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2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓

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著者 :
講談社
発売日 : 2013-04-19








【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
これはアメリカの国家戦略を策定する者、ならびに、アメリカの国家戦略に関心を持つ者が基本的に頭に置いておくべき、近未来(15~20年後)の世界のトレンドが書かれている。

読んでいくうえで留意すべきことは、読む前に全体の構造をしっかりとつかむことだ、まえがき、目次は特にしっかり読む。

本書を誤読して軽薄な知ったかぶり発言しかできない人と、精読して血肉化出来る人では、大きな差がつくだろう。


~Amazonより~
アメリカ大統領も参考にする、最新の未来予測レポート。次代を生き抜く視野・ビジネスのヒントが満載。


20年後の世界のトレンドを予測しています。未来を知ることで今何をするのか、今後何が流行るから今は何が流行るのか、ということを考えることができるでしょう。


【響いた抜粋と学び】
~Amazonより~
「日本はもはや復活しない。
アメリカは2年後、中国も12年後にはピークを過ぎる。
すさまじい大変化が起こるだろう」(立花隆氏)

立花隆氏が「世界の将来を展望する上で非常に役に立つ」(文藝春秋 2013年2月号)と激賞し、翌3月号では読売新聞主筆の渡邉恒雄氏が内容の一部を批判した話題の報告書「グローバル・トレンド2030」の邦訳です。

とにかくまずは、
表紙カバーの下にある、右下の小さいグラフを
クリックしてみてください。
日本の国力(中間層の購買力)は、世界と比較してどんどん小さくなっていきます。

2030年は今とはまったく違う世界になっています。
1995年に国家としてのピークを過ぎた日本の国力は、人口減少・高齢化とともに
衰えていきます。2015年にはアメリカもピークを迎え、「唯一の超大国」の地位から脱落します。経済発展著しい中国も2025年あたりを境に経済が失速、日本と同様高齢化社会を迎えます。
2030年ごろ、経済成長著しい国はインド・ブラジル・イランなどです。

これから「世界一の高齢者大国」「経済が縮小していく」日本は、
国家としてのグランドデザインを大きく代える必要があります。
にもかかわらず、2012年の衆院選で、その点についてきちんと
主張を行い、議論を呼びかけた政党は皆無でした。
それで良いのでしょうか?
この国で生きていく私たちの子供や孫がよりよい暮らしを送ることが
できるためにも、私たちはもっと真剣にこの国の未来について
「この国をどのような形にするのか」について話し合う必要があるのでは
ないでしょうか。

この本は、そんな議論のための「叩き台」になると思います。


発明から米国民の25%が使うようになるまで要した年数の比較:電気46年、電話35年、ラジオ31年、カラーテレビ18年、携帯電話13年、インターネット7年。「個人の力の拡大」という流れは、4つのメガトレンドのなかで一番重要な動きではないかと考えます、なぜなら、2030年の世界を型作るほかの流れを引き起こす「原因=きっかけ」にも「結果」にもなりうるからです。

情報化社会の現代は100年前に比べて確実に技術が進歩しています。庶民にモノが広がるスピードが何倍もの状態になっています。

技術進歩前はテレビにしても、電話にしても、一家に一台でした。社会が成熟する中で一人一台になるわけですね。
携帯電話にしてもパソコンにしても、テレビにしても、車にしても、です。元々一家に一台だったのが、技術革新により一人一台持てる状態になりました。

1500年以前は、アジアの帝国が世界の覇権を握っていました、それから500念を経たいま、アジアは再び世界をリードする存在になります。

今後先進国の経済は低成長を続けます、北米や欧州の中間層の購買力は今後十数年、年率0.6%しか伸びません、一方で、アジア開発銀行の試算によると、アジアの中間層の購買力は2030年まで年率9%で成長を続けます。

中国とインドの穀物生産には特に注意が必要です、共に世界有数の穀物生産国ですが、水不足や都市化の進行などで農業を取り巻く環境が厳しくなっているからです、このまま人口が増え続ければ2030年までに穀物輸入の拡大を考慮する場面も出てくるでしょう。


これからはインドの時代、というのはビジネス書を読む人は知っているかもしれません。別の書籍で読んだ時はインドは今、「巨人の星」のようなスポ根が流行っているようです。日本で言えば昭和50年代のようです。その時代がどんな時代だったのか振り返ることでインドの現在を読み解くことができます。
そうすることで、インドでこれからどんなことが流行るのかが予測できる、というわけです。

日本を含めて先進国が伸び悩むというのはある意味必然なんですね。というのは現代、日本で車はある、パソコン、テレビ、電話……すでに物質的には満たされている状態なんですね。

天然ガスの生産量が増えることで、2030年までに石炭から天然ガスへの切り換えが進みます、これは二酸化炭素の排出量を減らすうえで絶大な効果をもたらします、安くて豊富にある天然ガスの普及により、水力や風力、太陽光などの再生可能エネルギーに対する注目はかすみがちです。

なるほど。僕は天然ガスについては無知なのでよくわかりませんが、これからの時代のエネルギーは天然ガスなんですね。

この10年間、目立った国家紛争はほとんど起きていません、第二次世界大戦以降全世界を巻き込むような戦争も起きていません、世界は50年以上にわたり、ほぼ平和な状態を保ってきたことになります、これほどまでの長期間、和平が維持されるのは歴史上たいへん珍しい現象といえます。

2030年までに米国が「世界の警察官」としての役割を果たせなくなる、もしくは放棄すると、世界秩序は否応なく不安定になります、既存の国際社会の仕組みが機能しなくなれば、新興勢力は新しい仕組みを作り、そのなかでリーダーシップを握ろうと小競り合いを始めるはずです。


1945年終戦から、朝鮮戦争やベトナム戦争、イラク戦争など日本が戦地になっていないだけで、戦争はありましたが、世界規模の戦争は起こっていません。
現代はアメリカが世界の警察となっていますが、これから20年はどうなるかわからない。


今後の世界を大きく左右するのは、「情報技術」「機械化と生産技術」「資源管理技術」「医療技術」の4分野です。

情報技術分野を代表する3つのトレンドは、「データ処理」「ソーシャルネットワーク(人脈・交流サイト)」「スマートシティ」でしょう。

「機械化=オートメーション」の流れのなかで特に注目を集めるのは「ロボット」「運転技術」「3Dプリンター」の3つです。


こちらについては本書に詳しく書かれていました。図になっていたので写真にとっていたのですが……うっかり消してしまったようです。すいません。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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