おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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サンマーク出版
発売日 : 2009-10-21
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【出会い】
帯広図書館で一度借りて読むのを断念しましたが、TSUTAYA音更店で購入し、読み終えました。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
僕は、岸田海。猫じるし出版、広告営業部所属の27歳。ある日突然、新雑誌の創刊準備室への異動を命ぜられる。屋上に建てられたプレハブ小屋に集められたのは、性格も考え方もバラバラ、「わけあり」な9人。庶務課のオバサン、和田トモコ。広告営業部のスポーツウーマン、湯川ユウ。元書籍営業部の弓島ヒカル。アラフォー、巨体の山崎花子。バツイチ子持ちの美人編集者、古堂薫。元売れないミュージシャンの北村エリカ。史料編纂室出身の変人、野本ゆかり。エリート編集者、竹下ダイゴ。そして、僕。売り上げを立てなければ、創刊準備室は解散。僕らは、新雑誌創刊に向けて、走り出せるのだろうか―? 著者初の「自己啓発」小説。
小説を楽しみながら、ビジネスのことを勉強できる貴重な一冊です。本田直之さんのことがまるわかりになる一冊でもあります。
【響いた抜粋と学び】
著者の本田直之さんはレバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジ・マネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、米国Global Vision Technology社取締 役を兼務。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごします。経営者仲間と、トライアスロンチーム「Team Alapa」を立ち上げ、活動中です。
著書は累計125万部を超えなまけもののあなたがうまくいく57の法則 [単行本(ソフトカバー)] レバレッジ・リーディング [単行本(ソフトカバー)] などがあります。
サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA) 明治大学商学部産業経営学科卒で、(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー 世界遺産アカデミー正会員です。
今回の小説ではトライアスロンや走ること、ハワイと日本を行き来する働き方など本田直之さんの生き方が垣間見れます。
図書館で借りたときは小説をなめるように読むことができず、速読モードになってしまって、内容がよく理解できず最初の方で読むのをやめてしまいました。
しかし、改めて本書を購入し、読み始めると……面白い!!
サンマーク出版ですので、やっぱり読みやすいです。本書は特別ラブロマンスがなくて、漫画で言うとあだち充のタッチを思い出す「青春」です。大人の青春です。
甘酸っぱさは少ないけれど、その分爽やかさはあります。ファンタみたいにスカっとする感じかな。
「外部要因思考といってね。うまくいかない原因を外に求めている限り、何も支えられませんよ。わたしは、そういう考えの人を、理解したいとは思いません。『天気が悪いから出かけられない』と文句を言うより、傘をさそう、車に乗ろう、いっそ雨に濡れてみよう。なんでもいいから自分で変えられる部分を変えて、『とにかくやれることを実行する』のが、わたしの流儀です」。
「ポジティブ・シンキングっていいと思うけど、昔から、それだけじゃ足りないって思っちゃうタチなんです。行動しないと意味がない―ポジティブ・アクションにしなくちゃって」。
小説の登場人物に自分を照らし合わせて、それぞれの登場人物の言葉を受けてみるといいかもしれません。一つ目の抜粋は28歳までの僕をそのまま言っているなぁ、と反省です。自分が悪い、自分が成長すればいい、こんな簡単なことを認められないうちは何もできません。
二つ目の言葉は
「お!」
と歓声が出てきます。ポジティブ・シンキングには行動が伴っているかいないか、ここが重要ですね。どんなに素晴らしいことでも、想っているだけでは始まりません。
今でもそのCMがあるかわかりませんが、お年寄りや身体の不自由な方、妊婦さんなど、電車で席を譲ろうと思っていても、実際に行動しなければ、その想いは反映されません。どんなに心優しいことを想っていても、行動しなければ形に現れないのです。つまり、周りで見ている人には、
困っている人がいても席を譲らない人
と映るのです。
「みんな、一日のうちでいちばんたくさん時間を使ってるのが仕事なのに。、愚痴とか文句ばっかり言うじゃない。海も前は、そんなとこがあったよ。でも今は違う。すごく楽しそうに、会社のことを話してる。わたしね、好きな人が何かに一生懸命になってるとこを見ると、とってもうれしい」。
これは読書を始めてから分かった価値観です。敗戦後の日本では、仕事を生きがいにすることをことごとく否定されていましたが、そもそも一日の1/3は仕事に費やすわけです。その時間を有意義にできるのか、つまらない想いをするのか、どちらがいいでしょうか?
これは考えるまでもないですね。
「中国ではブタについて、こんなことわざがあるらしいんです。『日本人は一人だとブタだが、三人集まれば龍となる。中国人は一人なら竜だが、三人集まるとただのブタ』」。
これはなかなか面白いたとえですね。日本人は和を以て貴しとなす、と言いますし、昔から
「三人寄れば文殊の知恵」
という言葉があるように、集まったほうが力を発揮できるわけですね。
中国人は逆に狼的な存在なんでしょうか? 群れをなすより、孤独のほうが力を発揮できるのか、単にチームワークがないのか、そのあたりはわかりません。
「成功はすべて自分の手柄、失敗はすべて自分の責任、それにくらべて、僕はどうなんだろう―」。
サラリーマンは組織のひとつの歯車になります。ということはそこで失敗をしたとしても、始末書くらいは書くかもしれませんが、本当の責任は経営者がとることになります。失敗の真の責任をとることができないのです。
これは介護施設においても同様でしょうね。
【編集後記】
本日は担当者会議1件、認定調査2件、認定調査員現任研修と充実した一日です。喜んで働きます。
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発売日 : 2009-10-21
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