こんにちは。岡本大輔です。
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ビジネス・ブレークスルー出版 発売日 : 2016-03-18 |
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【本書紹介のねらい】
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・教育改革が叫ばれて久しい。 「今の世の中には、答えのないことの方が多い。環境問題にしても、人とのつきあい方といったことにしても、答えはない。昔の日本は、知識が答えだった時代があった。たいていのことは欧米に範をとればよかったから、それらの国がどうやってきたかについての知識があればよかったのだ。しかし、今は九割のことに答えがない。しかも答えのある一割のことは、コンピュータがやってしまう。ところが今の学校では、あたかもすべてのことに答えがあるような教え方をしている。こういう時代に対応していくためには、教え方だって変わらなければならない。小学校の授業は、答えのない問題を扱い、今わかっていることや自分の知識から、自分の考えを構築し、それを他の人にわかりやすく表現することを教えていくべきなのだ。 答えのない問題をみんなで話し合う。そのようなとき、コミュニケーションがいかに大切かが分ってくる。コミュニケーションがうまくいって解決に至るときと、うまくいかなくて問題がこじれてしまうときがあることを学ぶ。」
(「新・大前研一レポート 」1993/11/18 講談社)
皆さんは、既に4半世紀前にかかろうとする、今から23年前に語られた大前研一のメッセージをどのように受け止められるでしょうか?
この書籍の元になっている月刊情報誌:大前研一通信では、グローバルな視点で、日本のみならず、世界の政治・経済などの様々な問題を洞察、分析したメッセージを紹介してきました。
書籍の第1章の前半では、日本の教育に対し、<「地球社会に貢献できる人材の育成」、「日本人の思考特性」、「教育制度」、「以前よりものを考えなくなった日本の知の衰退の現状への警鐘」>などの側面から、大前通信で過去の記事を紹介するコーナーである「思い出の論文」でも紹介した1980年代後半からのメッセージのごく一部をあえてご紹介させて頂き、
後半には、現在、世界で起こっている変革を俯瞰し、なぜ日本からイノベーションが生まれなくなってきたのかを洞察、それを打開するには、今後、日本の教育を「教える」から「考える」ものに変革し、武器としての頭脳を磨く必要性を説くなど、2000年代から現在に至るまでの大前研一のメッセージをご紹介しています。
第2章から第4章にかけては、政府がグローバル人材の育成に有効な手段であるという声明を2013年6月に発表し、文科省もその導入校の拡大を推進、この本のテーマでもある「“考える人"の育て方」として、またグローバル人材育成の有力な「解」として、なぜ政府が、国際バカロレア(IB)の教育プログラムを導入・推進する閣議決定に至ったかの経緯も含め、IB教育を導入する事が今後の日本の教育改革に必要なことだと決断し、IB教育で学ぶ学生に対して一早く大学入試の門戸を開放した国立大学や、中・高へのIBプログラムの採用に踏み切った公立の中高一貫校など、文科省を始めとした学校関係者の方々のメッセージをご紹介しています。
~著者紹介~
大前研一さんは、早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院で修士号、
マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。
経営コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニー日本支社長、本社ディレクター、アジア太平洋会長等を歴任。94年退社。
96~97年スタンフォード大学客員教授。97年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院公共政策学部教授に就任。
現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長。オーストラリアのボンド大学の評議員(Trustee)兼教授。
また、起業家育成の第一人者として、2005年4月にビジネス・ブレークスルー大学院大学を設立、学長に就任。
02年9月に中国遼寧省および天津市の経済顧問に、また2010年には重慶の経済顧問に就任。
04年3月、韓国・梨花大学国際大学院名誉教授に就任。
『新・国富論』『平成維新』『新・大前研一レポート』等の著作で一貫して日本の改革を訴え続ける。
『「知の衰退」からいかに脱出するか?』(光文社)、『日本復興計画』(文 藝春秋)、『「一生食べていける力」がつく大前家の子育て』(PHP研究所)、『低欲望社会』『大前語録』(小学館)、『日本の論点2016~17』(プレジデント社)など著書多数。
【気になった抜粋】
IBとは? 札幌で何が起きている?世界的に飛躍しているプログラムが国際バカロレア(IB)である、IBは、1968年にスイスのジュネーブで設立された独自の教育理念に基づく非営利の教育機関。
【響いた抜粋と学び】
大前研一さんの書籍、というか国際バカロレアの広告的な書籍ですね。
昨今ではビジネス書が売れない、出版不況が叫ばれていますが、
ビジネス書を名刺代わりにするという新たな戦略により、
出版者を増やすことで各出版社は乗り切っていきます。
今回の書籍に関しては、
大前さんの自前コンテンツの紹介ということで、
ビジネス書による宣伝、ですね。
子供から大人まで、とにかく”ものを考えない”
ネットが普及し、情報にアクセスすることが簡単になるにつれ、人々の間に”ネット万能感”が広がり、ネット上の情報に”たどり着くだけ”で満足する人が増えてきた。人間は疑問を抱き、それに基づいて「なぜ?」と質問して、初めて考えることができる、それが、人間に与えられた特権であり、人間しか持ちえない知性というものだ。
インターネットが普及し、情報へのアクセスが簡単になった分、
自分の頭で考える、
ということが確かに減った。
これは事実かなと。
ただし、情報をうまく精査している人はインターネットが普及したからといって、
考えることをやめていません。
昔は情報がなかった。
今は情報が飽和している。
この違いですね。
情報がない時代は情報を知っている人が強い。
情報が飽和している時代には使える情報を精査している人が強い。
こういうことです。
介護業界に関して考えると
法改正➡︎新しい加算
という流れがあります。
このときに、
新しい加算の算定要件を調べる、わからないときは聞く
ということで、自事業所に加算を取り入れられるところとできないところに分かれますね。
必要な人材は2タイプに分かれる
一つは、できあがった秩序を誠実に守るタイプ、もう一つは、突き抜けて新しい秩序を描き、特定の分野で世界を征服するような野望を持つタイプである、社会をしっかり支える人間と、秩序を破壊する人間だ。彼らの共通点は学校教育ではなく個人教授を受けていること、目指すべき世界のレベルが「見える化」されていることにある。
どちらが正しいとかどちらが必要ってことではなくて、
その時代、その組織、その目的によって、
どちらも必要ですよ、ってことですね。
せっかく秩序が出来上がってきているのに壊す人ばかりではダメだってことですね。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ビジネス・ブレークスルー出版 発売日 : 2016-03-18 |