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Channel: 朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ
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柳井正 わがドラッカー流経営論

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 :
日本放送出版協会
発売日 : 2010-01









【出会い】
ブックオフ帯広西5条店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
不況と低成長で「出口が見えない」といわれる今の時代だからこそ、読書の方々が、柳井さんがドラッカーと共に深めた実践の軌跡から、「明日」につながる何かをつかんでいただければ、と願っています。

~Amazonより~
NHK「仕事学のすすめ」から生まれた本。「顧客の創造」「知識労働者」…ユニクロ躍進の原動力、そこにはドラッカーの教えがある。

経営者、中間管理職のあなたへ。これから独立を考えるあなたにもオススメです。

【響いた抜粋と学び】
本書は、NHK「仕事学のすすめ」制作班が編集しています。2009年6月に放送されたものとテキスト、柳井さんへのインタビューを元に、加筆・補筆の上、再構成しました。

「顧客の創造」というと難しく聞こえますが、企業は自分たちが何を売りたいかよりも、お客様が何を求めているのかを一番に優先して考え、付加価値のある商品を提供すべきである、ということを、この言葉は意味しています。

もちろんお客様にとって価格は安いほうがいいに決まっています、でもそれだけでは本当の意味で価値を創造したことにはならない、付加価値を創造するということは、今までになかったものを作るということなんです、だからこそ、百のものが千にもなれば、一万にもなる大きなビジネスチャンスが、そこに生まれてくるんですよ。

結局、商品の開発においては「何を売ろうか」という企業側の発想ではなく「お客様が何を求めているか」を考えることが、一番大切なんですよ。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [単行本] でもおなじみです。
「顧客を創造する」
です。

もちろん、介護においても同じです。私たちがやりたい介護を提供するのではなくて、今集まっているお客様がどんな介護を求めているのか、ということですね。

単純に食事・入浴・排泄の介護をするのではなく、そこに付加価値を提供する、というところです。
たとえば、どういうことでしょうかね。プライバシーに配慮されて、気兼ねなく介護サービスを受けられる、というのもそうなのかな。

店長には、給料をもらって使われているというサラリーマン意識は捨ててもらい、自分の店であるという意識を持ってほしい、そして店長のもとで働く従業員たちも、与えられた仕事をこなすだけではなく、店長の姿を手本にして、自ら考え行動することを学んでいってほしいのです。

同じ目的を共通認識として持っていればこそ、その仕事(演奏)は自己実現につながるし、やりがいも生まれてくるということなんです、また指揮者の演奏家たちに対する姿勢も、ここでは重要になってきます。


柳井さん自身は店長だけでなく、アルバイトについても同じように知識労働者として、自分の頭で考えて働いてほしいと願っているようです。

企業側が理念や目的を打ち出して、そこに向かって一緒に働こう、という姿勢を持つのは大事です。しかし、何から何まで企業側が逐一教えていく、というわけにはいきません。
一歩現場を出れば、お客様がいて、対応するのは従業員一人ひとりなのです。

介護サービスにおいても同じでしょう。

働き始めた時になにをどうしたらよいのか、わからない、これは仕方ないと思います。先輩や上司に聴きながら仕事を覚えていくのです。
覚えていったあとは、自分で考え判断できるようになる、というのが大事でしょう。
※ もちろん、判断に迷うこともあるでしょうから、自分としてはこう考えていますが、どうしたらよいでしょうか? と決断を仰ぐことも大事です。

企業はオーケストラと柳井さんは称しています。

【再掲載】東横インの経営術/西田憲正 でも同じことが書かれていました。

介護サービスにおいても、実績や経験、資格に違いがあるかもしれませんが、介護職、看護職、相談員と三種の連携が必要不可欠です。
その中で、上に立つ人がいるかもしれません。あくまでそれは役職上のもので、連携の時はオーケストラのようにフラットな組織でいたほうがお客様のためかもしれませんね。

【編集後記】
昨日で無事社会福祉士基礎研修Ⅱの講義が終了しました。あとは最終レポートを提出するだけです。本日はお休みを頂いています。ゆっくり体を休めます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 :
日本放送出版協会
発売日 : 2010-01

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