こんにちは。岡本大輔です。
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ポプラ社
発売日 : 2013-04-01
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【出会い】
終戦記念日が近くなって、突如僕の中に大東亜戦争について調べたくなったため、帯広図書館の本棚から手に取りました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
小学校時代に「君たちは戦争が起きたら、体を張って反対しろ」と言われていたので、私たちは「戦争反対! 朝鮮戦争反対!」と大きな声で反対しました、すると、先生たちから「お前ら、共産党か」と言われたのです、このとき共産党員たちは追放されていました、つまり悪い党ということになったのです、私たちは混乱しました、何を信じればいいのか迷いに迷いました。
1学期までは、「この戦争は聖戦で、君らは天皇陛下のために死ね」と教えられ、東条首相を始め政府や軍人の幹部たちは英雄として語られていたのが、「あの戦争はまったく間違いの戦争だった。侵略戦争だった、東条たちは戦争を起こした犯罪者だ」ということになりました、価値観が夏休みの間に180度転換したのです、正しかったものが悪となり、英雄は犯罪者となったのです。
この混乱した時代に起きたことをありのまま伝えることによって、皆さんが、これからの時代を生きていくうえで、自身の目で見たこと、体験したことをもとに、正しい判断をし、日本の未来のあるべき姿を考えてもらえればと願っています。
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【響いた抜粋と学び】
僕たちが小学校、中学校、高校と学んできた歴史……”日本史”(自国の歴史ならば”国史”と表記するのが普通であるのに”日本史”です)、僕たち日本人の歴史ではなく、占領軍が作り上げた偽りの歴史、日本史を僕たちは教えこまされてきました。
大東亜戦争、という呼び方は教えられず、本書タイトルにあるように太平洋戦争もしくは第2次世界大戦という表記です。
※ 事前にお伝えしますが、僕は左翼でも右翼でも何でもありませんが、僕のブログでは基本的に”大東亜戦争”もしくは”大東亜解放戦争”と表記します。
日本は自衛のため戦争を行なったと考えているからです。
大東亜戦争では中国を侵略した日本がアメリカの真珠湾に奇襲をかけてドイツのポーランド侵攻に続いて世界大戦を勃発させた、と教えこまれていませんか?
戦争を始めた日本が悪かったと日教組から教えこまれていませんか?
僕はその教えにNo! を突きつけます。
実は近衛内閣の末期から、アメリカはすでに日本と本気で交渉する気持ちなどありませんでした、いかに日本に先に攻撃させて、アメリカ国民、加えて、世界の国々の日本に対する憎悪をかきたてるかを、懸命に裏工作していたのです、それに対して、日本側は、東条内閣になっても、少なくともなんとか戦争を避ける道を見つけようとしていたのです。
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL/小林よしのり でも載っていました。当時の情勢は軍部や政府だけでなく、新聞社が開戦を煽っていました。国民も開戦を支持していました。
※ おそらく日本史の勉強でこれは習っていないでしょう。
「あの時、戦争を抑えたら、日本国内で内乱が起きただろうね。それで、おそらく秩父宮雍仁親王あたりを(首相)にかつぎ出したとしたら、皇室の一台危機になっただろうな」(木戸幸一)。
「私がもし開戦の決定に対して”ベトー”(天皇の拒否権をあらわす言葉)したとしいよう。国内は必ず大内乱になり、私の信頼する者は殺され、私の生命も保証できない。それは良いとしても、結局狂暴な戦争が展開され、3国との戦争の数倍もの悲惨な事が起き、果ては終戦もできなくなる始末となって、日本は亡びることになったであろう」(天皇)。
開戦前には東条英機さんの自宅に、開戦を踏み切らない彼に対して
「意気地なし!!」
と書いた手紙が届いていた、と言います。絶対に負けるとわかっている戦争に踏み切らなければならない彼の心中がどのようなものだったのか……想像を絶します。
12月1日、御前会議、「アメリカの要求に屈して従えば、大日本帝国が世界に誇ってきた力や、他を服従させる能力などを失うことにより、日本の存在が危うくなる。結果、この危機を打ち破って、我が国を今までのような存在とすることを守り抜くためにも、アメリカ、イギリス、オランダと戦争をするしかない」(東条英機)。
当時のアジア諸国は日本以外ヨーロッパ諸国の植民地となっていました。アジアは西欧、欧米の支配下だったわけです。彼らに搾取されていたのです。
日本政府のアメリカに対する宣戦布告は、在米大使館の翻訳の遅れでハルに渡されたのが真珠湾攻撃の1時間後になってしまいました、そのため、真珠湾攻撃はいまだにアメリカでは「だまし討ちをした」と言われ、日本は卑怯卑劣な国という烙印を押されることになりました、もちろん、アメリカ側はこれまでどおり、日本側の暗号文をすべて解読していたのですから、真珠湾攻撃の半日前には戦争通告の内容を知っていました、そして、だまされたふりをしたのです。
だまされたふりをしたのか、それは初耳でしたが、大使館では前日にどんちゃん騒ぎをしていて対応が遅れたと聴いたことがあります。
勤勉な勤勉な日本人ならありえない話です。どちらにしても、当時大統領だったルーズベルトは国民に対して、戦争をしないことを話していました。
だから、ドイツに攻められているイギリスを助けたくても行けない、どうすればいいのか? といったときに日本が標的にされた、という話を聴いたことがあります。
強硬な姿勢のハル・ノートを突きつけて日本を追い詰めたわけです。
※ 後の東京裁判では国際法に通じているパール判事が、
「ハル・ノートのようなものを受け取ればモナコやルクセンブルクのような小国でもアメリカに武器を持って立ち上がるだろう」
と話しています。
アメリカの誤算は自動車をまともに作れないイエローモンキーたちが作った飛行機、零戦が当時の世界を圧倒するものだったことです。
【参考書籍】
永遠の0 (講談社文庫) [文庫]
「もし原子爆弾を投下せず、日本が本土決戦を行なっていたら、これの100倍以上の死者が出たはずで、あなたも生きていなかったのではないでしょうか」「ソ連が本格的に参戦していれば、日本は朝鮮半島のようになっていたかもしれない。そのことをどう判断するのですか」。
これはアメリカの対ソ連のために広島と長崎が使われただけでしょ! と突っ込みました。
「八月十五日」は終戦記念日ではなかった (ベスト新書) [新書] に僕らが知っている前以上に白旗をあげていたようです。
しかし、アメリカが原爆を使いたいから、白旗を無視して原爆を落とした、と聴いたことがあります。
沖縄本土決戦、東京大空襲で日本はすでに壊滅状態でした。
そのあとの原爆投下なんて瀕死の犬を蹴飛ばしていると同じじゃないですか。
新聞社が勝手にポツダム勧告を無視した、と書いただけですでに日本政府はポツダム宣言を受け入れようとしていたはずです。
この戦争は、日本だけが侵略戦争を行なったのではなく、アメリカ、イギリス、オランダなども侵略国であり、いわば侵略国同士の戦争だったということです、しかし、日本は情報力が決定的にお粗末で、外交戦略を誤って世界から孤立し、ついに負ける戦争を始めてしまったのです。
日本が負けてから、オランダがフィリピンかどっかを占領したかなにか侵略しているはずです。東京裁判が行われているときに、日本が侵略戦争をした、と話している中ですでに侵略しているわけです。
ミッドウェー海戦がそうですが、情報戦でやられた、というのは定説ですね。それまでは日本の海軍は世界最強だった、なんて言われているくらいですからね。
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