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100円のコーラを1000円で売る方法 3/永井 孝尚

おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 永井孝尚
中経出版
発売日 : 2013-06-08








【出会い】
ブックオフ帯広西5条店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
イノベーションとリスクに挑戦しろ。国内大手ライバル・バリューマックス社との市場競争を生き抜いた宮前久美と駒沢商会だったが、ついにグローバル企業の黒船が襲い掛かる。しかも、そのトップはかつての仲間であり師匠の与田誠だった―。彼女はグローバル競争のハリケーンが吹き荒れる日本企業で「新たな成長となるイノベーション」を起こすことができるか?シリーズ完結!現状維持は破滅。新たな顧客と市場を創り出せ!イノベーションからM&A、グローバル競争戦略まで1冊でつかめる!

業界のイノベーションを起こしたい! と思うあなたへ。

【響いた抜粋と学び】
著者の永井さんは日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア事業部SWGイネーブルメント部長。1984年に慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。1991年よりIBM大和研究所の商品プランナーとしてグループウェア製品を企画し立ち上げるもバブル崩壊で大苦戦。マーケティングプロモーションの傍ら、セールスとして全国を飛び回り、3年間で多くの大規模プロジェクトを獲得します。1996年にはグループウェア製品開発チームのマネージャーとしてお客様をサポート。現在はスキル開発責任者として人材育成を担当。2013年からは多摩大学大学院・客員教授に就任しました(執筆当時)。

コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法/永井 孝尚 阿部 花次郎
100円のコーラを1000円で売る方法2/永井孝尚

このシリーズの3作目です。成長した宮前さんの前に現れたのはかつての上司であり師匠である与田さんです。

彼が停滞・安定していた会計ソフト業界にイノベーションを起こす! 

昨日、長女の受診の待ち時間に開き始め、あれよあれよ、と物語は進み、出勤、昼休憩時に続きが気になり、一気にページをめくりました。

あ~飲み干したぁ~って感じです。面白い。今回の物語もサクサク進む中で、イノベーションについて、過去の事例が盛り込まれていてわかりやすいんです。

いくら無料でも、価値が提供できなければお客様は使わない。

昔は”ヒト・モノ・カネ”が経営資源だった。情報社会になってこれに”情報”が加わった。さらにネット社会になって”時間”が五つ目の貴重な経営資源になっています。


抜粋については、イノベーションについてではありませんが、気になるところでした。僕のメルマガについても無料ですが、送る相手にとって、読む価値のないものであれば、無料でも登録してもらえません。

いかに付加価値をつけられるかですね。

介護業界、たとえばデイサービスでももちろん、この考えは同じなんですね。

最近のデイサービスでは規定の割合を超えた介護福祉士が配置されていることで、普通のデイよりも介護報酬を多く算定できる事業所体制加算Ⅰというものがあります。

また、勤務年数が3年超えたスタッフが全体の3割以上ですと、事業所体制加算Ⅱを算定できます。

その他、個別機能訓練Ⅰや個別機能訓練Ⅱといった加算をあえて、算定しない施設があるそうです。

質の高いサービスを提供はしても、算定しないことで、「高品質をより低価格で」を実現しています。

しかし、それも結局コモディティ化するのです。結局値段を安くしているだけです。
そして、介護保険の場合は保険事業ですので、料金が基本的に決まっています。価格を自由設定できません。

ということは、いかにあなたのデイサービスでしか体験できないサービスを提供できるか? 付加価値を提供できるかが鍵となるのです。

あなたのデイサービスを利用することで、歩行能力が向上し、自宅での生活が続けられる、家事ができる、食事・入浴・排泄ができる、などつながっていくと、本人や家族の”喜び”につながっていきます。

現状のデイサービスは食事・入浴・排泄の介護をするにとどまりますが、これから先のデイサービスではいかに機能維持・機能向上ができるか、そのためにどんな介護ができるのか? どんな関わりができるのか? というところでしょうね。

よく、このブログでも話題にする「機能訓練特化型」のデイサービスも同じで、すでにコモディティ化しています。それでは、あなたのデイサービスでは何を提供できるのか? 訓練を提供するのはもちろんですが、どんな付加価値を提供できるのか? 訓練することで社会参加ができる、というのも一つの強みになるでしょう。そこのデイに通い、機能向上し、再就職し、社会貢献につなげられた、という体験ができるデイサービスというのも魅力的でしょうね。

これから先は、自動車会社と提携して、自動車免許をいかに維持していくか、安全運転するための機能維持・機能向上ができるデイサービス(じゃなくてもいいんだけど)が流行っていくんじゃない?
免許を返してないけど、今乗っていない方、乗れない方の機能向上を図り、閉じこもり予防なんてどうですか?

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【編集後記】
本日は認定調査2件、モニタリング訪問1件です。出席できれば、担当者会議にも出席します。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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