こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
※ 再編集・再更新記事
↓↓↓
【出会い】
帯広図書館の特設コーナーで出会いました。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
あなたにとって、「親が死ぬまでにしたいこと」とは、何ですか?
親が生きているうちに、親子でより良い時間を過ごすには、どうすればいいのだろう。
そんな疑問から、広く「死ぬまでに親と一緒にしたいこと」のエピソードを募りました。
すると、圧倒的に多かったのが「親と一緒にごはんを食べる」というものだったのです。
「幼い頃に親と一緒に食べた懐かしい味を……」「おふくろの手料理を……」といったエピソードが次々に寄せられました。
そんな、親との食にまつわるエピソードを集めたのが、この一冊です。
残された親との時間を、悔いのないものにするために。親子でより良い時間を過ごすために。
まずは、親と一緒にごはんを食べてみてはいかがでしょうか。
~本書抜粋より~
親との食にまつわるエピソードを集めたのが、この一冊です、残された親との時間を、悔いのないものにするために、親子でより良い時間を過ごすために、まずは、親と一緒にごはんを食べてみてはいかがでしょうか。
本書は親が死ぬまでにしたい55のこと (Earth star books) [単行本] をもとに作られました。「親が死ぬまでにしたいこと」その第1位は、“一緒にごはんを食べること”。残された時間を、悔いなく過ごすために、あの日のあの味を、もう一度…。涙が止まらない、35人の「食」をめぐる物語です。
早速、今夜もしくは明日にでも両親に連絡をかけて会いに行ってはいかがでしょうか?
【響いた抜粋と学び】
僕自身は”おふくろの味”がないのです。幼いころは母と祖父母と4人で生活していました。祖母の味……と思っても、好き嫌いが多かった幼少期、僕はほとんど御飯を食べなかった記憶があるので、何が美味しかった、何が好きだった、というのがないのです。
……自分の好物で今食べていないものは何だろう? ちょっと考えてみたときに思い出したのが、鮭フライです。好き嫌いが多かった僕は野菜は全然食べませんでしたし、魚もほとんど食べませんでした。
そして、そのことについて小言は一切言われませんでした。
「そのうち食べられるようになる」
野菜、魚を食べなかった僕は小学校6年生のときちょっとしたきっかけで野菜を食べるようになりました。
当時流行っていた「幽遊白書」という漫画の中で主人公の浦飯幽助が雪村螢子の実家の定食屋で御飯を食べていたシーンなんです。焼肉と野菜を美味しそうに食べている浦飯幽助を見て、
「こうやって食べれば野菜も美味しいのか」
と思って早速夜8時くらいに冷蔵庫を空けてその日に残っていた野菜と肉を食べたのが始まりです。
きっと祖父母や母はなんで急に野菜を食べるようになったかはわからなかったでしょうね。
それから学校給食でも好き嫌いが少なくなりました。
本書のエピソードは35。ひとつひとつの物語は1~3ページ程度で完結します。その多くがあのとき食べた〇〇を親と食べたいけど、今は親もこの世にいない、というもの。
両親が健在な僕たちにとってそれは何を意味するのか?
物語の中では突然のガン告知、交通事故など、人の命がいつまでかなんて本当にわからない、と感じました。
エピソード9の「運動会の太巻き」
父親が早くに亡くなり、母一人息子一人の家庭でのこと。パートを掛け持ちしていてなかなかおふくろの味が食べられない中運動会は絶好のチャンス。幼い頃はそのときの太巻が何よりのごちそうだったのに、小学校6年生……多感な年頃になると、友人宅と比べてしまう……。
「何だよ、これ」
と心ない言葉を浴びせてしまった。仕事を掛け持ちして死にものぐるいで働き、育ててくれた母が作ってくれた太巻を軽蔑してしまいました。母は苦笑いをして
「ごめんね」と一言。
このことを謝罪することができず社会人になり、離れ離れに暮らしていた男性。その母親はそれから数十年経ち、心臓を患って亡くなる……。
あの日のことを直接謝れず、
「おふくろ、こっちこそ本当にごめん……」
とエピソードは締めくくります。僕はこのエピソードが特に印象に残りました。
今はもう親と一緒に食べられないというもの、幼いころ両親と一緒に食べた味、食を通して伝えられる親子の思い、つながり、温かさ……。
読んでいて自然と胸が熱くなるでしょう。
早朝は連絡しづらいでしょうけど、昼もしくは夕方早速親御さんに連絡してみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。
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芸文社
発売日 : 2010-11-30
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【出会い】
帯広図書館の特設コーナーで出会いました。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
あなたにとって、「親が死ぬまでにしたいこと」とは、何ですか?
