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ビジネス書の9割はゴーストライター/吉田 典史

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 吉田典史
青弓社
発売日 : 2014-05-25









【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
経験豊富な著者が、ゴーストライターの仕事の実態や収入、トラブルとその対処法などを豊富な実例から紹介し、出版ビジネスの「正体」に迫る。そして、著者・出版社・ライターの関係性をふまえてライターの地位向上の必要性を説く。基礎知識Q&Aも所収。

【響いた抜粋と学び】
著者の吉田さんは2006年からフリージャーナリスト。特に人事・労務の観点から企業の取材を重ねる。事件・事故など社会問題の取材も精力的に続けています。著書に『
悶える職場―あなたの職場に潜む「狂気」を抉る [単行本(ソフトカバー)]』(光文社)、『』封印された震災死その「真相」 (もの言わぬ2万人の叫び) [単行本](世界文化社)、『震災死 生き証人たちの真実の告白 [単行本(ソフトカバー)]』『あの日、「負け組社員」になった…―他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方 [単行本]』(ともにダイヤモンド社)、『年収1000万円!稼ぐ「ライター」の仕事術 (DO BOOKS) [単行本]』(同文舘出版)などです(執筆当時)。

本書では、ゴーストライターの実態をライターの立場から浮き彫りにしていく、外からは「見えない」世界だけに、問題が潜在化している世界といえる、本章を通して、立場が弱いライターたちが泣き寝入りをしている構造が見えてくるようにしていきたい。

なぜ、出版社はゴーストライターを使ってまで、ビジネス書を出し続けるのか、その理由は、端的にいえば売り上げを維持し、増やしたいからである、つまりは、「ビジネスなのだから、キレイごとはいっていられない」ということなのだろう。

本の奥付に「編集協力 ○○○○」とか「編集(執筆)○○○○」などと書いてあることがある、それらにも注目してほしい、その人たちが、ゴーストライターである可能性が高い。

というわけで今回は介護施設の実態を説明したいと思います。ゴーストライターと似たような状況があります。

それは有資格者の兼務扱いです。

介護施設、とりわけ併設事業所において多いわけです。昨年度までは僕もそうでした。
介護支援専門員とデイサービスの生活相談員の兼務、ということです。

ゴーストってことはないのですが……。たま~に名義貸しのことも聞きますが……。

他事業所のことはわかりませんが、実際のところ社会福祉主事など資格があるから相談員の登録はしている。だけど実務は介護職のみ、というのは往々にしてあると思います。

以前の職場でもデイサービスは看護師一人でしたが、その人が休みの時、または病欠等のときは併設している特別養護老人ホームの看護師が来てくれました。

最初から兼務発令しているわけですから、扱いが簡単ですね。

組織が大きければ大きいほど人材が豊富になり、このような兼務発令が可能になるのです。

すると、さきほどの話でいうと、実務は特別養護老人ホームで行っているけれど、兼務発令で名目上はデイサービスになっている、ということ。

ゴースト看護師ってわけです。

同じように介護職や相談員もそれが可能だってことね。

だって、監査が抜き打ちでくることはまずないから、書類上やっておけば問題ないわけです。

ただし、本当に所属していない人の名義を使うのは違法なのかと思うので注意ですね。

ビジネス書では、売れる本を書くことができる著者の立場が強いのだ、実際には書いていないとしても、編集者からすると、それはさしたる問題ではない。

ライターの収入が少ない理由として、「原稿料が安い」とか「印税率が低い」という人が多い、そのとおりかもしれないが、実は好循環サイクルを回せないことこそが大きな問題なのである。

出版社の編集者からは、「最近は誰の(どの著者の)ゴーストをしたの?」などと聞かれることはある、これはビジネス書の分野では驚くに値しないことであり、「明かす」というほどのことではない。

書籍ができあがると、しらじらしく「わたしが書きました」と宣伝する姿をいまも見かけるが、この路線はもう無理があるのではないだろうか、ほとんどの読者が見抜いているだろう。

たとえば年収七百万円以上を毎年維持するのはきわめて難しい、その収入を十年以上キープできている人は、全体の三パーセント以下なのではないだろうか。

最近だと堀江さんあたりがゴーストライターだと明かしていましたね。なんでそれが問題なのか? とも話していたような覚えがあります。

ま、堀江さんの書籍を読ませてもらった僕にとってあれらの書籍がゴーストだろうとそうでないだろうとあまり関係ない、というのは事実ですね。

堀江さんのエッセンスがちゃんと入っているならばオッケーなんですよ。

だから、本書にもあったようにアメリカみたくゴーストライターもちゃんと名前を明かしてひとつの職業として確立させることなんですね。

ビジネス書の著者になりたい場合、文章力の向上を目指すべきではない、わたしの経験でいえば、自力で文章力を上げるのは不可能である、むしろ、何らかの仕事で高い実績を残し、一目置かれる存在になることが大切だろう、そして、ファンが押し寄せるコミュニティーを作る、さらに、ブログや「Twitter」「Facebook」などを効果的に使い、それらが編集者の目にとまるようにアピールする、これを一、二年続ける、ビジネス書の編集者ならば、何らかのアプローチをしてくるのではないかと思う。

「いまなら、ブログなどを使い、著者自らが営業する時代。出版社の営業に頼ることは、二十年前に終わっている。自分で一生懸命、営業をする腰の低さも必要。文章は書けなくともいい。読者も実は読んでいない」。

これは確かにその通りです。文章うまい人の本が読みたいんじゃなくて何らかで実績を残した人の生き方を読みたいんですね。

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【編集後記】
昨日はケアマネ連協の研修に子連れ参加でした。3時間静かにしてられて次男は偉かった! 終わったあとに児童会館行きました。設備が新しくなっていてびっくりでした。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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