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「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法 /鈴木 博毅

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 鈴木博毅
マガジンハウス
発売日 : 2013-09-05









【出会い】
レビュープラス レビュー専門ブログネットワーク  で当選しました。ありがとうございます。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
●空気をどう読めばいいのか知りたい人、●空気を読みすぎる息苦しさから解放されたい人、●職場や人間関係、恋愛の場面での重苦しい空気を動かしたい人、このような人たちのために本書は書かれていますが、「空気」に隠された謎も、できれば皆さんと一緒に解明すべく、解説を進めていきたいと思います。

会社勤めの人必見ですね。

【響いた抜粋と学び】
著者の鈴木さんは慶應義塾大学総合政策学部卒。ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント。MPS Consulting代表。貿易商社にてカナダ・豪州の資源輸入業務に従事。その後、国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立しています(執筆当時)。

「空気」を読む、というところの「空気」について様々な事例を検証して、「空気」の制し方などについて教えてくれる一冊です。

精神的に追い込まれるような困難を体験しているとき、人は食べ物がのどを通らなくなるものです、しかし、「だからこそ」食べることが何より大切であり、無理にでも食べろとまで指摘しています。

ツカサグループの川又社長の実体験です。そのときの「空気」では物が食べられないのですが、「空気」を読まずに食べることで、その後の絶望を抑えることができるという内容でした。

会社の業績悪化で、多くの職場は「空気」がどんどん悪くなります、権限を持った人たちが、社員の仕事ぶりを確認するために、何度も会議に顔を出すなど、現場社員の仕事を「監視」し始めるようになります、その結果、社員は成果を上げるよりも、叱られないためだけに、上司の前で忙しいフリをするようになっていしまうのです。

これはわかる気がする。上司が監視すればするほど、お客様第一ではなく、上司第一になってしまうんですよね。上司が求めることに意識するあまり、お客様がないがしろになる、これでは本末転倒です。

「問いの設定」は、あらゆる議論や問題解決において、最初の「空気」が作られる場面です、一方的に「問い」の方向を決めることは、どの方向に目隠しをするかを決めることでもあるのです。

数値・計測の「空気」に解説を通してご理解いただきたいのは、テストの評価、または何らかの測定器で計測された数値などには、必ず死角と呼ぶべき、その測定が網羅していない別の可能性があるということです、例えば、「高学歴」が単純な成功の要因でないことは、すでに多くの人が知っています。

物事を解決する第一歩は「問い」の設定です。この「問い」がすでにあらぬ方向にいってしまっていれば、問題解決には進みません。

本書の事例で言えば、
「学歴がなければ豊かな生活はできない」
ということです。

「高学歴の方が経済的に豊かな生活ができる可能性は高い」かもしれないけれど、高学歴でもフリーターはいますし、学歴はなくても松下幸之助さんやトーマス・エジソンのような大富豪がいるわけです。

例えば会社で出世したければ、単に仕事で成果を挙げるより、人事権のある上司と感情的な意味で接点を持つほうが有利なこともあります、あなたが上司と仲良くなることで、仕事ができるか否か、という要素が人事評価に占める「影響利率」を低めることができるかもしれないからです。

バスケットボールを30歳まで僕はやっていたのですが、ここでも同じようなことがあります。たとえば、ファウルについてです。相手選手を故意に押したり、偶然押してしまったり、とにかく規定以上のことをすればファウルとして審判が笛を吹くのですが、それは毎回完璧ではありません。

結局のところ、押したから笛を吹かれる(ファウルになる)のではなくて、
「笛を吹かれるからファウルになる」
ということなんですね。

逆に言うと、審判が笛を吹かなければファウルじゃない、ということなんですよ。

車の運転で考えてみても、同じで、道路交通法上考えれば、60km規制のところで70kmを出すのは違反ですが、実際のところ、警察の取締を受けなければ、実際にはないものとなっています。

すべてのスタートは「与えられた選択肢を疑うこと」です、提示された選択肢が隠している本当のチャンスがあるのではないか、常にそのような姿勢を身に付けていれば、「人生の空気を動かして」新たな勝利を得ることもできるのです。

今の自分を変えたくて、成功者の実践をありのまま素直に受け入れる、ということとはまた別のことです。それはそれで必要ですが、それとは別に、普段の生活でこれは本当にいいのか? これしか選択肢はないのか、ということを考える習慣をつけることですね。


【編集後記】
本日はクリスマス当日です。我が家にもサンタさんがやってきました。子供たちが起きてくるのが楽しみです。

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ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 鈴木博毅
マガジンハウス
発売日 : 2013-09-05

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