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ラグビーに生きる/大野 均

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 大野均
ベースボールマガジン社
発売日 : 2013-05









【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
ラグビーをまだ知らない人にとって、またずっと応援してくださっている方にとっても、私がこれまで経験してきたことをお伝えすることで、ラグビーというスポーツの持つ魅力を新たに発見していただければ幸いです。

ラグビーを通して学んだ大野選手の言葉から介護業界でやるべきことを考えてみましょう。


【響いた抜粋と学び】
著者の大野均さんは大学からラグビーを始めた遅咲きの選手です。元々野球部だったのが、大学で出会ったラグビー部の先輩たちの練習風景があまりに楽しそうだったから、入部しました。そして、気付けば日本代表へ。すごい!

僕の友人は高校時代にラグビー部に入った人が二人います。ラグビーが好きというわけではなく、部員が少ないから助っ人という感じだったと思います。

僕の高校では1年生のときにラグビー部がありましたが、新一年生の入部が一人しかいなくて僕らのときに廃部になったはずです。

練習を見て最初に感じたのが、ラグビー部自体の雰囲気が良かったこと、確かに練習は楽しそうだったけれども、ラグビーを楽しんでいる感じが伝わってきました。

これって大事なんですよ。介護施設で考えてみましょうか。いくら機能訓練がしっかりしているだとか、食事が健康的だとか、看護師がいる、病院と提携している、というのはあくまで付属品ですよ。
僕たち介護施設で働く人にとって大事なことは、この楽しそうな雰囲気を醸し出しているかどうか、なんです。
人生の最終章に入ったお客様は必ずしも今の機能を維持したい、維持・向上してまた昔のように生活したい、と思っている人ばかりではないということです。
そんなお客様にも響くのが、この楽しそうな雰囲気です。
昔の職場でも、訓練したくない、機能維持なんてしたくない、という人いましたよ。で、なんでデイサービスに来るのか、と言ったら……

「楽しいから」

これでしょ。あなたがこのブログを読みに来るのはなんで? 勉強になるから、早起き習慣が身につくから、本の内容をある程度把握できるから、理由は様々ですが、
一番の理由って
「このブログの記事が楽しいから」
でしょ? え? 違う?

2004年のシーズン、とにかくきつい練習をこなしていました、「これだけの練習しているのだから、勝てるだろう」と思えるほどのものです。

昔、学生時代に介護施設の夜勤バイトをやっていたときのことをふと思い出しました。一人でお客様を介護するのは自信がなくてオドオドしていた僕は全く使えない介護職でした。給料泥棒だったわけです。
「しっかり仕事してください」
「ほかの人はできてますよ」
なんて言われる状態。

で、結局どうやって解決していったのかというと、実践を繰り返し、経験を重ねた結果実力がついたわけですね。
練習を積み重ねた結果、大丈夫、自分であればできる! 
と思って介護に向き合えるのです。

要介護5の人の介護なんてできない(身体・認知面含め)なんて言っていても始まりません。解決するにはあなた自身の練習が必要です。

どのチームにとっても、ワールドカップはプラスアルファを出させてくれる場所、日本人がその中で勝利を得るには、さらに1段階上の何かが必要だったということ、それは首脳陣が作るものではなくて、選手一人ひとりが作り出すもの、このチームで勝ちたいというチームに対するロイヤリティー(忠誠心)を本当に強く持っていないと、実際のワールドカップに行っても力は出せない、確かに2011年のジャパンで、このチームで勝ちたいという気持ちはありましたが、自分は先発で出られなかったということもあるし、2勝も意識しすぎたと反省しています。

これは介護現場でいうなれば、理念だとかビジョンが言えるでしょう。経営者や施設長たち上の人たちが理念やビジョンを熱く語っていても現場に伝わっていなければ、何も始まらない。その熱い想いはお客様に届いていない。介護に反映されていないのです。
現場の職員一人一人が作り出すものなのです。

チャンスは回ってくるものではなく、自らが引き入れるものだと思うのですが、そこには運というものも必要です、しかし、巡ってきたその運をつかみ取ることができるかどうかは、その人の生き様にかかっているのではないでしょうか、格好の良いものでなくてもいい、泥臭く、愚直にそのことに対して向き合うこと、そんな生き様があればこそ、チャンスが訪れ、運をつかむことができるのだと、私は思うのです。

いつかいいことあるさ、ではなくていいことがあるためにいつでも準備をしておくことですね。以前どこかの書評にも書きましたが、僕が大好きだったNBAの選手レジー・ミラーが高校時代だったかな、スタメンになって活躍できたのは偶然のことでした。
スタメンだった選手がたまたまユニフォームを忘れてしまってレジー・ミラーがスタメンになったところ、一人で39得点を挙げる大活躍。コーチたちも驚いて、次の試合もスタメンにしたところ、またも大活躍。

彼は試合に出れないときに
「どうせ試合になんてでられない」
とふてくされずに準備していたのです。

インディアナ・ペイサーズにドラフトされた彼は18年間所属し続けて、優勝こそできなかったものの、当時のスリーポイント成功数歴代1位(今は2位)になり、プレイオフでも数々の伝説をつくりました。

今、自分がうまくいっていない、と思っているあなた。その前にあなたはうまくいくように準備をしていますか? そう問いかけて今日一日はじめてみましょう。

【編集後記】
本日は仕事が終わったあとにPTAの研修委員会に出席です。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。

著者 : 大野均
ベースボールマガジン社
発売日 : 2013-05

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