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成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語/神田 昌典

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 神田昌典
講談社
発売日 : 2004-01-27









【出会い】
以前、帯広図書館で借りようとして、返却されていなくて道立図書館から取り寄せて借りました。先日ブックオフ帯広西5条店で出会いました。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
5年分の起業ノウハウが3時間で学ベる物語ちまたの成功法則本には一番大切なことが書かれていない。仕事と家庭、成功と失敗には不思議な因果関係があったのだ。カリスマコンサルタント、初の経営小説。

経営者のあなたに特におすすめです。あなたの人生のすべてが説明されます。



【気になった抜粋】
「『どのようになれば満足されますでしょうか?』と聞けば、相手は満足できる状況を具体的にイメージしだす、それに対して、『どのようにいたしますと、ご納得いただけるでしょうか?』というのは会社が非を認めたことを前提に、相手から譲歩を引き出そうとしているかのように聞こえるからなんだ。ここまで丁寧に対応すれば、自分を大切に扱ってもらいたいとのクレームには、うまく対応できると思うよ」。

【響いた抜粋と学び】
著者の神田さんは上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)。外務省経済局、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。現在、企業家教育、心理カウンセリング、加速教育等の分野にて複数の会社を経営。ホームページでは執筆レポート、講演録等、他では得られない貴重な情報を無料公開中です(執筆当時)


非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣 [単行本
]
あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ [単行本]

このあたりの書籍があまりに有名な神田さんです。今ベストセラーを出している著者さんの多くは神田さんの影響が強いんじゃないか? と思われている現代のカリスマですね。

神田さんの人生経験と他の方から聞いた話を混ぜ合わせて限りなくリアルに近いフィクションです。

「タク、仕事のために、家庭があるんじゃないんだぞ。家庭が幸せになるために、仕事があるんだ。履き違えるんじゃない」。

あなたが思う以上に、ビジネスと家庭とは密接に関連している、ビジネスが成長することで生じる歪みが、家庭にまで及ぶ、そして、それはあなた自身ではなく、あなたのもっとも大事なもの―妻や子供の生命まで侵食していく危険性もあるのだ。

「人間が集まると感情の場をつくる。それは家庭でも職場でも同じ。ポジティブになるグループがあると、その動きとバランスをとるようにネガティブなグループがでkりう。まるでエレベーターが上がるとき、錘が下がってバランスをとるようなものだ。タクがプラス思考で前向きになりすぎると、そのスピードの出しすぎを抑えるかのように、マイナス思考になる人間が出てくる」。

「経営者には、しっかりとした家族観や哲学が必要になるんだ。問題は、自分の社会に対する影響力の大きさを知ったうえで経営している経営者が、どのぐらいいるかだよな」。


個人的に思う本書最大のポイントはこの仕事と家庭がイコールになっていること、だと思います。多くの人は仕事は仕事、家庭は家庭と別離して考えていると思います。

しかし、現実は密接に関わりがあるのです。仕事がうまくいくと、仕事にのめりこむ、すると家庭の時間が少なくなり夫婦間がギクシャクする。そこに子どもがいると、子どもに病気が出たり、学校などで何か問題を起こすようになる。

これらはすべてパターン化されているものだと知ったとしたら、あなたはどれだけ人生が楽になるでしょうか?

3つめの抜粋にあるように、人が集まると感情の場ができます。

本田健さんの
ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇 [単行本] 、を参考にしながら、本書を確認するとより学びが深まります。

あなたの職場の人間関係がなぜ今の状況になっているのかが説明付くんですね。本書を読み込んでいると、職場の状況がわかりますし、あなたが今どのような行動をする必要があるのかが見えてくるのです。
※ こればっかりは抜粋での説明ではなく一度本書を手に取っていただくことをおすすめします。

つねに緊張感を強いられ恐怖が支配するような環境下では、脳波がベータ波になってしまう、すると大量の人間に同じ行動を取らせるという観点からは効果的だが、個々人は学習能力が低くなり、創造性が発揮しにくくなる、人間は安全な、リラックスできる環境の下では、脳波がアルファー波になる、学習が効率的になり、創造力が増すんだ。

「母親の愛という土台の上に父親の規律をもってこないと、チームづくりのためのしっかりとした基礎ができない」。


今、管理職をしているあなたに耳寄りな情報です。高度経済成長のときは、顧客が求めているものが目に見えていました。なので、上司が
「さぁ、やれ!」
の一言でどんどん部下が動き、実際に成果が出たのです。だから、軍隊のような上下関係でも会社が成り立ったわけです。
現代は、というと、個々人でニーズが違いますし、日本人の生活はあらかた欲しいものは得尽くした感があります。だから今まであったものをすすめるだけでは顧客は満足しないんですね。

だとすると、今までの働かせ方のように上司の命令だけで動く部下は頭を使えないので、成果が出ないわけです。なので、部下一人ひとりが
起業家のように企業で働く/小杉 俊哉 のなかにあったように、「起業家」のように働く必要があるわけです。

組織を作っていく上では上司はどうしてもルール作りを先行してしまいがちです。しかし、大事なのは抜粋にあるように土台の”母親の愛”なのです。

つまりは部下を認めることです。
世界的ベストセラー
人を動かす 新装版 [単行本] には「自己の重要感」が繰り返し述べられています。

人は誰かに認められたいのです。

名前を呼んでほしい。ニッコリ笑顔を見せてほしい。「頑張っているね」と声をかけてほしい。

難しいことはありません。あなたが、部下の存在を認めることなんですね。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 神田昌典
講談社
発売日 : 2004-01-27

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