おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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KADOKAWA/角川書店
発売日 : 2014-02-13
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【出会い】
帯広図書館で出会いました。「仮面ひきこもり」というキーワードが気になりました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
ひきこもりを克服して、自由な人生を生きられるようになってほしい、「日本人が本当の自分を取り戻す」、これが私の切なる願いです。
~Amazonより~
「会社ではムードメーカーなのに、毎日線路に飛び込みたいと思っている」など、会社では元気なのに家でひきこもる人を指す「仮面ひきこもり」。本書は、この「仮面引きこもり」の実態と、その対応策を述べる一冊。
ひきこもりについて知りたいあなたへ。自身を二重人格と疑うあなたへ。
【響いた抜粋と学び】
著者の服部さんは狭山心理研究所主宰、セラピストです。ロサンゼルスでの語学留学、8年間の通訳業を経て、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校にて6年間学び、心理学修士課程修了しました。国内の数少ない多重人格専門家として、トラウマ性の心理障害の治療が専門です。セラピストとして患者と向き合うほか、ひきこもりについては、初めて英語論文で症例を発表しました(執筆当時)
ひきこもりと家族トラウマ (生活人新書) [単行本] も以前に書いており、服部さんは「ひきこもり」の第一人者と言えます。
「仮面ひきこもり」
とは何か、社会的ひきこもりを確認しながら読んでいきましょう。
社会的ひきこもりは6ヶ月以上部屋に閉じこもる人たちや状態を指す言葉で、友人や家族も含めて、人との接触を完全に避けるのが特徴、若い男性に多く、10年以上ひきこもることも珍しくない。
仮面ひきこもりは、社会参加するひきこもりである、彼らは普通の社会生活をしており、部屋には閉じこもらない、しかし、社会的ひきこもりと同じく、誰とも親しくなれない特徴がある。
「社会的ひきこもり」
というのは、あなたが想像しているひきこもりのことです。外に出ない。ゲームに明け暮れて、仕事をしない。ニート。このあたりの想像で大体合っているかな。
一方、本書タイトルである
「仮面ひきこもり」
とは、ひきこもりなのに、社会参加しているんです。これはまたすごい。
外には出るけど、基本的な性質がひきこもりと同じなんですね。
仮面ひきこもりの母親は自分が産んだ子どもだけは別だと思っている、母親は、夫をあてにしないが、自分の子どもにだけは頼る、それは子どもを思い通りに動かしたり、夫や母親の代わりにして甘えたりする共依存の関係である。
仮面ひきこもりは対人コミュニケーション能力があるように見える、しかし、本当のコミュニケーションを持っていない、彼らは誰にも本音を言えない。
仮面ひきこもりは、社会的ひきこもりと違い、家の外と内という二つの違う顔をもっている、外では愛想がいいが家に帰るとぶすっとしている、あるいはホッとして疲れを感じたり、ぼーっとしたり、無気力になる人が多い。
このあたりは仮面ひきこもりの特徴等です。なるほどなぁ。境界性パーソナリティ障害―患者・家族を支えた実例集/林 公一 を思い出しましたね。
似ているような気がします。
社会的ひきこもりの家庭は共通点が多い、専業主婦の母、育児に参加しない仕事中毒の父親、家族同士が本音を言わない、親は夫婦仲が悪いが離婚しない、仮面ひきこもりの家庭との違いは、家が中流以上で子どもを経済的にサポートする余裕があること、父親は経済力があり社会的地位がしっかりしているケースが多い。
社会的ひきこもりについては、内閣府は2010年に社会的ひきこもりが70万人、予備軍(ひきこもりの可能性がある人たち)が155万人と発表した。
社会的ひきこもりと仮面ひきこもりは、どちらもアタッチメント・トラウマ(母との絆の欠落)があり、四つの共通した基本症状がある、人間不信・対人恐怖・感情マヒ・二重人格システム(表の自分と中の自分という二つの自分がある。社会的ひきこもりは表の自分が崩れている)。
ひきこもりは予備軍合わせて200万人超です。認知症の人の数も大体それくらいだったと思います。
冒頭からひきこもりの共通点は「母親との絆の欠落」とありました。
それが具体的にどういうことなのか? 虐待やら放置やらあると思うんですが、具体的には書いてなかったと思います。
