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「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル/倉貫 義人

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こんにちは。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 倉貫義人
日本実業出版社
発売日 : 2014-06-12









【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
◆一括請負による「納品」に縛られた従来のビジネスモデル
情報システムやソフトウェア開発の一括請負は限られた予算と人員、納期(一括納品)遵守の制約のなかで、
エンジニアのスキル不足と常態化する過重労働(デスマーチ)によって疲弊しがちである。
顧客(ユーザー企業)にとってもいたずらに料金がかさむ割に満足度の低いビジネスモデルである。

◆ソフトウェア業界の常識をくつがえす「納品のない受託開発」というビジネスモデル
こうした業界の通弊を解決すべく考え出されたのが「納品のない受託開発」。これはユーザー企業と顧問契約を結ぶことによって月額定額を受け取り、
納期を廃するソフトウェア開発における常識破りとも言うべき画期的なビジネスモデルである。

◆ユーザー企業にもエンジニアにもメリットの大きい「納品のない受託開発」
本書はユーザー企業にとってもエンジニアにとってもメリットの多い、ソフトウェア開発のビジネスモデル(納品のない受託開発)を、
考案者にして実践者が自ら解説する初めての書。
IT業界、ソフトウェア開発が長年抱えてきた構造的な問題に切り込み、新たなソリューションを提示する。
読者対象は開発企業、エンジニアはもちろん、IT関連ビジネスの経営層、現場担当者、就職学生のほか、起業家、新規事業担当者など。


【響いた抜粋と学び】
著者の倉貫さんは1999年立命館大学大学院を卒業、TIS(旧東洋情報システム)に入社。エンジニアとしてキャリアを積みつつ、「アジャイル開発」を日本に広める活動を続けます。2005年に社内SNS「SKIP」の開発と社内展開、その後オープンソース化を行う。2011年自ら立ち上げた社内ベンチャーをMBOにより買収、株式会社ソニックガーデンを創業しました(執筆当時)。

・「納品しない受託開発」
・月額定額制

気になる言葉が並んでいますね。

(納品のない受託開発とは?)……本当に必要な機能を本当に必要な順番に、少しずつ開発をしていくことが大事になります。一度に「作りきる」のではなく、少しずつ作っていくために、私たちは月額定額制で「納品をしない受託開発」をすることにしました。

インターネットを介したソフトウェアでカタチのないものを提供するからこそできる「納品しない受託開発」と僕はとらえました。

本来であれば商品を引き渡してオシマイ、なのですが商品を渡すけれど、それは未完成のもので、納品はするけれど、完了ではない、ということ。

だから、商品を渡してからが始まりなんだな、ということですね。

これだと在庫を持たなくて済むので、売れなかったらどうしよう? ということにはならないんですね。

ただ、その一方で本当に大丈夫なのか? という不安が顧客にはつきまといます。
だって、その会社が潰れてしまったら「納品をしない受託開発」は未完成のまま終わってしまうのですから。

(格安航空会社はなぜ成立するのか?)……
・使用する飛行機の機種を統一することで整備費やパイロットの訓練費を削減したこと。
・搭乗手続きのオンライン化などITを活用した自動化
・乗務員が機内の清掃などを行い一人何役もこなすことによる人件費の削減です。


これを参考に本書にある株式会社ソニックガーデンは運営しているようです。

介護業界で参考に出来る部分はあるでしょうか。

さまざまなケアが乱立している現代においては、自分たちが提供するサービスを一つに絞る、というのはハード面にしてもソフト面にしても経費を少なくできますね。

昔は他の業界もそうですが、あれもこれも! というのが商売でしたが、現代においてはそこでしか行わない、体験できない、が強みになります。

IT化の部分ですが、介護現場でお客様を介護するときにロボットを使用する、というのはまだ先の話ですね。僕たちのデイサービスがそうですが、介護記録でPCを活用することによって手間を省くことくらいかな。

大きな社会福祉法人や医療法人だとかでは掃除専門の人がいますが、小さい組織ではそういきません。
なので、看護職も介護職も相談員も管理者も全員が清掃など一人何役もこなすことが必要でしょうね。

(「バグはゼロ」ではなく、すぐに直せること?)……「納品のない受託開発」では顧問のエンジニアがずっと担当で付くことや、チーム内での情報共有をしっかりすること、誰が読んでもわかりやすい見通しのよいプログラムを書くことで何があってもすぐに直せることに重点をおくのです。

これは介護現場でも活用できますよね。
人間が行うことです。ミスや事故はゼロにはできません。

ゼロになるようにしつつも、行った時の対策をしっかりすることなんですね。

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【編集後記】
本日は朝の読書会でした。すぐに更新できませんでしたので午後になってしまいました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 倉貫義人
日本実業出版社
発売日 : 2014-06-12

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