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長嶋茂雄 最後の日。 1974.10.14/鷲田康

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 鷲田康
文藝春秋
発売日 : 2014-10-23









【出会い】
帯広図書館で出会いました。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
「我が巨人軍は永久に不滅です」の真実

昭和49年10月14日、長嶋が現役引退した一日を完全再現。引退を決めた瞬間からあのフレーズが生まれた経緯までを本人が明かす。



【響いた抜粋と学び】
著者の鷲田さんは慶應義塾大学卒業後、報知新聞社入社。87、88年に中日担当。91年オフから巨人キャップとして93年の長嶋監督復帰、松井秀喜選手の入団などを取材。およそ10年にわたり読売ジャイアンツ取材に携わりました。2003年に独立。日米を問わず野球の面白さを現場から伝え続け、『Number』ほか雑誌・新聞で活躍しています(執筆当時)。


40年前は僕は生まれていませんので貴重な資料となります。


僕からすると、巨人栄光のV9は話でしか聞きません。
本書を読むと、V9時代はベテランに頼りっぱなしになり、その後にツケがきた、ということがありました。


また川上監督の采配が面白くない、ということがありまして、あ~やっぱり常勝軍団はこうやって批判されるんだな、と思ったんですね。


常勝ライオンズを作り上げた森監督、8年間で4回のリーグ制覇を成し遂げた落合監督。
勝つ野球とは緻密な野球。バント中心で、石橋を叩いて渡る野球。


かといって、バントをしなければ成功率が低くなり、勝率が低くなる傾向。
すると、勝てなくなる。


ファンとしてはどうなんでしょうかね。


「監督が何を気にしていたかというと、ファンなんですよ。選手よりファン。ファンにどう喜んでもらうか、そのためにどういうチームを作って、どうやって戦うか。どういうタレントを集めるか。他の監督とは全然違うプロデューサーなんです、長嶋茂雄っていうのは、それを理解しないと。長嶋監督っていうのは理解できないと思う」(松井秀喜)。


「ファンの皆さんによって私は野球をやれたんだからね。ファンの声援に何とか応えようと、そう思って17年間、いつもグラウンドに立ってきた。ファンあっての長嶋茂雄なんですから。だからまずそういうファンに対する御礼として、何とかいい話をしたいというのがあったね」。


長嶋さんの基本はここなんですね。


選手としては最高の考え方、と言いましょうか。


介護の話でいうと、介護職が長嶋さんだったら、大切にするのはお客様なわけですよ。


最高なんですね。


で、監督というのは施設長だったり、現場のトップだったりするわけです。


そうなると、お客様はもちろん大切なんですが、もっと大切にするのは現場の仲間たち、職員、ということになるんですね。


「ミスターはまだまだ肉体的にはプレーは出来た。だが、ミスターだからこそやめなければいけなかったのだろう。ON時代は終わった。ひたむきに打ち込んだ姿、あの情熱。それを今後は巨人にそそいでほしい。ミスター、本当に長い間、おつかれさんでした――」(王貞治)。


「入団直前((昭和)32年、巨人の観客動員数は138万人だったが、長島入団後はうなぎのぼり、ピークの昨年は倍の277万人に達した。17年間の動員数、しめて”3577万人”――ここにも長島の大記録がある」。


長嶋さんだからこそ引退しなきゃいけなかった、というのが辛いところですね。


並の選手であればまだまだ現役でいいのでしょうけど、あのミスターだからこそ無様な姿は見せられない、ということですね。


「オイ、分かっとるな!」。

これは現役最後の打席での”審判”の言葉です。相手キャッチャーに向けられた言葉です。


ミスターに有終の美を飾らせれよ、ということですね。
つまりはホームラン、ということですかね。


残念ながら、予想通りの球が来なくて併殺打、となりました。


今ならとても許されない判断だったかもしれない、しかし、長嶋の最期の姿を見たいというちびっ子ファンのためならと、大人がそれを許した、そういう時代だったのである。


これも時代なんですね。
先ほどの審判の言葉もそうですが、昭和にはなんていうか大らかなところがあったんですね。


ミスターの最終戦が見たい小学生が球場にやってきました。
すでに満員で当日券はありません。


そこでとった対応は、
ちびっ子を全員球場に入れてあげる、でした。


現代でもそういうことならやってほしいですけどね。


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【編集後記】
本日は今年最初の「NEXT READING」読書会です。ワクワクです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 鷲田康
文藝春秋
発売日 : 2014-10-23


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