おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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双葉社
発売日 : 2013-09-04
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【出会い】
幕別町札内分館で出会いました。
【本書紹介のねらい】
～本書抜粋より～
本書は、起業したいと思っている人、社長になりたいと思っている人に向けたものです、筆者は元国税調査官です。
～Amazonより～
税金や経営に関する本を多数出している著者の最新刊。
著者が国税調査官時代に出会った成功している社長の多くは、裏金、インサイダー情報、愛人、談合、脱税といった、世間的に「悪」と言われていることと密接に繋がっていたという。
そんな「悪の社長」たちの行動パターンや処世術を分かりやすく紹介。
「情報を金にする方法」「儲かっているのに決算書は赤字のカラクリ」「人の足元は正確に見ろ」など、
社長たちの怪しくも素敵な「悪の裏話」や、普通のビジネス書ではなかなか扱えない本音の情報が満載の一冊。
これから独立を考えているあなたへ。
【響いた抜粋と学び】
著者の大村さんは国税局に10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、ビジネス関連を中心にフリーライターとなります(執筆当時)
冒頭から強烈な言葉が入ります。
成功するためには、いろいろな要素がありますが、まず第一に挙げられるのは「悪」です、ビジネスの啓蒙書などでは、成功した人は非常に人格者で善人だというふうに書かれることが多いです、しかし、それは現実的ではありません、私は成功した人で、まったくの善人という人に会ったことがありません。
誠実さと狡猾さは社長にとって「両輪」といえるものです、筆者は誠実さだけを持っている経営者にお目にかかったことは一度もありません、また「できる社長」は、非常に腰が低いという特徴があります。
「経営の神様」と称される松下幸之助さんも生前は自社製品を安売りしようとしたスーパーに圧力をかけて主婦から不買運動をされたことがあります。また裏話としては、松下幸之助さんで”すら”長年連れ添って、幸之助さんを支えてくれた夫人がいるにも関わらず、愛人がいて、しかも隠し子までいたそうです。
さらにいえば、その子どもは松下電器で働いていたことは公然の秘密だったそうです。
今、現在出ている書籍はかなり松下幸之助さんを美化した内容と言えるかもしれません。
ファストリーディングの柳井さんやワタミの渡邉美樹さんあたりも、今ではブラック企業の代表みたいなことを言われることがありますが、彼らの評価は亡くなった時に改めて評価されるんだろうな、なんて思います。
業界を変えてしまうほどのパワーを持った事業者が出てきて、既存のルールをめちゃくちゃにしてしまうことも、たまにありますが（ダイエーが登場したときなど）、それはごく稀なケースなのです、だから、悪の社長たち（できる社長たち）というのは、業界のしきたりを熟知し、これをうまく利用しています、これを上手に利用できない生真面目な社長たちは、起業して早々につぶされてしまうのです。
サッカーでもバスケットでもスポーツ全般にいえますが、スタープレイヤーほどルールを熟知しており、審判に見えないところでのプレイはえげつないということは聴いたことがあります。
NBAで言えば、殿堂入り選手のジョン・ストックトンが有名です。
ラフプレーで有名な（？）デニス・ロッドマンにして、
「NBAで一番汚い選手」
と称されました。
蚊も殺せないような顔をして、審判の見えないところで強烈なエルボーを喰らわせる。
長く活躍していくには、スポーツも起業も同じですね。
ユダヤ教徒たちは、週に１回は必ず休むのです、休んで、一旦仕事から離れることで、仕事に対する能率を高める作用があるように筆者は思うのです、”悪の社長”の共通する特徴として、ちゃんと休むということとともに、よく遊ぶということがあります。
元ライブドア社長の堀江さんも同じようなことを言ってたような気がしました（サイバーエージェントの藤田さんだったかな？）。忙しい時こそ、遊ぶ。仕事を忘れて遊ぶことで、新しいアイデアが浮かんでくると。
公務員の作る裏金のほとんどは、旅費を使って捻出したものなのです、出張がある会社は幾多ありますが、旅費規程を作っている会社はあまり多くありません。
かのトヨタ自動車も、2013年3月に社外取締役として、元国税庁長官の加藤治彦氏を招き入れましたが、これも究極の税務署対策といえるでしょう、元国税庁長官が取締役となっていれば、国税もそう無茶なことは言ってきません。
もし、税務調査で粉飾決算が見つかったら、調査官はどうすると思いますか？ 実は、黙殺するのです、粉飾決算というのは違法行為ですが、国税調査官の管轄ではありません、粉飾決算を指摘すると、税金還付が生じたりするので、調査官としては、手間ばかりが増えて実りがないということになるのです。
合法的な裏金の作り方を載せています。起業した際にはどうぞ(笑)
脱税と粉飾決算って素人には同じように聞こえますが、内容は180度違います。脱税は黒字になって支払うべき税金を払っていないことで、粉飾決算は赤字なのに、経理上操作して黒字にしている、つまり税金を払っている、ということなんですね。
その他、愛人にお小遣いを渡すワザとして、自分の会社で働かせる、という荒技がでていたり、あなたの参考になるでしょうか？
真面目で努力家の人というのは、とにかく「多く労をかければ報われる」と思い込んでいる人が多く、「報われるためにはどうすればいいか」ということを合理的に冷静に考えようということはなかなかないのです。
人によっては「自分の好きなことがすなわち自分の得意なこととは限らない」ということです、「下手の横好き」という言葉があるように、自分の好きなことなんだけれど、実はあまり得意ではない、ということはけっこうあるものなのです、自分の不得意なことで成功するのはなかなか難しいものです、その辺の見極めは、ビジネスの成功の上では、絶対に必要になるのです、好きだけれど、得意じゃないことならば、勇気をもって諦めるという決断も必要なのです。
なるほどね。裏金や「悪」のことばかりではなくて、結構真面目なことも本書にはあります。
愚直に続けることが大事だけれど、そこには「頭を使う」ことを大切にしたいですね。
【編集後記】
本日、社会福祉士基礎研修Ⅱ二日目です。今日が終わればあとは2月8日で終了です。
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双葉社
発売日 : 2013-09-04
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