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お化け屋敷になぜ人は並ぶのか/五味弘文

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓


















【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーにあったので館内で読みました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~

おそらく他にない「恐怖」を売り物とする、お化け屋敷。そのプロデューサーとはどんなことを考えて、そのビジネスを成立させているのか?「楽しいお化け屋敷を作りたい」と話す、著者の【緊張と緩和】理論とは。

差別化、先鋭化、特化……あなたの会社であったり、あなた自身であったり、その他大勢から抜け出す方法を考えてみましょう。

【気になった抜粋】

貧乏ゆすりをするのはほとんどが男性である、という研究結果がある、男性は何かの方法を使って積極的にストレスを解決しようとしたり、ストレスから抜け出す方法を見つけようとしたりする、女性はストレスに馴れようとするが、男性はストレスを解決しようとするのだ。

「ある国を奪取する場合には征服者は残虐行為を一度で終結させ、その後に民心を獲得しなければならない。逆に恩恵は小出しにして継続的に実施することで民衆の支持を得ることができる」、「愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である」(マキャベリ)。

【響いた抜粋と学び】
著者の五味弘文さんはお化け屋敷プロデューサーの肩書きを持ちます。そんな彼がお化け屋敷のビジネスをどうやって成立させているのか。なぜ、人はこの魅力にとりつかれるのかなど論じてくれます。

日本のお化け屋敷は「展示しているものを見る」という形態からスタートしている、その起源は、18世紀後半から19世紀前半と言われている。

お化け屋敷の起源は18世紀後半。昔から怖いものみたさ、というのは人々の欲求にあったんでしょうね。

季節感が強いということは当然、「年間を通して平均的に集客できない」というデメリットを持つことになる、一方で「夏と言えばお化け屋敷」と言われるくらいの強烈なイメージは、ビジネスとしては強みでもある。

僕たちのデイサービスで言えば数年続いている「花いっぱい活動」が挙げられるでしょう。夏季限定だからこそ、その時期にお客様が楽しんでくれる。
お化け屋敷も同じで冬場にはいかないもんなぁ。本当にあった怖い話も夏場ですもんねぇ。

なぜこれほど他人とドラマを共有したいと思っているのだろうか? それは、自分と相手とが同じ人生を共に生きることに通じるからだ。

お化け屋敷とは、恐怖を体験して楽しさを得るアトラクションなのだ。

予想はできていてもその予想をどこかの部分で越えていないと、それを怖いとは感じない、ここが、「合わせ」の演出のポイントである。


なるほど。お化け屋敷を通じて、他人と共に生きることにつながるんですね。恐怖体験の共有ですね。感情が激しく動くから共感も強くなるのかな。

ホラー映画やミステリー小説もこのあたりの考え方に共通するんでしょうね。

行列の時間は、退屈で不毛なものと考える人たちもいる、けれど、行列はそれほど完全にネガティブなものではない、共感を求めて自主的にできてしまうものであることを考えると、並んでいる人たちはある程度の楽しみをそこで得ているということになる。

北海道、十勝、帯広でもこの時期は豚丼屋さん、ぱんちょうやとん田といったお店に行列が並びます。行列を眺める人にとっては不毛な時間なんですが、並んでいる人たちはけっしてそうではないんですよね。
待っている時間のワクワク感、緊張感、胸の高鳴り、期待感、これらが待ち時間を演出してくれますね。

昔、富士急ハイランドに行ったときに乗ったフジヤマという世界最大級のジェットコースターでの待ち時間も同じでした。
※ もちろん、乗ったときが最高に楽しかったんですけどね。

そういえば、富士急ハイランドのお化け屋敷には入らなかったな……。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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