親が生きているうちに、親子でより良い時間を過ごすには、どうすればいいのだろう。
そんな疑問から、広く「死ぬまでに親と一緒にしたいこと」のエピソードを募りました。
すると、圧倒的に多かったのが「親と一緒にごはんを食べる」というものだったのです。
「幼い頃に親と一緒に食べた懐かしい味を……」「おふくろの手料理を……」といったエピソードが次々に寄せられました。
そんな、親との食にまつわるエピソードを集めたのが、この一冊です。
残された親との時間を、悔いのないものにするために。親子でより良い時間を過ごすために。
まずは、親と一緒にごはんを食べてみてはいかがでしょうか。
~本書抜粋より~
親との食にまつわるエピソードを集めたのが、この一冊です、残された親との時間を、悔いのないものにするために、親子でより良い時間を過ごすために、まずは、親と一緒にごはんを食べてみてはいかがでしょうか。
本書は親が死ぬまでにしたい55のこと (Earth star books) [単行本] をもとに作られました。「親が死ぬまでにしたいこと」その第1位は、“一緒にごはんを食べること”。残された時間を、悔いなく過ごすために、あの日のあの味を、もう一度…。涙が止まらない、35人の「食」をめぐる物語です。
早速、今夜もしくは明日にでも両親に連絡をかけて会いに行ってはいかがでしょうか?
【響いた抜粋と学び】
僕自身は”おふくろの味”がないのです。幼いころは母と祖父母と4人で生活していました。祖母の味……と思っても、好き嫌いが多かった幼少期、僕はほとんど御飯を食べなかった記憶があるので、何が美味しかった、何が好きだった、というのがないのです。
……自分の好物で今食べていないものは何だろう? ちょっと考えてみたときに思い出したのが、鮭フライです。好き嫌いが多かった僕は野菜は全然食べませんでしたし、魚もほとんど食べませんでした。
そして、そのことについて小言は一切言われませんでした。
「そのうち食べられるようになる」
野菜、魚を食べなかった僕は小学校6年生のときちょっとしたきっかけで野菜を食べるようになりました。
当時流行っていた「幽遊白書」という漫画の中で主人公の浦飯幽助が雪村螢子の実家の定食屋で御飯を食べていたシーンなんです。焼肉と野菜を美味しそうに食べている浦飯幽助を見て、
「こうやって食べれば野菜も美味しいのか」
と思って早速夜8時くらいに冷蔵庫を空けてその日に残っていた野菜と肉を食べたのが始まりです。
きっと祖父母や母はなんで急に野菜を食べるようになったかはわからなかったでしょうね。
それから学校給食でも好き嫌いが少なくなりました。
本書のエピソードは35。ひとつひとつの物語は1~3ページ程度で完結します。その多くがあのとき食べた〇〇を親と食べたいけど、今は親もこの世にいない、というもの。
両親が健在な僕たちにとってそれは何を意味するのか?
物語の中では突然のガン告知、交通事故など、人の命がいつまでかなんて本当にわからない、と感じました。
エピソード9の「運動会の太巻き」
父親が早くに亡くなり、母一人息子一人の家庭でのこと。パートを掛け持ちしていてなかなかおふくろの味が食べられない中運動会は絶好のチャンス。幼い頃はそのときの太巻が何よりのごちそうだったのに、小学校6年生……多感な年頃になると、友人宅と比べてしまう……。
「何だよ、これ」
と心ない言葉を浴びせてしまった。仕事を掛け持ちして死にものぐるいで働き、育ててくれた母が作ってくれた太巻を軽蔑してしまいました。母は苦笑いをして
「ごめんね」と一言。
このことを謝罪することができず社会人になり、離れ離れに暮らしていた男性。その母親はそれから数十年経ち、心臓を患って亡くなる……。
あの日のことを直接謝れず、
「おふくろ、こっちこそ本当にごめん……」
とエピソードは締めくくります。僕はこのエピソードが特に印象に残りました。
今はもう親と一緒に食べられないというもの、幼いころ両親と一緒に食べた味、食を通して伝えられる親子の思い、つながり、温かさ……。
読んでいて自然と胸が熱くなるでしょう。
早朝は連絡しづらいでしょうけど、昼もしくは夕方早速親御さんに連絡してみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
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芸文社
発売日 : 2010-11-30
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