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Channel: 朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ
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儲かる農業 -「ど素人集団」の農業革命-/嶋崎 秀樹

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こんにちは。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 嶋崎秀樹
竹書房
発売日 : 2009-07-24









【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
儲かることはいいことだ!営業マンにとってのあたりまえが日本の農業を根本から変えた!農業生産法人トップリバー社長嶋崎秀樹が著すこれからのビジネスチャンスを広げるための必読の一冊。

【響いた抜粋と学び】
著者の嶋崎さんは1982年日本大学を卒業後、北日本食品工業(現ブルボン)に入社。1988年ブルボンを退社し、佐久青果出荷組合に入社(後に社長就任)。2000年農業生産法人『トップリバー』を設立、9年で年商10億円の企業に育て上げる。「農業をマネジメントする」という発想で、儲からないといわれた農業を「儲かるビジネス」として実証し、後進を育てながら、日本の新しい農業のあり方を提言し続けています(執筆当時)。

僕が住んでいる幕別町や十勝全般(帯広市周辺)は農業が盛んなところですから思わず手に取りました。

僕自身も家庭菜園をやってますからね。

【トップリバーの特徴】
1:市場出荷ではなく契約栽培がメイン
2:農地はすべてレンタル
3:生産部門の他に営業部門を持つ
4:ど素人を集めた農業生産法人
5:社員の独立を支援 

生産技術で100点を出しつつ、さらに営業や販売についても力を入れていかなければならないのである、その比率、力のかけ方は、生産に向ける力以上のものが必要だ、生産に100の力を注ぐなら、営業・販売には200の力を注がなければならない。

契約を守るのはビジネスでは当たり前のことだが、農業の世界ではまだほとんどそんな意識を持つ者はいなかった、なにしろ、どれだけ出荷できるかは天候に聞いてくれという世界である、決められた日に決められた数量を出荷するなどということは、農業の世界では非常識なことだったのである。


介護業界も長らく行政措置で行われており、営業はもちろんサービスの質の向上はほとんどされておりませんでした。

農業も同様でJA(農協連)にがっちり守られていたもんですから、農家さんたちは自分のところで商品(野菜等)を作る以外はしてこなかったんですね。

だからこそ、一般のビジネスでは至極当然と言われることがわかっていなかった、ということです。

で、その当たり前をやったらどうなるかというと、嶋崎さんのように実績を作ることができる、ということですかね。
※ もちろん、そこにいくまでの過程は大変だったと思いますが。

トップリバーの野菜のように、すべて土壌消毒をせず、除草剤を使わないだけで価値が上がり、一般には1,000円のところが1,200円で売れる、あるいは欲しがる人が増える。

付加価値をつける、というのも一般ビジネスにおいては当たり前のことなんですね。

介護サービスでこれをやるとしたらちょっと変わりますかね。介護報酬自体は国で決められていますから、介護保険料としては変えられない、じゃあ、どうするか? ということですね。

儲かる組織となるためには、強力なリーダーシップが不可欠だ、りダーがいるからこそ、組織は強くなれる、どんな組織においてもそうだが、ただの寄せ集め集団では機能しない、牽引する者、ビジョンを提示する者がいなければ、組織のエンジンに火は入らないのである。


集落営農のことが書かれていました。近隣の農家が集まり協業の組織を作ります。しかしこれで成功した事例ってほとんどないと書かれていました。

高校野球でも、十勝では地方の高校で1校ではチームを作れないところが数箇所集まって連合チームを作りますが、やっぱり強くないんですね。

なぜか? というと、抜粋どおりです。

リーダーがいないんですね。近隣の農家が集まると集まった農家さんたちって同列ですよね。
会社で言うと平社員が集まった、ということです。

すべて同じ力を持っているのであれば、誰がリーダーになりますか? ってことですね。で、全員で話し合ってもそれぞれに言い分があるわけですから、どうにもならないんですね。

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【編集後記】
昨日は昼間、旭川から自宅に帰宅しました。疲れが残っており、昨日は全然活動できなかったです。本日はゆっくり休んだのでまた一週間張り切っていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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