、みんな違うだけです。そのタイミングなんて、わたしがわかるわけがありません。親にだって、いや本人にだってわからないでしょう。解雇などできるはずがありません」。

どのように使っても、言葉そのものは、タダです、消費者に価値を伝える「魔法」をかけられた言葉は、インターネットを介して広がり、人びとの心に伝わっていきます。


こういう会社で勤められる社員って幸せですよね。

子育てにおいても同じで、もしかしたら介護現場における”利用者―職員”の関係も同じじゃないか、と思います。

信じる。時間がかかってもできる、と信じることって大事なんじゃないかな。

ちょっと時間かかるからって介護者が手を貸す。介護者としては手を貸すと仕事をした、って感じになるし、
「ありがとう」
と言ってもらえる。

いいことしたな、いい気づきだったなって思うかもしれません。

しかし、本当は多少時間がかかっても自分でやりたかったな、と思われるかもしれません。

こういうことを考えられる人が介護従事者にいるかいないか、なんですね、

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