こんにちは。岡本大輔です。
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ケイエスエス
発売日 : 1997-12
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【出会い】
自宅の物置を片付けていたところ、ダンボールから出てきました。懐かしい。中学から高校にかけて、何度も何度も聴いていた尾崎豊。ノンフィクションの漫画です。
【本書紹介のねらい】
自分の過去を振り返る。この書評はブログ読者であるあなたのためよりも、僕自身の振り返りになっております。
【響いた抜粋と学び】
中学2年の冬だったと思う。母が尾崎豊の「愛すべきものすべてに」というアルバムを買ってきた。その当時すでに尾崎豊は亡くなっていて、僕は全く知らない。
モノクロの写真。口元を右手でおさえてうつむいている。なぜか、僕はそのジャケットに惹かれていた。
母は看護師として働いていて、シフトによって朝早くの日もあれば、夜遅くから出勤の日もある。僕の思春期は当時流行していた小室哲哉ではなく、尾崎豊だったり、氷室京介(今でもですが)だったり、BOOWYだったり、中島みゆきだったり……。当時クラスメイトで音楽観が合う人はいなかった。
※ 唯一新しめで聴いていたのはDEENだったので……マニアックな感じだったんですね。
「愛すべきものすべてに」……母がいないときにCDプレイヤーに入れてみる。電源を入れる。CDをセットして再生を待つ。キュイーン、CDがまわる。部屋は静寂に包まれる。
一曲目……永遠の名曲「I LOVE YOU」、尾崎豊を知らなくてもこの曲を知っている人は多いでしょう。
静かな空間の中で綺麗な、壊れそうなくらい切ない旋律が流れる。この曲の一番はピアノの伴奏と尾崎豊の純粋無垢な声が聴こえてくる。
「アイラーーービュ♪」
なんだろう、この人は……歌っている、というよりも魂からの叫びをこみ上げさせている、というのか。僕はこの日尾崎豊の虜になった。
特に最後の部分でまたピアノ伴奏と尾崎豊の歌のみになる部分、
「そ~れから~ま~た~ふ~た~りは~」
のところから。シンプルで、綺麗で……。それ以上の言葉が出てこない。
二曲目、「OH MY LITTLE GIRL」……これはドラマの主題歌にもなった曲でシングルが100万枚のセールスを記録している。僕も当時、タイトルくらいは知っていた。
聴いた瞬間、さらに虜になる。
綺麗なんだよね。
※ こればっかりですいません。
この曲もピアノと尾崎豊の歌で一番の途中まで進む。
この曲は歌詞が好きだった。
「二人、黄昏に肩寄せ歩きながらいつまでもいつまでも離れないと誓うんだ」
そして、三曲目「Forget me not」……この曲生誕のエピソードはちょっとだけ漫画にも載っていました。
この曲もピアノ伴奏と尾崎豊の歌がメインで、旋律が綺麗なんだよね。
「愛すべきものすべてに」……最初の三曲でノックアウト。
※ 3曲とも十代のうちに作曲しているんだからすごい。そのうち最初の2曲は16歳くらいで作っているはず。
漫画を読みながらふと思い出した。
この記事を書きながら無性に尾崎豊の曲が聴きたくなってYouTubeを検索する。
やっぱりある。
昔を思い出しながら、彼が亡くなった後に楽曲たちに出会い、自分の青春時代を創り上げた、そんな尾崎豊の物語を改めて読んでみた。
漫画なのでかなり高速で読み進めていく中で一つの言葉が目に留まる。
「自由には責任が伴う。それを教えるのが学校の役目だ」。
これは喫煙で停学し、明けた後、友人が髪を金髪か茶髪にして学校に来て、担任に見つかり、髪を切られたエピソード。
髪型なんて自由だろ!? と叫ぶ尾崎豊に先生はこう話す。
僕が子どもたちに今話すことそのもの。あ~、あんなにガキだった自分がいつの間にか社会人になったんだ、大人になったんだ……、そう実感させる言葉だった。
物語は尾崎豊生誕から新宿ルイードでのデビューライブまで。高校中退し、初のライブを3月15日に決めた。
その理由は当時通っていた青学の卒業式だから。
彼の伝説はここから始まった。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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発売日 : 1997-12
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