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Channel: 朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ
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手ばなす技術/伊藤守

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こんばんは。岡本大輔です。
夜の再紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 伊藤守
講談社
発売日 : 2009-09-26









【出会い】

”手ばなす”……断・捨・離がちょっとしたブームになっていたのを思い出し、気になったので帯広図書館で借りました。
※ この記事は2012年7月9日に公開した記事の再編集です。

前回の記事はこちらです。
↓↓↓
手ばなす技術/伊藤守

【本書紹介のねらい】
世界中の人が必要かどうかより、あなたが必要としているのか? ”あなた”はどう考えるのか? 周りの意見に流されやすいあなたへ。

【気になったポイント】
世界中の人が必要とするかどうかではなく、自分にとって必要かどうかを考える。

未完了をそのままにしていると未完了になっているものやことに注意を奪われ、そのためにエネルギーを失う。

この世にたった一人、自分しか存在しなかったら、人は不機嫌になったりするのでしょうか?

世界中の人が「自分は正しい」、そう思っているのだということを忘れないでください。

つまらない話をおもしろく聞く能力にとぼしく、また相手にもっとおもしろく話させる能力がないだけのこと。

答えを共有するのではなく、問いを共有する。人はやるから、やる気になる。


【響いたポイントと学び】

私たちは明らかに、周りを意識して、不機嫌になるもの。



この世にたった一人、自分しか存在しなかったら、人は不機嫌になったりするのでしょうか?

他者との関わりに煩いを感じる現代ではご近所づきあいや町内会の集まり、PTAの集まりなど活動を最小限にしようとする方が戦前・戦後すぐに比べると増えたと思います。


それだけ、物質的に満たされた時代であり、助け合いがなくても生きていける時代になった……ある意味で豊かな国となりました。

しかし、本当の豊かさは何なのか? 人と関わる上で、価値観の違い考え方の違いで不快な思いをすることはあります。



その一方で僕たちは人といるからこそ得られる触れ合う喜び、協力して力を発揮する喜び、共に感動する喜びなど、人と一緒にいるからこそ得られるものを忘れていたのではないでしょうか?


僕の母の世代くらいから
ご近所づきあいが少なくなった印象があります。

日本が経済成長していたときはお金を稼いでいれば自分たちで自分たちのことを何とかできたのです。


しかし、今はどうでしょう? これからどうでしょう?



自分のことは自分でやる。悪いことではありません。

しかし、介護現場を見てきて感じるのです。



年を重ねていくと自分のことが自分でできなくなるのです。


そんなとき、

自分のことは自分でやる。

こればっかりだと本人も周りも苦痛になると僕は思っています。


決して手ばなさないもの……「自分が存在することのすばらしさ」、それにまつわる理由は手ばなす。



「いいね!」、理由はない。

あなたが存在するそれが素晴らしい。

理由はない。



理由は必要ではない。いることが素晴らしい。目の前にいるお客様の存在を認めよう。


介護支援専門員の仕事では根拠は何か? と問う場面がある。



介護保険法のどの部分が根拠になるのか?

根拠を追求することは大切です。

ただ、抜粋のように人と人との関わりにおいては理由も根拠もなく、いいものはいい! それもいい。追求するばかりではなく全身で「いいね!」を感じることも必要だと感じました。




ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
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著者 : 伊藤守
講談社
発売日 : 2009-09-26


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