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その言葉だと何も言っていないのと同じです!/吉岡 友治

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 吉岡友治
日本実業出版社
発売日 : 2014-01-30









【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
この本は「すごく意味がありそうなのに、よく考えるとわからなくなる言葉」について書いた。

~Amazonより~
◇会議や論文で、「中身のない言葉=マジック・ワード」を使っていませんか?

「1人ひとりができることをする」
「悩ましい問題である」
「意識改革をすべき」
「組織一丸となって」
「もっと向き合え」
「断固たる決意で臨む」

一見何かを言っているようだけれど、中身のない言葉で意見がまとめられるケースは少なくありません。
このような思考停止に陥り、論理力の弱体化につながる言葉を「マジック・ワード」と呼んでいます。
著者は、小論文メソッドの第一人者であり、長年にわたって大学受験、ロースクールやMBA志望者などを対象に、文章・論理の指導を行なっています。
何千何万という文章の添削指導をしてきた過程で、「何を書けばいいか?」と困った人たちが共通して使うフレーズがあると言います。
それを使うと、一瞬わかった気がするが、実はかえって文章を混迷させ、内容のレベルを下げる言葉、ステレオタイプの言葉、手垢にまみれた言葉、
それがマジック・ワードの原点になっています。

◇便利な言葉に安住せずに、論理的で説得力のある意見を伝えたい人、必読の1冊

本来なら、さらに突っ込んだ議論をして、具体的な解決策を提示すべきところを、言葉の便利さに安住していると、
説得力がない意見になるだけでなく、聞いているときも無難な意見を鵜呑みにするクセがついてしまいます。
本書では、マジック・ワードを反面教師として、面接、会議、プレゼン、スピーチ、論文、レポート……など「自分の考え」を論理的に伝えるメソッドを解説していきます。
「一生懸命伝えているつもりでも、どこか薄っぺらい」という自覚のある人から、
「あの人の話は、なぜ軽いのか?」と周囲から見られている無自覚で使っている人まで必読の1冊です。

【響いた抜粋と学び】
著者の吉岡さんはVOCABOW小論術校長です。東京大学文学部社会学科卒。シカゴ大学大学院人文学科修了。専攻は演劇と文学理論。
駿台予備学校・代々木ゼミナールで20年にわたり国語・小論文の講師を務めました。
日本語における小論文メソッドを確立し、ロースクールやMBA志望者に論文指導を行なう一方、各地の学校・企業・コンサルタントを対象に、論理的表現の研修を行なっています。
明晰な文章分析メソッドを適用し、社会論や芸術論、マジック・ワード論などの分野で活動しています。
だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書) [新書]』、『いい文章には型がある (PHP新書) [新書]』、『必ずわかる! 「○○(マルマル)主義」事典 (PHP文庫) [文庫]』、『東大入試に学ぶロジカルライティング (ちくま新書) [単行本]』、『大学院・大学編入学社会人入試の小論文―思考のメソッドとまとめ方 [単行本]』など著書多数です。
最近では、インドネシア・バリ島にも仕事場を持ち、東京とバリとを往復するプチ・ノマド的な活動を展開しています。

「もっと議論をすべき」というのは「頑張れ、もっとやれ」というようなもので、はやし立てたり、野次馬になったりするに等しい、もう、議論はすでにはじまっているのだから、大切なのは、そこにどう自分が関わるかだろう、その作業をしないで「もっと議論をしようよ」と言っても脱力するばかりだ。

本書タイトルや目次を読むと、
「お!」
と思ったのですが、
読み始めると
「あれ?」

となりました。

この部分はその中でも
「お!」
の感動をそのままわかりやすくしていたかな。

職場をよくするために
「もっと議論すべき」
というのはもっともらしい言葉に聞こえますが、けっしてそうではない、ということですね。

そうだよな~。今までの職場でも、
「もっと話し合わないといけません」
みたいになることがありましたが、
「話し合って何が変わるの?」
ってことあったもんなぁ。

話し合いではなくて、そこからそれぞれが何をするのか? ってことですよね。

「人の話を聴いていない」は「自分の話を聞いていない」だし、「みんな言っている」は「私が言っている」しか意味しない、自分の主観を客観のように装う手口なのだ見え透いた手口とはいえ、言われたほうの気分は確実に悪くなる。

「クラスのみんなが持っているから欲しい」
という子供の言葉。

「みんな勉強しているよ」
という親の言葉。

統計的データなどはなくて、ただ自分の望みを叶えてほしい、ということ。

これを職場で使ったらどうなるか?

同じです。気分を害させる可能性がありますね。

ただ、ケアマネとして僕はお客様の声を聴いてもらう時にこの
”みんな”を使うことはありませんが、
「モニタリング訪問のときに”そういう声”が聞かれますよ」
と話すことはありますね。

やんわりとね。

「常識」はいつも政治的である。

そんなの「常識だろ」という言葉。

本書事例においては
「?」
な部分が確かにありました。

それは常識? 本当?

動機が善意であるだけでは、必ずしも問題解決にはつながらない、大切なのは、実際に事態をよくするかどうかだ、そのためには、問題を具体的に解決する方法を考えるべきであって、自分の気持ちを基準にすべきではないのである。

見通しなしで「できること」からはじめても、見当違いに終わる確率は高い、できることではなくて、むしろ「結果に結びつく」手段を慎重に選び出すことから、はじめなければならないのだ。

・一人ひとりができることをやる
・できることから始める

一見していい言葉に見えます。聞こえがいいです。

しかし、これが会議で出たら要注意です。

上層部の求めていることと現場の観点は違うかもしれません。

一人ひとりができること? できることから始める?

本当は問題を解決するための行動をしてほしいってこと。結果が出ることを始めること、なんですね。

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