こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓
【出会い】
帯広図書館のビジネス支援コーナーで表紙が出ていました。この黄色とタイトルの「言い返す」というキーワードに反応し、手が伸びていました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
よりよい人間関係を育てるためには、たとえ言いにくい理由や事情があったとしても、それをきちんと言葉にして伝えることが求められている、そこを省くと、せっかくの出逢いが収穫ゼロで終わることになり、つまらない、痛ッ!はチャンスだ、面白く愉快に生きるために活用しよう。
変に我慢しないで言うことはしっかり言おう、しかも同僚とか後輩に限らず、上司、先輩、取引先などシチュエーション別に考察しています、が……。
あなたには実践する勇気はあるか?
※ 僕にはないなぁ(笑)
【響いた抜粋と学び】
著者の八坂裕子さんは詩人で1967年、詩「ナポレオンと苺」が最優秀賞を受賞しています。以後、詩集、小説、エッセイを次々と出版し、幅広い分野で活躍しています。現在は随筆に加え、会話クラス講師を務めています。
発行所はPHP研究所、イメージとしては松下幸之助さんや稲盛和夫さん、つまり正統派なだけに本書はかなり異質な感じがします。
彼らが直球ストレートならば、本書はサークルチェンジと言えるでしょう。
※ 分かりづらい表現でごめん!
①年齢を訊かれた……(男性上司)「魔女年齢ですと、100歳です」。
これは面白い返しだから、共感します。実際僕もお客様に年齢を聴かれたときや、飲酒・喫煙はしないのか尋ねられたら
「未成年ですから!」
と元気に答えています。で、大体そこに笑いが出てくる、という流れです。
”魔女年齢”という言葉は使いませんが、その他にも
「実は30年前に一度生まれ変わりまして、このような若い姿をしていますが、年齢は120歳を超えているんです」
なんて言うこともあります(もちろんジョークです)。
歴史の話をするときは特にこれは重宝するわけで、
「生まれ変わる前に僕は黒船を見たんですよ。走って見に行ったら隣にいたのが、あの”坂本竜馬”ですよ!」
とまぁ、お客様に付き合ってもらっているわけですね(笑)
単に歴史を喋るとお客様もつまらないと思うので、こんな切り口も、”たまには”いいんです。
「いいわね、最近の子は。私の時なんてね……」と愚痴を聞かされた(女性上司)、「私の理想は、10年後に、いいわね、最近の子は、と言わないことです」、たとえ、上司に睨まれても、そのひと言を口にできたあなたは自分自身を誇りに感じるだろう。
これを言っちゃったらその日から仕事がうまくいかなくなる気がするのはなぜだろう……。
人の悪口に同意を求められた……(女の先輩)、人の素敵な部分を探す、ゲーム感覚でやってみよう、「あの人はぶっきらぼうだけど、ニコッと笑った顔は優しい」「あの人のヘアスタイルはカッコいい」「あの人の声はかわいい」、人にはそれぞれ何かしらの特長や魅力があるものだ、アラ探しと同様、ステキ探しにも時間がかかる、その結果、人の表情やしぐさなどから、いろいろな発見ができたときはうれしい。
人の悪口を言う人には近づかない、というのが鉄則ですね。もし、遭遇してしまったら、この抜粋のように同調せずにいいところ探しに専念するといいでしょう。
「あなた、出世したいんだ、私とは違うもんね」と言われた……(同年代の同僚)、人と人は歯の磨き方も違うし、オレンジのむき方だって違う、周囲の人たちと自分との違いがわかり、違いを満喫できる自分を育てよう、それぞれの人たちが、それぞれの違いを尊重しつつ尊敬の気持ちを分かちあえたら素敵である。
別の書籍では日本人は”違い”を”間違い”と捉えることが多いようです。人との違いは間違い、という認識が強いんですね。でもそれは誤解であって、そもそも人はひとりひとり違うので、その違いをいかに認めあえるかなんですね。
※ でも、それが難しいから昔から日本は人との違いを出さずに同調することで力を発揮したのかもしれないですね。
会社を辞めたいと相談を持ちかけられた……(後輩)、興奮する熱さとクールな涼しさ、その両方の感情をゆたかに育てよう、相談されたら、アドバイスをしないという選択肢もあるのだ。
なるほど。辞める、辞めないをこちらが決めるのではなく、あくまで相談者自身の問題であるし、何もアドバイスせずに話を聴くことに専念する必要がありますね。
上司の人柄などについていろいろ言われた……(取引先)、上司の名誉は、会社の名誉、あなたは黙秘権を使おう。
これ、ありますよね。僕も同僚や上司のことを聴かれることはあります。抜粋のように人柄を聴かれることはなくて、仕事が忙しいかどうかというのはよく聴かれますね。
スタッフは暇はしていませんので黙秘せずに
「忙しくしています」
と答えています。
読み終えた時の印象は正直あまり良くなかったけれど、書評を書いていると共感したり参考にできる部分が多かったなぁ、というのが本書の感想です。
個人的には手に取るまではいかないのかな、と思っています。
気になる方はどうぞ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。
昼の紹介はこちらです。
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PHP研究所
発売日 : 2011-03
|
【出会い】
帯広図書館のビジネス支援コーナーで表紙が出ていました。この黄色とタイトルの「言い返す」というキーワードに反応し、手が伸びていました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
よりよい人間関係を育てるためには、たとえ言いにくい理由や事情があったとしても、それをきちんと言葉にして伝えることが求められている、そこを省くと、せっかくの出逢いが収穫ゼロで終わることになり、つまらない、痛ッ!はチャンスだ、面白く愉快に生きるために活用しよう。
変に我慢しないで言うことはしっかり言おう、しかも同僚とか後輩に限らず、上司、先輩、取引先などシチュエーション別に考察しています、が……。
あなたには実践する勇気はあるか?
