おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
※ 再編集・再更新記事です。
↓↓↓
【出会い】
数年前、読書会に参加していた仲間が学生時代読んでいたのが齋藤孝さんだった、とふと思い出し帯広図書館を歩いていたら目に止まりました。
ゲーテのことはまだ知らないので借りてみました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
そもそも知とは、古代ギリシャの時代から、人生を豊かにするはずのものであった、その最高峰に達したのがゲーテであった、ゲーテ以降、知が専門化、細分化されてしまったが、それとともに、知が本来もつ豊かさが失われてしまった、もちろん先端の知の追求は必要なことだが、それに到達するための「技法」こそがいま必要ではないだろうか。
~Amazonより~
ゲーテが教えてくれた仕事のヒント、生き方のヒント。
あなたの持っている力を世にだしていくためには? あなたの知識・技術を昇華させていくには?
【気になった抜粋】
結局、最も偉大な技術とは、自分を限定し、他から隔離するものをいうのだ。自分が本当に使いこなせる技術、つまり活動面で他者に対しても通用する技術を何か確立すべきである、しかもその技は、他の人と決定的に違うレベルに達していなければならない。
重要なことは、けっして使い尽くすことのない資本をつくることだ。
人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ。
本当に大事なものを学ぶのであれば、情熱が湧くような相手でなければむずかしいとゲーテは言う。
性に合わない人たちとつきあってこそ、うまくやって行くために自制しなければならないし、それを通して、われわれの心の中にあるいろいろちがった側面が刺激されて、発展し完成するのであって、やがて、誰とぶつかってもびくともしないようになるわけだ。
『スラムダンク』の成功の秘訣を聞かれて、「登場人物すべてに、必ず一つ欠点をつくること」だと答えていた(井上雄彦)。
【響いた抜粋と学び】
著者の齋藤さんは東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。文化庁文化審議会国語分科会委員(執筆当時)。
一年前の書評を見てみると、当時の活動が懐かしく思えます。なるほどなぁ。
「表現手段はミニマムに、吸収の器はマキシマムに」。
多くの人は逆をやってしまっています。吸収の器はミニマムに……例えば読書であれば一冊の書籍、同じ人のセミナー、同じ議題のみ。もちろん、メンターとして教えを請うのであれば、その人から徹底的に学ぶというのはありです。しかし、そうではない場合は、いろいろな人から学ぶのが第一です。特に今年新社会人になった10代、20代の方は目の前にいる人すべてが教師だと思って学ぶことが大事です。
そして、表現手段です。いろいろなことに挑戦することで自分の得意分野は何かわかるわけです。挑戦はマキシマムで、本当に勝負するのであればミニマムで、ということでしょう。
ゲーテは、人に思想やプランを話すことで、意欲が失われてしまうことを恐れた、沈黙したまま静かに自分の中でエネルギーが満ちるのを待ち、あふれんばかりにたまったときに一気に吐き出すと、いい仕事ができるというわけである。
宣言することで実現させる、これは一つの作用です。ゲーテが話すように副作用としては”話して満足”が懸念されます。
有言実行、不言実行……日本人は不言実行が多い、と不言実行が悪者になっていましたが、そうではないのです。どちらも一つの手段なのです。
自分の中にあふれ出す情熱を高めるために黙る、これもいい方法ですよね。
どんなジャンルでも、頂点の人たちを見ていくと、胸にくるものがある。
独学で褒められるべきはその意欲だけである、才能のある人は、大家について修練した方がはるかにいいのだと言う。
僕が今創作している”栞”もその道のプロを見つけて、修練することが近道なのだと僕はとらえました。あなた自身はいかがでしょうか? 福祉の仕事で言えば、資格取得をするのに独学でやるのか、有資格者にヒントをいただくのか、どちらが早いでしょうか?
どんなビジネスでも、小さなアイディアを大きく育たせ、「その手があったか」と思わせることがある、すべてを自分が生み出す必要はない、徹底することにすごさが生まれる。
最初は無料配布の栞でも、小さく小さく、コツコツと。既存のアイデアと組み合わせて、徹底すること! さぁ、今日も創ろう!
【編集後記】
昨年は長男の入学式、そして本日は長女の入学式です。午前中のみ仕事です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。