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Channel: 朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ
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君は、世界がうらやむ武器を持っている/田村 耕太郎

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 田村耕太郎
大和書房
発売日 : 2013-03-23









【出会い】
ブックオフ音更店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
「グローバル人材を目指せ」「日本にひきこもるな」……。
現在、そのような言説が溢れかえっています。
それでは、日本には暗い未来しか待っていないのでしょうか?
「留学するお金がない」「日本が好きだからこの国で働きたい」……。
そのような人は、ガラパゴスな内向き思考なのでしょうか?

世界を知り尽くす男、田村耕太郎は、その問いに「否! 」と応えます。


これまで多くの困難を不断の努力で解決してきた日本にとって、
今ほどチャンスに満ちた時代はないのです。
・日本人には、未来を先取りする力がある!
・世界は日本の再生を待っている
・世界の未来は鳥取県にある!
・「高齢者と若者」のコンビが日本を救う!
・「死ぬまで働く時代」の幸福な働き方
・“志"を持って生きるために必要なこと
など、希望に満ちた「新しい日本」の姿を描きます!
次代を創るフロントランナー8名の特別インタビューも掲載!
世界を知り尽くしている著者だからこそ語れる、全世代必読の骨太な日本論!


日本で働き続けるあなたへ。

【響いた抜粋と学び】
著者の田村さんはイェール大学、ハーバード大学元研究員。新日本海新聞社相談役。前大阪日日新聞代表取締役社長。国立シンガポール大学公共政策大学院元研究員。02年から10年まで2期参議院議員を務めます。その間、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権・再チャレンジ各担当)、参議院国土交通委員長を歴任。早稲田大学、慶應義塾大学大学院(在学中にフランス高等経営学院に単位交換留学)、デューク大学法律大学院(在学中にベルギー、ブリュッセル自由大学にて単位取得)、イェール大学大学院国際経済及び、開発経済学科を各卒業。オックスフォード大学上級管理者養成課程(AMP)修了。ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了。スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了。東京大学EMP8期生です(執筆当時)。

君は、世界を迎え撃つ準備ができているか? /田村 耕太郎 では、日本人は世界に出よう、という書籍でしたが、今回の書籍では日本であることに特化していこう、という内容に感じました。

本当に大事なのは「グローバルな視点」を持ちながら、これからの日本社会をデザインしていくことだ。「日本にいて日本を極める」という選択肢もある、国を挙げて英語教育やグローバル化に取り組むシンガポールや韓国と違い、皆が英語を勉強し、世界を目指す必要はないのだ。

「将来のために、日本で戦う準備をする」という選択はガラパゴスではない、長期的な視点に基づく、合理的な戦略だ、日本には、それだけのポテンシャルがある。

実際、グローバル化といってもアメリカや中国やシンガポールの人、全員が世界に出るか、というとそうじゃないよね。きっと。自国に残る人が大変でしょう。そして、自国に優秀な人材が残らないと国力が上がらないんじゃないかな。
日本ももちろん、同じです。プロ野球やJリーグだってそうでしょう。国外に優秀な選手を出してばかりではリーグが活性化しない。国内に残ってくれる人が多かったり、国外から連れてこないとリーグは活性化しないんです。

老後を年金が支えてくれるという淡い願望、というより「老後」という概念自体を捨てて、「死ぬまで現役」と気を張ったまま充実した人生を送ることを目指そう。

公的年金ができておよそ50年、日本の長い歴史の中では、死ぬまで自分で稼いでいく時代が当たり前だったわけだ、その時代に戻っていくだけだ。


日本は、国内的にはよく問題が指摘される医療でも介護でも、政府がシステムを作って民間企業が実施している、これは諸外国ではありえないことで、実は世界から注目されているのだ。

皇紀2674年になる日本の歴史の中で公的年金と言って老後を支えてくれるシステムが確立しているのはたった50年です。長い歴史の中の1割にもなりません。

ちなみに2%未満です。にもかかわらず、できあがった制度があるので、僕たちはそれに頼ってしまうんでしょうね。世界各国を見ても、公的年金が確立しているのはきっと5%にも満たないでしょうね。

ホント恵まれているんですよね。

若者が、介護ビジネスを敬遠する原因の一つ老々介護でも大きな課題であるのが、いわゆる”下”の世話だ、おむつ換えやトイレ掃除が衛生的でなく苦痛の種となってしまう、もし”下”の世話を自動化してくれるテクノロジーが生まれれば、これは介護の世界を変えるだろう。

これはどうだろう……。介護の仕事ってこういう理由で敬遠されているのかな? ちょっと僕にはわからないな。下の世話については確かに負担があるといえばあるけれど、これは仕事をする人よりも、家族で介護する人にとっての負担が大きいから、この発明によって、施設入所が減って在宅介護の継続できるようにも思えます。

働く人は結局変わらないような気がします。保険料を集めてそこから介護報酬を決めて、という状況であれば、給料が上がる=保険料増、つまり国民の負担が増える、ということなので、状況はあまり変わらないような……。

これからの時代の鉄則は「徹底した差別化」だ、自分の強みに立脚した、「自分にしかできないこと」に資源を集中投入すべきだ、日本で生きていくことを想定しても、日本企業の長期雇用は前提としない方がいい、「自ら仕事を作っていく」という覚悟が必要なのだ。

これからの時代に有利な日本人が持つ美徳は以下の通りだ、・規律ある行動がとれる、・相手の立場に立って考えられる、・感性が豊かでセンスがいい。

日本人の中には「日本人は空気を読んでばかりで主張できない」とか「世界が自分たちを低く見ている」などと自虐的に考えている人がいるが、世界が「主張ばかりしてまとまらない国民性だらけ」という現実の方が実は深刻で、規律ある行動は高く評価されるのだ。


日本人であることに否定的な意見が多く、昔は
「ここが変だよ日本人」
なんて番組もありましたが、世界各国を見れば、公務員の賄賂が当たり前の国だってあるんだから、日本だけが変なんてことないんですよね。
自分たちに誇りをもっていきましょうよ。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 田村耕太郎
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発売日 : 2013-03-23

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