おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
発売日 : 2013-10-16
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【出会い】
クロスメディア・パブリッシングの吉田さんから献本していただきました。ありがとうございます。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか?
企業に勤める人たちとベンチャー経営者。彼らと間近で接して来てつくづく思うこと。それは、「起業家」マインドが必要なのは、ベンチャー経営者だけではない。企業で働くにしても、「起業家」のように考え、動くことが必要だ、ということだ。
企業において、どんどん出世して行く人、あるいは、やらされ感なく楽しそうに仕事をしている人は、例外なく「起業家」マインドを持って自律的に働いている。
これまでに私が組織人事コンサルタントや大学教員としての経験の中で出会ってきた、「起業家」マインドを具体的な行動に落とし込んで仕事を進める「企業人」が一体どうやっているのか、若いビジネスマンに伝えたいことを中心に構成したのが、本書だ。
20代後半~30代前半、私のゼミの卒業生に対して手紙を送るという形で筆を進めた。 また、起業家やアントレプレナーといわれる人たちの残した名言からは、学びが多い。それらはそのまま読者へのメッセージとして、各手紙の最後に付した。
あなた自身のキャリアをあなた自身で考えたいあなたへ。
【響いた抜粋と学び】
著者の小杉さんは早稲田大学法学部卒業後、NEC入社。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク、ユニデン株式会社人事総務部長、アップルコンピュータ株式会社人事総務本部長を歴任後独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授を経て、現在、同大学SFC研究所上席所員。合同会社THS経営組織研究所代表社員です(執筆当時)。
ページを開いていくと、僕はふと感じました。そうか、君は課長になったのか。/佐々木常夫
に似ているなぁ、と。佐々木さんの書籍と同じように優しく語りかけてくれる。
内容としては佐々木さんは確か一社にずっと勤め上げてきた人で、課長の心得を教えてくれる一方で、小杉さんはキャリアアップして転職していったわけですからちょうど真逆ですね。
この場合、どちらの働き方が正しいとかそういうことではなくて、あなたにあっているかどうか、というところがポイントです。
佐々木さんも小杉さんもどちらも道筋は違えど、キャリアアップができているのです。どちらも読んであなたが共感できるやり方を参考にするのがいいのかな、と思います。
いて欲しい人には長く会社に留まって活躍してほしいが、いてほしくない人には辞めてもらいたいのだ、日本企業でも、今や5%以内の適正な退職率は好ましいと考えている、企業は、人材が絶えざる自己成長と会社への貢献をコミットする限りにおいて、能力の発揮と成長の機会を提供するのだ。
ここを読んで思ったのは、退職者がいること自体はけっして悪いことではない、ということです。何年も同じメンバーでいるのは、逆に言うと組織として全員が成長しているのか、それともかまったく成長していない、なぁなぁになっている可能性がある、ということですかね。
たとえば、あかりデイサービスでいえば、現場に10人職員がいるのだから、2年間で1人退職者が出るのはむしろ適正状態ということでしょうか?
実際には、プライベートの活動やネットワークが仕事のヒントになったり、直接的に仕事に繋がることさえままある、また、仕事は生活の糧や苦しみの対価ではなく、自己実現や自己成長、世の中への貢献の手段としても機能しているはずだし、そこに楽しみや喜びや遊びの要素だって見つけることはいくらでもできる、だから、ワークとライフをきっちり分離してしまうのではなく、その接点をもち両方を有機的に結びつけて、人生を有意義にしようとする姿勢のほうがずっと人生が充実するではないかと考えるのだけど、君はどう思うだろうか?
佐々木さんは確かワークライフバランスを話していたと思います。小杉さんはワーク・ライフ・インテグレーションです。仕事とプライベートの垣根を作らりません。
どちらが正しいとか間違いということではありません。あなたはどちらを望みますか?
精神論が大好きな人は、だいたい会社も好きです、もっと正確にいえば彼らは会社に行くのが好きであり、会社にいるのが好きです、海外でも会社が好きな人ほど仕事ができないケースがたくさんあるのです、米国のリーダーシップIQという会社の調査によると、米国でも42%の会社では仕事ができる人よりも仕事ができない人の方が会社が好きだそうです。
以前の職場で有給使っているのに、会社に来ている人がいたのを思い出しました。仕事ができない人のほうが職場に来るのは嫌なんじゃないかな、って普通思いますが、なんででしょうかね?
自律的に自分のキャリアを切り開いていこうと思うのであれば、ある程度流れに乗る事はいいが、その人に付いていれば出世できそうだからといって露骨に特定の人にすり寄ったりはせず、できるだけ中立でいるほうが良いと思う、その頼りにしている人が失脚したり、転職していったりした場合に、目も当てられなくなるからだ。
旧来型のサラリーマンのように言われたことをそつなくこなしていくのではなくてあなた自身で考えて働くのであれば、人を頼ることはあっても、頼りすぎない、ということが大事なんですね。
企業に勤める人とベンチャー経営者、彼らと間近で接して来てつくづく思うこと、それは「起業家」マインドが必要なのは、ベンチャー経営者だけではない、企業で働くにしても「起業家」のように考え、働くことが必要だ、ということだ。
上司が与えた課題を解くという働き方は、受験で「与えられた問題文を解く」、ということと非常に似ている、頭の使い方としては非常に受け身だ、これが、いわゆる偏差値の高い秀才たちが必ずしも企業で価値を提供できないということと通ずる、企業において、上司から適切な問題文を与えられない環境では、自らの頭で「問題文を作りだす」ことが求められるのだ、すなわち、Howを知っている人でなく、Whatを考えられる人、価値を生み出す人こそ必要なのだ。
指示されたこと、自分の役割を行っているうちはリーダーシップは発揮されない、役割を超えて組織のために役に立つと思うこと、あるいは自身がやりたいと思ったことに一歩足を踏み出した時、初めてリーダーシップが発揮されるのだ。
佐々木さんの書籍でも同じですが、一社にずっと勤めているから、上司の指示通り動けばいいわけではなくて、やはりあなたの頭で考えて、今何が必要なのかを判断することです。
介護現場で言うと、これは当然なわけで、目の前のお客様が困っているのに、毎回のように上司に指示を仰いでいては、そのお客様だって
「この人は自分で何も判断できないんだな」
と思われてしまいます。
上司の指示通り動くのももちろん必要です。それと同時に、自分で考えて行動することも大事ですね。
【編集後記】
本日はモニタリング訪問1件と認定調査2件あります。明日までに認定調査表3件作成です。夕方から帯広市介護保険審査会出席です。資料読み込まなきゃ。
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