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ゴーマニズム宣言NEO2 日本のタブー/小林よしのり

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓

小学館
発売日 : 2009-10










【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
アイヌの真実、沖縄集団自決の真実、北方領土について、無関心でいるあなたにオススメです。

【響いた抜粋と学び】
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL/小林よしのり
ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論/小林よしのり
おぼっちゃまくんのイメージが強い……お下劣でPTAから徹底的に嫌われた漫画から一転して歴史認識、天皇の知識を僕たちに漫画でわかりやすく教えてくれます。
現在の歴史の勉強は「日本史」であり「国史」ではありません。戦勝国が僕たちを洗脳するために作られた一面の歴史にしか過ぎないのです。
今回の書籍のタブーとして挙げられていたのは、

1.アイヌの問題
2.沖縄集団自決について
3.北方領土問題

となります。あなたになじみのあるものはありますか?

アイヌ系同士の夫婦は数%しかいないらしく、アイヌ系と「和人」(非アイヌ系)の結婚が90%超だというのだ。

アイヌ教育財政は非常に苦しく、アイヌ学校の教員は一般教員の2/3から3/4程の薄給だった、自動には文房具などを買えない貧しい者が多く、教師がその薄給から自腹を切ることもままあった。

アイヌの修学率が上がるにつれ、分離教育が差別教育と批判されるようになり、アイヌ学校は次第に普通学校と統合され、大正末にはほぼ全廃された、差別の解消と同化の達成は表裏一体だったのである。


アイヌは先住民族という意識は僕たち北海道、帯広の人間は強いんじゃないかと思います。小学校や中学校でも社会の時間にアイヌ文化について勉強していますし、長男、長女ともにアイヌのことを小学校で学んでいました。
英語を話す感覚でアイヌ語もしゃべってましたよ。

僕は仕事柄高齢の方と接することが多いので、アイヌの血をひく方ともお会いすることが多々あります。もちろん、僕たちと同じ言葉を喋り、同じ食事をとったり、と今では何も変わりませんが、やはり昔は虐げられていたようで、学校では和人と同じような教育はされなかったと聴きます。

このように僕の場合はアイヌ系の人とお会いすることがあったため、アイヌを意識することはあります。
今まで出会った人でも顔立ちを思い出して、
「そういえば、あの人はアイヌ系なのかな?」
なんて、思うことがありますよ。
アイヌ系……だから? という感じです。

もう少し年輩の方になると、
「あれはアイヌだわ」
なんて露骨に嫌な顔をする人がいましたね。

僕たちの世代くらいだと学校教育で
「”アイヌの人”と呼ぶように」と徹底されましたし、
アイヌへの差別、部落差別は絶対ダメと徹底的に教え込まれました。

北海道の歴史の区分は「日本史」とは異なる、日本史では、紀元前3~4世紀頃、縄文時代から弥生時代に移行する、しかし寒冷な北海道には稲作が定着せず、ついに弥生時代が来なかった、金属器のみが本州から伝わり、それ以降を北海道史では「続縄文時代」という。

旧石器人・縄文人の子孫に、樺太、千島、そして本州からやってきた人々が混交して形成されたのがアイヌであり、アイヌ文化とそれ以前の擦文文化をはっきりと峻別することはできないのである、古代から北海道は「人溜まり」の地であり、様々な民族が混交する場所だった。


アイヌが先住民族というのに異議申し立てをするのが小林さんです。僕たちが習った歴史では北海道は江戸時代にようやく松前藩ができて、開拓されつつあったように思いましたが、それ以前から北海道には多種多様な交友があったんですね。

赤松隊長は、戦後、「自決命令をした」という濡れ衣を黙って着た、「軍命令に従った」ということにすれば、島民に「遺族援護金」が支給されるからである、全国の空襲の被害者には一円も出ていない、原爆の被害者でさえ、厳しい審査を経て治療が受けられるだけである。

沖縄の集団自決の真実です。自決命令はなく、民間人のために敢えて
「自決命令をした」
と濡れ衣をおったんですね。なるほど。

北方領土は、当時有効だった日ソ中立条約を破って侵攻したソ連が不法に占拠した、島は拉致されたのだ、ソ連は、原爆まで投下されて、満身創痍の日本に宣戦布告、千島列島に上陸したのは日本がポツダム宣言受諾を表明した後の1945年8月18日、北方領土を占拠したのは戦艦ミズーリの調印式の後、9月5日だった。

北方領土については僕もここ2年くらいでようやく事実を知ったわけで、それまで
「4島返還」
と聴いても、
「なんで、いまさら?」
と思っていました。ごめんなさい。

この歴史的な事実を知れば
「4島返還」
は当たり前ですね。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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小学館
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