おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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幻冬舎
発売日 : 2012-01-28
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【出会い】
幕別町図書館札内分館で出会いました。
先日紹介した最近のベストセラー医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 /近藤 誠 と内容はだいたい同じですね。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。がんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療をすすめられ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとる人が大半だ。現役医師である著者の持論は「死ぬのはがんに限る」。なぜ「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分できめることを提案した、画期的な書。
あなたがあなたらしく生きていくために、あなたらしく死ぬために、上手に医療と付き合う方法を教えます。知られざる医療の現実について教えます。
【響いた抜粋と学び】
著者の中村仁一さんは執筆当時で社会福祉法人に付属する診療所の所長です。本書は2012年1月に出版され増刷されています。そして、同年12月に医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 /近藤 誠 がまたベストセラーになってます。
内容は医者からの医療についての現実であり、例えばインフルエンザ・ワクチンに効用なし、だとか、解熱剤で熱を下げてはいけない、鼻水や咳は薬で止めてはいけない、という王道が書かれています。
本来、医療は、本人の身体の反応する力を利用するものです、したがって、最後の場面において、血圧が下がってきたので上げようと、いくら昇圧剤を使っても、血圧が上昇しなくなる、これは、本人の身体が薬に反応しなくなったためです。
シーズン中、インフルエンザで死んだ人が204人なのに対し、予防接種後に死んだ人が133人もいます、このうち、121人は60歳以上なので、持病(基礎疾患)を悪化させた可能性もあるのではないかと思われます。
よく糖尿病になったのは甘い物を食べすぎたせいなどといわれるように、悪い生活習慣が原因のすべてであるかのような錯覚を与えます、しかし、いくら食べても素質のない人間は、糖尿病にはなりません。むやみに「健診」や「人間ドック」を受けて、病気探しをしてはいけません、医者の餌食になるだけです。
たとえばこのあたりは書籍化された医療関係の書籍には当たり前に書かれています。
大学病院の医者が頂点で、旧国立病院や日赤、済生会、県立、市立などの税立病院と続き、次が民間の大病院、中小病院の医者で、一番下が町医者といわれる開業医です、老人ホームの医者はさらにその下ですから、いわばホームレスレベルなのです。
世間では、家族や知り合いが開業医や小さな病院で診てもらっていて、経過がはかばかしくない時に、「だめ、そんな小さいところにかかっていては。もっと大きなところへ行かなくちゃ」というのがふつうなのですから。
わが国には医者個人の情報がなく、その実力のほどが素人にはわかりません、そこで、病院の序列の上の方の医者が、評価が高いということになるのでしょう。
まずは医療業界のカースト制度についてです。知り合いの看護師にもチラッと聞いたことがありますが、医療業界は資格によって仕事ができるかできないかが決まるため、このようなカースト制度が横行している印象があります。
看護師と看護助手、同じ人間ですが、やはり看護師が上になるようで、さらに言うと休みの希望についても看護師が優先され、その下に介護職が入り、最後は看護助手、と聞いたことがあります。
そういう環境だからなのか、職場内の人間関係がぐちゃぐちゃだと、聴いたことがあります。
さらに、医療業界は所属する組織によって評判が分かれるんですね。そういえば、開業医についても僕たち介護支援専門員はお客様から情報をいただきます。どこの病院出身だから安心だ、なんて話は往々にしてあります。
本来、年寄りは、どこか具合の悪いのが正常なのです、不具合のほとんどは老化がらみですから、医者にかかって薬を飲んだところで、すっかりよくなるわけはありません、ところが、「年のせい」を認めようとせず、「老い」を「病」にすり替えます、「老い」は一方通行で、その先には「死」がありますが、病気なら回復が期待できますから。
健康人でも、食欲がない時に油っぽいものは、なかなか口にできないように思われます、それを無理やり死にかけの病人の口の中に押し込むのは、どうなのでしょう、勝気な人なら吐き出すでしょう、しかし、気が弱い人は、介護職員にピタリと横にはりつかれて、次から次へと口の中に放り込まれるわけですから、仕方なしに飲み込むでしょう、けれども、その結果は、火を見るより明らかです、当然、吐くことになります。
現在では、医療の”虐待”のみならず、「食事介助」「生前湯灌」「吸引」などの介護の”拷問”を受けることなく死ぬことは、至難になっています、今や、誰にも邪魔されず、「飢餓」「脱水症状」という、穏やかで安らかな”自然死”コースを辿れるのは、「孤独死」か「野垂死」しかないというのが現実です。
このあたりは結構過激なことを話しますね。介護職として介護していた自分の行いを否定されていると感じるかもしれません。
食べたくないとき、というのは身体が食べ物を拒絶する理由があるんです小さい子供もそうですが、僕たち大人と違って、もったいないから食べる、というように理屈で食べることは少なくなります。
動物がいい例ですが、ライオンは闇雲に獲物を襲って食べることはありません。必要な分だけ食べます。鹿が2匹いるから、せっかくだか2匹捕まえて食べる、ということはしません。
人間も本来同じです。食べ物を受け付けない時は受け付けない理由があるんです。風邪をひいて熱が上がってきたときは食欲が低下すると思いますが、あれもそうなんですよね。
ここからは自論ですが、きっと、体温が上がって具合悪いときに無理に食べ物を食べてしまっては体温が上昇してますます調子が悪くなることでしょう。だから、食べ物を摂らなくさせているんじゃないか、と思います。
しかし、この理屈を分かっていてもきっと介護現場でそれをやるのは難しいでしょうね。ジレンマでしょうね。
一般に、医者は、医学の勉強をして医師免許を持っています、しかし、特別に人生勉強をしてきたわけではありませんし、人生修行もしていません、また、さしたる人生経験もありません。
これは確かにそのとおりなんですね。医学に通じているから人間として素晴らしいというのは、理想であり、人間力はまた別の話です。
介護支援専門員や社会福祉士についても同じことがいえます。福祉のこと、制度の理解、介護保険について知っているのと、人間力があるのは別次元です。
※ もちろん、対人関係を主とした仕事をしているので人間力を磨く必要があるのはわかりますし、やるのは当然です。
医者や介護職を見ると、どうしても同じ人間ではなく、神を崇める感じで接してくる人が多いのも現実でしょうね。
【編集後記】
本日と明日と仕事が休みです。自分のやりたいことが溜まっているのでやっていきます。
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