Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 957

ハラールマーケット最前線/佐々木良昭

こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓

Image may be NSFW.
Clik here to view.
著者 :
実業之日本社
発売日 : 2014-07-31









【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
日々、新聞や報道番組等で騒がれている「ハラール」。

ハラールとは、イスラム法で許される行為や食べ物のことです。
豚肉を食べてはいけない、アルコールを飲んではいけない、というのはよく知られています。
厳密に言うと、牛肉や羊肉にしてみても、イスラム教徒によって決められた処理法でないと許されず、
その処理等が正しく行われた食物にだけ「ハラール認証」(ハラールマーク)が与えられます。
食べ物の中にアルコールが含まれてもいけません。
このハラール認証がついた食材のみイスラム教徒は買い求めます。

かたや年々、増え続ける訪日イスラム教徒観光客をどう受け入れるか、その対応が急速に求められています。
2013年にASEAN諸国のビザが緩和されマレーシアやインドネシアからの
イスラム教徒観光客が増えている状況ですし、2020年には東京オリンピックが開催され、
ますます外国人対応が必要になり、なかでも先々世界総人口の4分の1を占めるといわれる
イスラム教徒への対応が求められてきます。
イスラムマーケットの新しいビジネスの波にのるチャンスとみられているのです。

そのため各種メディアに様々な形で取り上げられているのです。
そこで注意しなくてはいけない点があります。
日本でハラールマーケットを語るときに理解しておかなければいけないのは、
ハラールには「イスラム諸国へ進出・輸出するために必要なハラール」と
「日本へ来訪するイスラム教徒に対応したハラール」があることです。
そのことが理解されずに、入り交じり報道されているので、混同された状況になっています。

本来、イスラム教徒の少ない日本では、厳密なハラール対応は難しい状況です。
豚肉を使った調理道具で料理をしてはいけない、醤油は使ってはいけない(アルコールが入っている)、
ハラール食材が手に入らない、などなど様々な壁があります。
そこで日本独特の「ハラール認証」がうまれます。来日イスラム教徒にむけて、ある程度のラインを作り、
それにかなった食材、食品を提供する、イスラム諸国では通用しない制度が生まれるのです。
それは一種、日本のおもてなしに通じるところがあります。
ムスリムフレンドリーという言葉もよくきくと思います。
その認証をだす機関も、株式会社、NPO団体、宗教法人といった様々な形がうまれています。

本書では、「ハラール」についての基礎的知識から、国内市場で積極的に
ハラールや訪日イスラム教徒向けに取り組む飲食、宿泊、観光業者と、認証機関への取材を
京都、東京にまたがり行い、国内市場におけるハラール対応の今を報告しています。


【響いた抜粋と学び】
著者の佐々木さんは拓殖大学商学部卒業後、国立リビア大学神学部、埼玉大学大学院経済科学学科を終了。アルカバス紙(クェート)東京特派員、在日リビア大使館渉外担当、拓殖大学教授などを経て、現在は笹川平和財団特別研究員をつとめます。年に約10回のペースでアラブ&中近東に出向き独自のフィールドワーク。イスラム諸国に豊富な人脈を築き、第一級のアナリストとして講演・マスメディアを通じて最新情報を発信。著書に、『
イスラム圏でビジネスを成功させる47の流儀 [単行本(ソフトカバー)]』(実業之日本社)、『日本人が知らなかった中東の謎 [単行本]』(海竜社)、『革命と独裁のアラブ [単行本(ソフトカバー)]』(ダイヤモンド社)、『これから50年、世界はトルコを中心に回る ― トルコ大躍進7つの理由 [単行本]』(プレジデント社)など、多数。です(執筆当時)。

佐々木さんの経歴を見るに、イスラム圏は専門フィールドなんですね。

ちょうど先日日本の合計特殊出生率を1.8へ、というニュースがありました。
パラパラっと読んでいて、だったら、イスラム圏の人が住みやすい地域を意図的に作って移民を奨励してしまえば、なんて思っていました。

それで、幼稚園や小学校はイスラム圏の人が来ているため、ハラームやハラールを気をつけながら、とあります。

あ! ハラームってなに? って??

ハラームは食品だけでなく、化粧品や医薬品の分野にも及んでいる、豚肉由来の成分を含んでいる化粧品は一切使用できないし、同じくサプリメントを服用することもできないのである。

「ハラール」というのは、イスラム法で許される行為や食べ物のこと、「ハラーム」は同法上で禁じられていること、日本語で表記するとわずか一文字違うだけだが、正反対の意味になる。

ハラーム(禁忌)の対象は豚肉やアルコールだけでなく、人々の暮らし全般に及んでいる、たとえば姦通、窃盗、殺人、背教などは典型的なハラームだし、女性が夫以外の男性の前で肌をさらすのもハラーム、また、果実のなる木の根元に放尿するのもハラーム。

マクルーフ:禁じられてはいないが、できることなら「しない」、あるいは「食べない」方がいいだろうというほどの意味で、具体的には離婚・自慰行為・タバコなどが上げられている。


食べ物で言えば、豚肉が悪い、ということですね。ちなみに豚肉が含まれていてもダメなんです。だから、豚のレザーとかもきっとダメなんでしょうね。

サウジアラビアあたりは女性の運転もダメみたいなことが書いてましたね。

宗教といえば、それまでなんですけど、それぞれの行動に意味があります。人がよりよく生きるための指針が宗教なんですね。

「豚肉やお酒は避ければいいのですが、調味料や加工食品の成分チェックが大変なのです。たとえば醤油。その成分にアルコールが入っていたらダメです」。

「普通の家庭におじゃまして、なにか食べ物をだされたようなとき、息子は必ず、”この中、なにが入ってるの?”と聞いてしまいます。それ自体、失礼にあたりますよね。それに調味料までなにが入っているのか、正確にはわかりません。ですから、ほとんどの場合、息子はなにか出されても、”ボク、おなかいっぱいだから”などと言って、断っている」。

豚肉やお酒をそのまま食べたり、飲んだりはしない、これは当たり前ですが、成分に含まれるのもダメ、ということです。
これは大変です。一回一回成分を見なければなりません。

高齢者介護の分野ではあまり聞きませんが、まじめな話、今後日本に移住する人が増えると介護現場でもハラームやハラールを気をつけなければならないかもしれませんね。

国際結婚をして、イスラム圏の家族が日本に移住する、というのは十分ありえる話です。結婚と同時に日本人の方も家族全員イスラム教となる可能性だってあります。

そう考えると、今後はイスラム圏専用デイサービス、老人ホームなんてのも出てくるかもしれませんね。
あとは、イスラム圏対応可とかね。

スモールマーケットですが、今後押さえておきたいですね。

こちらは僕のメルマガです。
↓↓↓

「介護業界のウラのうら」

ブログでは書きづらかった内容を配信します。

介護業界の秘密、認定調査の裏ワザ、資格取得についてなど、現場の職員だから書けることをお伝えします。気軽にご登録してくださいませ。登録した日を0日として一日目、三日目、五日目と奇数日に配信されますよ!


『介護業界ウラのうら』

登録ページはこちらです。

↓↓↓

http://cttform.jp/Qm/fr/kai5/kaigo5

ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。


Image may be NSFW.
Clik here to view.
著者 :
実業之日本社
発売日 : 2014-07-31

Viewing all articles
Browse latest Browse all 957

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>