※ もっといえば、すべての病気は「母親との関係」が原因と言われています。
そうなると、母親がすでに亡くなっている場合どうするのか? って感じになりますね。これは、あなたが母親を許す、というのが一つの方法です。
※ これは本書にはありませんが、本田健さんの書籍を参考にして頂ければ、と思います。
ひきこもりについて知りたいあなたへ。自身を二重人格と疑うあなたへ。
【響いた抜粋と学び】
著者の服部さんは狭山心理研究所主宰、セラピストです。ロサンゼルスでの語学留学、8年間の通訳業を経て、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校にて6年間学び、心理学修士課程修了しました。国内の数少ない多重人格専門家として、トラウマ性の心理障害の治療が専門です。セラピストとして患者と向き合うほか、ひきこもりについては、初めて英語論文で症例を発表しました(執筆当時)
ひきこもりと家族トラウマ (生活人新書) [単行本] も以前に書いており、服部さんは「ひきこもり」の第一人者と言えます。
「仮面ひきこもり」
とは何か、社会的ひきこもりを確認しながら読んでいきましょう。
社会的ひきこもりは6ヶ月以上部屋に閉じこもる人たちや状態を指す言葉で、友人や家族も含めて、人との接触を完全に避けるのが特徴、若い男性に多く、10年以上ひきこもることも珍しくない。
仮面ひきこもりは、社会参加するひきこもりである、彼らは普通の社会生活をしており、部屋には閉じこもらない、しかし、社会的ひきこもりと同じく、誰とも親しくなれない特徴がある。
「社会的ひきこもり」
というのは、あなたが想像しているひきこもりのことです。外に出ない。ゲームに明け暮れて、仕事をしない。ニート。このあたりの想像で大体合っているかな。
一方、本書タイトルである
「仮面ひきこもり」
とは、ひきこもりなのに、社会参加しているんです。これはまたすごい。
外には出るけど、基本的な性質がひきこもりと同じなんですね。
仮面ひきこもりの母親は自分が産んだ子どもだけは別だと思っている、母親は、夫をあてにしないが、自分の子どもにだけは頼る、それは子どもを思い通りに動かしたり、夫や母親の代わりにして甘えたりする共依存の関係である。
仮面ひきこもりは対人コミュニケーション能力があるように見える、しかし、本当のコミュニケーションを持っていない、彼らは誰にも本音を言えない。
仮面ひきこもりは、社会的ひきこもりと違い、家の外と内という二つの違う顔をもっている、外では愛想がいいが家に帰るとぶすっとしている、あるいはホッとして疲れを感じたり、ぼーっとしたり、無気力になる人が多い。
このあたりは仮面ひきこもりの特徴等です。なるほどなぁ。境界性パーソナリティ障害―患者・家族を支えた実例集/林 公一 を思い出しましたね。
似ているような気がします。
社会的ひきこもりの家庭は共通点が多い、専業主婦の母、育児に参加しない仕事中毒の父親、家族同士が本音を言わない、親は夫婦仲が悪いが離婚しない、仮面ひきこもりの家庭との違いは、家が中流以上で子どもを経済的にサポートする余裕があること、父親は経済力があり社会的地位がしっかりしているケースが多い。
社会的ひきこもりについては、内閣府は2010年に社会的ひきこもりが70万人、予備軍(ひきこもりの可能性がある人たち)が155万人と発表した。
社会的ひきこもりと仮面ひきこもりは、どちらもアタッチメント・トラウマ(母との絆の欠落)があり、四つの共通した基本症状がある、人間不信・対人恐怖・感情マヒ・二重人格システム(表の自分と中の自分という二つの自分がある。社会的ひきこもりは表の自分が崩れている)。
ひきこもりは予備軍合わせて200万人超です。認知症の人の数も大体それくらいだったと思います。
冒頭からひきこもりの共通点は「母親との絆の欠落」とありました。
それが具体的にどういうことなのか? 虐待やら放置やらあると思うんですが、具体的には書いてなかったと思います。
※ もっといえば、すべての病気は「母親との関係」が原因と言われています。
そうなると、母親がすでに亡くなっている場合どうするのか? って感じになりますね。これは、あなたが母親を許す、というのが一つの方法です。
※ これは本書にはありませんが、本田健さんの書籍を参考にして頂ければ、と思います。
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【編集後記】
本日は訪問はないので書類作成です。明日の担当者会議の資料を作成します。
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