※ 僕にはないなぁ(笑)
【響いた抜粋と学び】
著者の八坂裕子さんは詩人で1967年、詩「ナポレオンと苺」が最優秀賞を受賞しています。以後、詩集、小説、エッセイを次々と出版し、幅広い分野で活躍しています。現在は随筆に加え、会話クラス講師を務めています。
発行所はPHP研究所、イメージとしては松下幸之助さんや稲盛和夫さん、つまり正統派なだけに本書はかなり異質な感じがします。
彼らが直球ストレートならば、本書はサークルチェンジと言えるでしょう。
※ 分かりづらい表現でごめん!
①年齢を訊かれた……(男性上司)「魔女年齢ですと、100歳です」。
これは面白い返しだから、共感します。実際僕もお客様に年齢を聴かれたときや、飲酒・喫煙はしないのか尋ねられたら
「未成年ですから!」
と元気に答えています。で、大体そこに笑いが出てくる、という流れです。
”魔女年齢”という言葉は使いませんが、その他にも
「実は30年前に一度生まれ変わりまして、このような若い姿をしていますが、年齢は120歳を超えているんです」
なんて言うこともあります(もちろんジョークです)。
歴史の話をするときは特にこれは重宝するわけで、
「生まれ変わる前に僕は黒船を見たんですよ。走って見に行ったら隣にいたのが、あの”坂本竜馬”ですよ!」
とまぁ、お客様に付き合ってもらっているわけですね(笑)
単に歴史を喋るとお客様もつまらないと思うので、こんな切り口も、”たまには”いいんです。
「いいわね、最近の子は。私の時なんてね……」と愚痴を聞かされた(女性上司)、「私の理想は、10年後に、いいわね、最近の子は、と言わないことです」、たとえ、上司に睨まれても、そのひと言を口にできたあなたは自分自身を誇りに感じるだろう。
これを言っちゃったらその日から仕事がうまくいかなくなる気がするのはなぜだろう……。
人の悪口に同意を求められた……(女の先輩)、人の素敵な部分を探す、ゲーム感覚でやってみよう、「あの人はぶっきらぼうだけど、ニコッと笑った顔は優しい」「あの人のヘアスタイルはカッコいい」「あの人の声はかわいい」、人にはそれぞれ何かしらの特長や魅力があるものだ、アラ探しと同様、ステキ探しにも時間がかかる、その結果、人の表情やしぐさなどから、いろいろな発見ができたときはうれしい。
人の悪口を言う人には近づかない、というのが鉄則ですね。もし、遭遇してしまったら、この抜粋のように同調せずにいいところ探しに専念するといいでしょう。
「あなた、出世したいんだ、私とは違うもんね」と言われた……(同年代の同僚)、人と人は歯の磨き方も違うし、オレンジのむき方だって違う、周囲の人たちと自分との違いがわかり、違いを満喫できる自分を育てよう、それぞれの人たちが、それぞれの違いを尊重しつつ尊敬の気持ちを分かちあえたら素敵である。
別の書籍では日本人は”違い”を”間違い”と捉えることが多いようです。人との違いは間違い、という認識が強いんですね。でもそれは誤解であって、そもそも人はひとりひとり違うので、その違いをいかに認めあえるかなんですね。
※ でも、それが難しいから昔から日本は人との違いを出さずに同調することで力を発揮したのかもしれないですね。
会社を辞めたいと相談を持ちかけられた……(後輩)、興奮する熱さとクールな涼しさ、その両方の感情をゆたかに育てよう、相談されたら、アドバイスをしないという選択肢もあるのだ。
なるほど。辞める、辞めないをこちらが決めるのではなく、あくまで相談者自身の問題であるし、何もアドバイスせずに話を聴くことに専念する必要がありますね。
上司の人柄などについていろいろ言われた……(取引先)、上司の名誉は、会社の名誉、あなたは黙秘権を使おう。
これ、ありますよね。僕も同僚や上司のことを聴かれることはあります。抜粋のように人柄を聴かれることはなくて、仕事が忙しいかどうかというのはよく聴かれますね。
スタッフは暇はしていませんので黙秘せずに
「忙しくしています」
と答えています。
読み終えた時の印象は正直あまり良くなかったけれど、書評を書いていると共感したり参考にできる部分が多かったなぁ、というのが本書の感想です。
個人的には手に取るまではいかないのかな、と思っています。
気になる方はどうぞ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
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PHP研究所
発売日 : 2011-03
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