こんにちは。岡本大輔です。
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海竜社
発売日 : 2011-12
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【出会い】
帯広図書館の医療コーナーで出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
心をときめかせ、思わず笑い声が出る楽しい遊びを仲間と一緒にやること、創作、工夫、応用が伴う、前頭前野を活用させるものが最高です。
治療は何によらず大事です、しかしまず、予防ありきではないでしょうか、この本には「ボケない生き方のヒント」を満載しました、読んで納得していただくだけでなく、まず、実践してほしいと願っています。
認知症の専門医が教えるボケない生き方のヒントです。これは著者自身が行なってきたことを書いています。あなたの生活をより活性化させるためのヒントです。
【響いた抜粋と学び】
著者の金子さんは長崎大学医学部大学院修了後、東アフリカ・ケニアで2年間、医療支援活動に参加。その後、アメリカ・ワシントン特別区・ジョージタウン大学医学部脳神経外科にレジデントとして勤務。73年、浜松医療センター開院と同時に脳神経外科部長に就任。副院長を経て退任。現在、浜松早期認知症研究所代表、金子クリニック院長。日本早期認知症学会理事長を10年務め、今は顧問です(執筆当時)。
(花を愛することの良いこととは?)……四季の花々との出会いにはいつも感動がある。
高齢者介護の現場で働いているので、年配の方が、花好きなのはわかります。日本は四季がはっきりしているので、それぞれの四季で色々な花が楽しめますね。認知症の深い方も桜が咲いているのを見て春だと感じたり、紅葉しているのを見て秋が来たというのは認識できることがあります。
(ボケる人、ボケない人の生活習慣とは?)……仕事を引退して、何の楽しみも持たず、友達づきあいも滅多にせず、出不精で、家の中でゴロゴロ過ごす人、仕事のほかに、何か、心がときめくような生き甲斐を持って生きてきたかどうかどうかです、何歳であろうと、「もう特にやりたいことはないし、どこにも生きたいところもない」という気持ちになったら、人生の侘しい夕暮れ時に近づいたことになるでしょう。
これは高齢者介護の現場ではよく言われることです。生活習慣病と似た部分があって、ボケてしまう人の中には若いときから出不精で家でごろごろしている場合もあります。
また、次の抜粋でも紹介しますが、脳の萎縮する部分によっては意欲が慢性的に低下してしまい、実際にやる能力があってもやる意欲がわかなくてできない、ということがあるようです。
なので、出来る時は意識して意欲をわかせることも大事なんですね。
(人らしく生きるには意欲が最も大事とは?)……ボケないためには、いつまでも「意欲、好奇心、感動」を衰えさえないように、前頭前野を活発に使い続けることです。「脳卒中がどこに起こるかは運のようなもの。それで左脳が壊されて、失語症や失計算が起こったとしても、たいしたことはないが、右脳後半部が壊されたら、感性が破壊され『人間』ではなくなる」。
「意欲欠如、饒舌症候群」という論文が発表されているようです。萎縮する部分によっては意欲がわかなくなり、相手のことを思いやれなく、突拍子もないことを言ってしまうようになります。
そうなると、一緒にいる家族は振り回されてしまい、介護が苦しくなります。本書の事例では結局、施設入所となtってしまった、とありました。
”人間”という言葉は人の間、と書きます。一人ではありません。ヒト科のヒトと人間はまた別なのです。人らしく、人間らしく生きる、ということは自分以外の人がいて、その人と共に生きることを意味しているのでしょうね。
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海竜社
発売日 : 2011-12
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