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誕生、そして―尾崎豊ヒストリー〈2〉/中川 真 浜田 芳郎

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 中川真
ケイエスエス
発売日 : 1998-11









【出会い】
自宅の物置を片付けていたところ、ダンボールから出てきました。懐かしい。中学から高校にかけて、何度も何度も聴いていた尾崎豊。ノンフィクションの漫画です。

一冊目はこちらです。
↓↓↓
卒業まで―尾崎豊ヒストリー /尾崎 健一 浜田 芳郎


【本書紹介のねらい】
自分の過去を振り返る。この書評はブログ読者であるあなたのためよりも、僕自身の振り返りになっております。

【響いた抜粋と学び】

18歳……僕は大学に入り、大人になるにつれて尾崎豊とは自然と離れてしまった。
あれから、13年。我が家の大掃除、物置の片づけをしていたら、尾崎豊の漫画を見つけてしまった。
パンドラの箱を開けた……。

あ~。僕の青春は尾崎豊に彩られていたんだ。なぜ、勉強するのか、なぜルールを守るのか?なぜ、なぜ、なぜ?その追求だった。

中学2年生、僕は「愛すべきものすべてに」というアルバムで尾崎豊と出会った。その4年前、尾崎豊が亡くなった(であろう)ニュースを僕は見ていた。実は……。そのときはだれが亡くなったのかわからなかったけれど、祖母がたまたま見ていたニュース、雨の中の参拝……、後々になって確信したのだ。あの日見たニュースは尾崎豊のことだ、と。
最初の3曲の名曲バラードが続き、
「黄昏ゆく街で」
「路上のルール」
LOVE WAY
「汚れた絆」
とあまり僕好みではない曲が続き(ごめんなさい!)
ようやくたどり着く
15の夜」
当時、14歳、人付き合いが下手で、自分の殻に閉じこもる、愛想笑いなんてできなくて、人に合わせることができなくて、なんでも自分の思い通りにしたくて……でも力は弱い、だから人の言いなりになっている(それだけが理由ではないと思うが)。

15の夜」は確実に僕の心を捉えた。

一曲とばして
「ふたつの心」……この曲は当時の僕が最初の3曲のバラード以上に好きだった曲です。
「ふたり求めあい……暮らしていけるさ。夜明けまでずっと……抱きしめあいながら~♪」

この曲もピアノと尾崎の歌声のシンプルでいて、壊れそうなくらい繊細できれいな旋律です。心に響くんですね。確かこの曲は晩年の作品ですが……後期尾崎ファンの僕は当時この手の旋律のきれいな曲が好きだったんですね。

どうしても……今でもあまり響かないのが、「卒業」。僕の心には今も響かない。なぜか好きにはなれない。
……
漫画やら小説では必ず絶賛されているのですが、僕はこの曲をとばしています。

高校時代、同じように尾崎豊が好きだった友人、唯一の友人と出会い、尾崎豊をとことん聴き、とことん熱唱し、語り合った。
それからの僕はバラードよりも
17歳の地図」
Scrap Alley
Hifgh school Rock'n'roll
Scrambling Rock'n'roll
Freeze Moon

といったアップテンポな曲に魅了されていく。尾崎豊の叫びが……想いが……魂が……この曲たちに凝縮されている。
高校三年間は尾崎豊と氷室京介に(DEENもちょっと聴いてた)魅了され続けた……。
氷室京介は今でも。


俺ね……自分の歌で皆に孤独になってもらいたかったんです、おまえらそんなに徒党を組んでないで、孤独になってみろよって、それを最初に言いたかったんだと思う、でもそれはコンサートに来てくれた人に一体どこまで届いてたんだろう?

「卒業」も「15の夜」もなんていうかなあ……皆を扇動してるみたいにとられてるでしょ、それで窓ガラス割ったりバイク盗んだりされても困るんだ、そんなことして欲しくて歌ってるわけじゃないのに。

BOOWY時代の氷室京介は「school out」という曲を聴いて実際に窓ガラスを割っただか、学校やめたという話を聴いて、自身で作った歌詞が他者に影響を与えすぎるから、と作詞をやめてしまった、と聴いたことがあります。
尾崎豊もその純粋な想いをそのまま歌詞に載せたがために、勘違いしてしまう人がいたのも事実だったのでしょう。
※ 僕は盗んだり、割ったりなどの度胸がないので実践はしませんでした(笑)

何もかも書けばいいってもんじゃないんだ、自分の言いたいことを1から10まで書けばそりゃ理解してもらえるかもしれない、でもそれはただの説明だ、詞じゃない、削って削って……、磨き抜いたあげくに光り出す言葉……それを捜すんだ。

これはブログを書くにしても、電子書籍を含む記事作成、レポート、書類作り、すべてに通じることですね。何でも書けばいいわけじゃない。

書評だって同じです。読者のあなたに本の内容をすべて伝えようと思えば、このブログは膨大な量になりますし、もっと言えば著作権の侵害になります。

限られた内容でいかに本の魅力を伝えるのか? 誰に届けたいのかを明確にすることが書評ブロガーの役割ではないでしょうか?


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 中川真
ケイエスエス
発売日 : 1998-11

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