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離れて暮らす親のもしもに備える本/窪田剛

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

離れて暮らす親のもしもに備える本

著者 : 窪田剛

クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

発売日 : 2015-12-15

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【出会い】
クロスメディア・パブリッシング から献本していただきました。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
年間10万人の介護離職=年収激減の現実を生き抜く知恵とは?
両親が元気なうちに、するべきことのすべて

親の通院、介護、片付け、保険、葬儀、お墓、相続、遺言
自分の仕事、職場、家族、兄弟、お金

「もしものこと」はいつか必ずすべての人にやってくる。

下流老人に陥ってしまう最大のきっかけといわれるのが、親の介護のために離職を余儀なくされるということです。

一夜明けると親の問題が勃発して、それまで考えていた人生とはまったく過ごし方が異なるものになってしまうということが年間10万人に起こっているのです。
急にキャリアをあきらめなければならない状況は、可能な限り回避したい。

そのような社会状況に対応する介護保険などの制度は拡充されつつあるものの、これらは「申請」しないと適用されないため、知らなかったというだけで無駄な費用を払い、損してる人がゴマンといます。
ですから、制度の全体像を知っておくことが非常に重要になります。

本書では、遠距離・近距離にかかわらず、親と離れて暮らして仕事をし家庭を営んでいる生活を続けていきたい方にとって、知っておくべきいくつもの知恵と制度の利用の仕方を明かしています。

本書のゴールは、「親のもしも」をシュミレーションし、親には少しでも長く自立していてもらい、キャリアを継続していくための環境を整えていくことです。

後半では「介護」や「死」など、もしものことが起こった時のために最低限押さえておくべき対処法などが書かれており、資料編は実務的な資料集としても利用できます。


[主要目次]
CHAPTER0 仕事や家族のことで忙しい人ほど気をつけないといけない
CHAPTER1 親も自分も幸せに暮らしていくために
CHAPTER2 帰省時のチェックポイント
CHAPTER3 突然の「もしも」のことが
起こったときの知恵
CHAPTER4 介護という問題に
対処する知恵
CHAPTER5 必ずやってくる「死」について
最低限おさえておくべきこと
資料編

[資料編:抜粋]
高額療養費制度
育児・介護休業法(抜粋)
介護休業制度上の要介護状態とは
認定調査票の例(概況調査)
予防給付の対象となる介護予防サービス全体像
介護給付の対象となる介護サービスの全体像
介護保険サービスにかかる利用料・介護サービス費の負担上限制度
親が亡くなった時、何日休めるか(忌引)
親族の範囲とは
死後7日以内に届け出るもの
70種類の相続手続きがわかるチェックリスト
相続権の順位と移動
相続税の速算表
相続税の計算の仕方

著者の窪田剛(くぼた・たけし)さんは

書籍編集者としてキャリアをスタートし、ビジネス、実用、社会をテーマに700冊以上の書籍を手掛ける。
現在は、生活情報に関する書籍、Webの執筆を通じて創作活動に携わっている。
自らの25年間の会社員時代の経験と、地域、行政、多くのビジネスマンへの取材を通じて本書を執筆する(執筆当時)。

[監修・協力]
加藤正英(かとう・まさひで) 加藤正英税理士事務所代表
小早川正子(こばやかわ・まさこ) NPO法人ぱれっと代表

【響いた抜粋と学び】
介護業界に従事している僕が読んでみても、

介護保険関連のところは参考になる内容ですね。

遺産相続や葬儀等に関しては数年前にまとめていろんな書籍読みあさったので、本書ではあえて読んでないです。

お金をかけず、リバウンドしないための実家の片づけは、なんといっても親が自ら動くように仕向けることです、子どもが強引に片づけをやった場合、ほぼ100%リバウンドするか、さらに悪い状態に向かいます、最悪、親子関係さえ壊れてしまいます、一気にと望まず、じっくり時間をかけます。

実家は親にとっては生き様そのものです、それを大きく変更してもらうわけですから、一筋縄ではいきません、強硬な反対にあって、かえって強情になり、関係すら悪くしないよう気をつけなければなりません。

マイナス面が改善することを強調するのではなく、プラス面が膨らむことを強調して、じっくりと話し合う覚悟が必要です。


これは、高齢者介護に限らず、ですね。

部屋とか家ってのは精神状態を表します。

部屋がぐっちゃの人ってやっぱり頭の中も整理できてなくてぐっちゃです。

って、自分の部屋や机見て思い出したときは片付けてます。

何が? ってことないんですけど、整理はやっておかないとすぐにぐっちゃになっていきます。

それが精神状態示してますね。

両親の介護もそう。子育てもそう。片付けできてないからってこっちで勝手にやっちゃうともめちゃうんですね。

なので、抜粋のとおりだと思います。

◽︎親の変調を見逃さないためのポイント

(1)冷蔵庫
・期限切れの食品がたくさんないか?
・同じ食材がいくつも入っていないか?
・使いかけの同じ調味料がたくさんないか? 

これ以外にも、

・掃除がされていない
・怪しい健康食品のようなものが大量にある
・明らかに前までの状態と違う
などなど、冷蔵庫は親の異変を表す情報の宝庫です。



この視点は素晴らしいです。介護従事者も太鼓判。

脳卒中や認知症、骨折・転倒などは親の様子や行動を観察して予兆を見つけなければ、事前に予防できる可能性があります、そのためにも、次のようなことに注意してみるとよいでしょう。

・料理の味付けが変わった→塩辛くなった、甘すぎる、前とは全然味が違うなど 
・服装が季節に合っていない→夏なのに厚着をしている、季節感がずれているなど
・性格が変わった気がする→怒りっぽくなった、ちょっとしたことで泣くなど
・睡眠のリズムがおかしい→昼寝ばかりしている、朝起きるのが遅いなど
・同じことを繰り返したりする→すぐに同じ話をまた話したり聞いたりする、同じものをいくつも買い込んでいる節があるなど
・動きたがらない・何かとおっくうがる→人に会いたがらない、物をしまわない、面倒くさがる、財布の中が小銭だらけなど

 

財布の中身あたりは僕は気になっちゃいますね。

小銭入れや小銭入れるスペースは気にしたらいいです。

計算ができなくなってたり、小銭があることを忘れている可能性ありますね。

介護認定で「非該当(自立)」と判定された段階では、いかに要支援・要介護状態に至らないよう、いかに自立した生活を持続させるかに活動が絞られるかと思います、介護予防教室などで運動器機能の向上、口腔機能の向上、低栄養予防、閉じこもり予防、認知症予防、うつ予防に取り組んでいます、また、友人同士で集まり健康づくりをしたい人を対象に運動の紹介や介護予防に関する出前講座も行っています。

実際、このあたりは市町村によっては整備がなされていないのが現実かな。

どうだろ。

市町村というより、それよりもっと小さな括りかな。

地域によってあったり、なかったり。

結局、デイサービス等の介護サービス頼みになるんだよね。

なので、能力的には「非該当」でも行き場所がなくて強引に「要支援1」っていうケースは多いだろうね。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

離れて暮らす親のもしもに備える本

著者 : 窪田剛

クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

発売日 : 2015-12-15

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