こんばんは。岡本大輔です。
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![]() | 日経BP社 発売日 : 2014-06-04 |
【出会い】
帯広図書館で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
熱狂的なファンのいるアウトドア用品メーカー、スノーピークの山井太社長による初の著書です。
スノーピークは世界に先駆け、SUVで自然の中に出かける「オートキャンプ」のスタイルを生んだ会社として知られます。
「自分たちが本当にほしい製品」だけを作ることで、それまでなかった「自然の中で豊かで贅沢な時間をすごすアウトドアの楽しみ方」を確立してきました。
山井社長は年間30~60泊をキャンプのテントですごし、星空の下で五感を研ぎ澄ませながら、スノーピークのビジネスモデルを磨きます。
燕三条発で世界ブランドとなった今も、キャンプ場でユーザーと焚火を囲んで語り合います。
本書はスノーピークが培ってきた開発から販売までの具体的な手法とそれを支える考え方、ブランドづくりの歩みまでを一気に公開。
「新しい会社の姿やワークスタイル」が浮かび上がります。
【主な内容】
・アウトドアが会社と人生をつなぐ
・「仕事後にキャンプ! 」のワークスタイル
・重要事項は星空の下、五感を研ぎ澄ませて決断
・ユーザー目線に徹し「ほしいモノ」だけ作る
・夜を焦がす焚火を前に、顧客とトコトン語る
【響いた抜粋と学び】
著者の山井さんは明治大学を卒業後、外資系商社勤務を経て1986年、父が創業したヤマコウに入社。アウトドア用品の開発に着手し、オートキャンプのブランドを築きます。1996年の社長就任と同時に社名をスノーピークに変更しました(執筆当時の情報)。
最初に手に取ってもらったときに、「他社の製品と質感が違う」と思ってもらったり、「使い勝手が段違いに素晴らしい」と気づいてもらうケースもある、「感動」の根底にあるのは製品とサービスでであり、それに尽きる、背景にあるのはミッション・ステートメントに定めた「自らもユーザーであるという立場」で考える姿勢だ。
コストが上がっているのだから、少し価格を上げるのは正当なことだ、高いと思ったら買わなければいい、その価格でも価値があると思ったら買ってもらえばよい、売れなかったら、スノーピークはその事実を受け止めなければならない――、そんな想いがSNSを通して伝わったことで、その後も多くの顧客がスノーピーク製品を選び続けてくれた。
スノーピークは先例があったり、他社が作ったりしている製品は、同じことの繰り返しで資源の無駄遣いであると考え、取り組まない、しかも、競合のいる製品は陳腐化し、コモディティーとなる、そこから導き出せるのは価格競争しかない。
他社が右に進んだら、あえて左に進む、そんな思考回路の会社でありたい、「勇気がある」と言われることもあるが、スノーピークがでkりうのであれば、どこの会社にもできることだ。
介護の世界では料金設定については法でほとんど決まっています。保険外のサービスについても料金は似たり寄ったりです。
介護保険法で定められていることがあるため、業界全体がコモディティー化していきます。
最近、よく感じるのは、中小企業よりも大企業の方が、圧倒的に強い、ということです。
料金に変わりはありません。だったら、人材が豊富にいる大企業、つまりは施設をいくつも経営している社会福祉法人、併設施設が多い事業所が力を発揮します。
介護の世界では人材こそが最大の資源となるからです。
そこに大手の看板が発揮されれば、怖いものなしです。
一般のお客様は業界のことがわかりません。だから、悪い評判がない病院がある法人で運営している施設があります。すると、どうなるか?
あそこのお医者さんが経営しているのだから大丈夫だろう、となるわけです。
大手のほうが人材が豊富なので、24時間対応や365日営業にも対応しやすくなります。
※ あまり大きすぎると人件費の問題でやらないこともありますが。
小さな組織でコンビニ化すると必ずボロが出ます。大切な資源である人材が消耗しすぎて力を発揮できないのです。
だから、中小の場合は24時間365日対応はあきらめて別の強みを持つ必要があるのです。
それは何か? というと……。
僕の所属している組織であれば、外出行事を多くやってくれる、というのが強みになります。
すると要支援1~要介護1くらいの方が楽しめる場所というブランドができます。行事を楽しめるように訓練に積極的に参加してもらえる、という循環ができます。
何を強みにするのか? ということです。
社員はアウトドアが好きな人ばかりであり、スノーピークの製品をどんどん使ってもらいたいと思っている、このため、社員向けの販売制度を作り、一定の割引率で自社製品を購入できるようにしている。
本社で働く社員の中には、オフィスで丸一日働いていてからも、家に帰らないで目の前にあるキャンプフィールドにテントを張って1晩をすごし、翌朝にテントから出社してそのまま働く人がいる、もちろん毎日ではないが、東京や大阪のオフィスで働く人にとっては考えられないような働き方がスノーピークでは可能だ。
自分たち独自の目線を持った会社はあまりに少ない、売上高や利益ベースだけで考えて製品をサプライしているだけの会社が多すぎる、思考軸がライバル会社に対してどうするかに基づいていて、「好きなことをしよう」という発想が感じられないケースが目立つ。
本書タイトルにあるように「好きなことだけ」に特化したデイサービスって必要だと思います。
もちろん認知症が深くなった方を介護する場所は必要です。食事・入浴・排泄の基本介護は必要ですが、要支援1~要介護1くらいまででしたら、そこまで介護が必要でない場合があります。
介護従事者にも重度の方の介護が得意な方もいれば、外出行事などを一緒に楽しむのが得意な方もいます。
あなたの組織にはどちらが合っているか、ということです。
重度の方が単価が高いから重度のお客様を優先する、という経営では現場は安定しません。
介護をするのはあくまで現場です。現場の力が発揮できるように経営してもらう、というのが必要ですね。
福祉の観点からすると、違うのでは? と思われるかもしれません。もし、その地域に一つしかデイサービスがないのでしたら、すべてのお客様を受け入れる必要があります。
その一方で16万都市の帯広市くらいでも40のデイサービスがあります。できることとできないこと、得意不得意をはっきりしたほうが、結局お客様のためになると考えます。
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