こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
※ 再更新記事です。
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中経出版 発売日 : 2009-04 |
【出会い】
GEO音更店で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
私たち自身が憲法を知り、子どもたちに正しく理解してもらう努力を今すぐに始めなければいけません、本書がそうした憲法教育の一助となれば幸いです。
日本国憲法のことをもっと知ろう。内容だけでなく、その成り立ちまでも知ろう。自衛権のことを考えよう。
【響いた抜粋と学び】
著者の伊藤真さんは1981年、東京大学法学部在学中に司法試験合格。95年に「伊藤塾」を開塾し、司法試験をはじめ法科大学院、公務員試験、司法書士試験等の法律資格試験の受験指導を幅広く行う。高い合格率と短期合格者の輩出者数全国一の実績を誇る。高度かつ親身な講義には定評があり、「受験界のカリスマ」というべき存在。現在は、受験指導のみならず「憲法の伝道師」としても各地で日々講演・執筆活動を精力的に行っています(執筆当時)。
夢をかなえる勉強法 [単行本]
続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書) [新書]
記憶する技術/伊藤真
など、介護支援専門員や社会福祉士の試験に合格した3年前に大変お世話になりました(書籍上で)。他にももちろん影響を与えた著者の方はいますが、伊藤真さんはまぎれもなく僕の試験合格に多大な影響を与えた一人です。
そんな伊藤真さんが出した憲法入門、僕は期待に胸を膨らませて読んでみました。
が……、その期待はちょっと思い通りには鳴らなかったようです。
憲法は、もともと国民に対して向けられたものではなく、国家に対して向けられたものと言えます、それだからこそ、近代以降のどこの国の憲法も、国民の義務を定める規定はきわめて少なく、自由と人権を保障する規定が中心となっているのです。
ここはなるほど、と腑に落ちたところです。憲法については弱者を強者から守るためのもの、という解釈です。だから自由や人権のことが書かれているのです。
個人の尊重の原理は「人間としての尊厳を最大限尊重する」という考えですから、一人ひとりを人間としての価値において対等に扱う、つまり「皆同じである」という考えと、一人ひとりは個性を持った二人といない存在であり「皆違う」という内容をも含むものです。
介護保険法上でも「個人の尊重」は適用されており、ひとりひとりに合った介護を提供できるようにしています。
皆が同じように個別の支援をしてもらえると同時に、その人に合ったひとりひとり別々の内容の支援をしてもらえる、という特性があるんですね。
100人の真犯人を無罪放免としてしまっても、一人の無実の人を有罪としないような手続きこそが適正手続であり、それこそが人権保障なのだ、というのが憲法の態度であると言えます。
なるほど。極論に近いですが、たった一人でも人権が損なわれないようにするのが憲法のあり方なんですね。
個人の尊重という観点からすると、あらゆる戦争は個人の尊厳を踏みにじるものであって、許されるべきものではありません、たとえ国を守るための戦争であっても、個人を守ることには決してつながらないのです。
ここは僕は賛同できないところですね。個人の話に置き換えてみましょうか。もしあなたの目の前に無差別殺人犯がいたとしましょう。あなたを見てなんの理由もなしに襲ってきたとします。そのとき、あなたは平和主義を唱え、相手にやられるままにするでしょうか? きっとあなたは身を守ると思います。身を守るためにはあなたを攻撃する相手に手を出す可能性だってありますよね? これを国家に置き換えて考えたらどうでしょうか?
日本に何の理由もなしに侵略し、目の前にいる住民に手をかけようとする、それに対し、戦争はいけないことだ、と言ってなすがままにするのがなぜ個人の尊厳を踏みにじるものでしょうか?
僕の読み取りが浅かったのかな。
僕には理解できない部分です。日本国憲法を作った時のアメリカ人も自衛権については、憲法作成時に
「自衛権すら認めない」
と文章を入れるかどうか、悩んだそうです。結局は、入れなかった。なぜなら、先ほど僕が挙げたような事例があったときに誰がこの国を守るんでしょうか?
アメリカ?
残念ながらアメリカは日本にあるアメリカ基地が攻撃されたときには相手に交戦しますが、それ以外では日本を守るなんて保証はないはずです。
相手国を侵略してはいけない。それはわかっています。しかし、相手国が無差別に侵略してきたときに自国を守るために相手を攻撃することは
「当たり前」
と僕は思いますよ。
じゃなければ、日本は簡単に滅亡しますよ。
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