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鬱〈うつ〉に離婚に、休職が… ぼくはそれでも生きるべきなんだ/玉村勇喜

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 玉村勇喜
京都通信社
発売日 : 2014-10-01










【出会い】
著者の玉村さんから献本していただきました。


玉村さんのブログはこちら

↓↓↓

うつカウンセラー@玉村勇喜のブログ


【本書紹介のねらい】
~Amazon(本文から)より~

自分で自分のことをいかに大切にできるか。
それがうつと離婚の苦しみから抜け出せるいちばんの方法です。
懸命に生きてください。
ぼくも懸命に生きることにしています。
正直、いまでも辛いことはたくさんあります。
憂鬱感に苛まれることもあるし、自殺願望にとらわれることもあります。
でも、死んではいけないと思っています。
なぜなら悲しむ人がいるからです。
ぼくの場合、両親がとても優しく接してくれました。
うつになって、離婚して、そんなダメな人でも、
必ず一人は愛してくれる人がいるのだと思いました。
ぼくは、世の中の全員が敵に回っても、あなたの味方です。
なぜなら、同じ悩める過去をもつ同志だからです。


【響いた抜粋と学び】

著者の玉村さんは うつ病克服専門心理カウンセラー、心理カウンセラー、心理セラピストです。

立命館大学卒業後、2006 年から大手企業に勤めますが、 在職中に重度のうつ病を発症します。 一年間自殺願望が消えず、 その後うつ病が治らないまま 里帰り出産の奥さんから離婚されます。 現在は、日々のカウンセリングを通じて、 うつに苦しんでいる人を癒す仕事をしています(執筆当時)。





介護の仕事をしていると、担当するお客様に

”うつ病”

等の既往歴があることが多いです。


僕が今まで出会ったお客様や担当しているお客様、一人や二人ではありません。


変な話ですが、ケアマネジャーなど介護の仕事をしていると、そういった症状があるかどうかはお客様の表情や目を見れば、わかります。


きっとそうだろうな、が、やっぱりそうだったか、ということです。


あとは、精神科等の受診がなかれば診断がありませんから、潜在的なうつ、という方も中にはいらっしゃいますね。


だから一番関心が持てるのは自分自身です。 自分で自分ことを如何に大切にできるか。 それがうつと離婚の苦しみから抜け出せる一番の方法です。 必死に生きてください。



私が楽しかったのは、自分勝手に物事を進めていたことに他ならない。 自分の思い通りに結婚式の準備を進めていただけで、 奥さんのことは全然考えていなかった。 相手を思いやる配慮が足らなかったのだ。 結局自分のことしか見ていなかったのである。
とんだピエロだ。



私は会社を休んで何をやっているのだと思うことも多かったが、 それでも会社から逃げれたことでホッとしていた。 頭をひねるような難しい仕事をやらなくてもいい、 全然うまくいかない煩わしい人間関係に悩まされることもない。 ストレスフリーな自由を満喫していた。 それでも今は仮の姿だと思っていた。 会社に戻らなければならない。

それがとても嫌だった。



その当時は自分ではイケると思ってやっていたが、 気づいたら限界を超えていたということがよくあった。 自分がどのくらいやれば限界かということがわからないのが辛かった。



本書はうつ病を発症した方の生の声です。


正直なところ、先述したようにうつの方と関わることが多い僕ではありますが、

「なんでそういう考え方なのかな?」

「どうしてそうやってものごとをとらえるのかな?」

という疑問はありました。


そして、ここからが大事なのですが、生の声を聞いたことによって、ようやく

「そういうことだったのか」

と思えたわけです。


自殺願望だとか、物事を悪い方に考える、だとか、ですね。


フェイスブックで仲の良い方たちとのやりとりで、


うつは笑い飛ばしていればならない、ということがありました。


それは一面としては正しいです。ただそれは、発症しない方法、いわば予防ですね。


実際に発症し、重症化した場合は、すでに笑い飛ばせる状態ではない、というのも一面です。


その中のやりとりでは、医者の方が電気ショックで脳に刺激を与えてうつの改善をする、というのがありました。


そういうやり方があるんだな、と思ったのと、うつというのは重症化していくと、脳の器質状態が変化しているのだろう、と思ったわけです。


だから、笑い飛ばしてどうするこうするではなくなるのだろう、と思ったんですね。


三ヶ月ペースくらいで良い悪いを繰り返していただろうか。 とにかく飲んでいる薬が効かなくなってくる。 主治医に相談したが「今の医学では薬を飲むのが一番の対策だ」と言われた。 そう言われては薬に頼るしかない。

効かないのに飲み続ける。これは苦痛だった。


なんでうつ病はこんなにも長引くのか。 最初は軽症だと思っていたのにどんどん体調が悪くなってくる。
原因がわからない。



ほとんどの病気の原因は不明ですし、薬には病気を治すものはない、と僕は思ってます。

うつに使われる薬も

”うつを治す薬”

ではないはずですね。


神経を落ち着かせる、ことによって、うつによる強烈な不安感などの症状を抑えるだけであって、病気を治す薬はないんですね。


風邪薬を例にしてみれば、わかるんですね。

薬で鼻水や咳を抑えることはできても、根本は治っていません。


根本とは何か? 風邪の根本はウイルスです。ウイルスを体外に出すために発熱や鼻水、咳といった症状が出ます。


風邪を治すためにはそれらの原因となるウイルスを撃退しなければなりません。


しかし、薬では撃退できないので、鼻水や咳、発熱などの症状を抑えるわけです。


ただね。

うつで苦しんでいるのに、どうしても治したいのに、なんの手立てもない、というのは絶望でしかないんですよね。


だからといって内服、というのは、僕は好ましいとは思いませんが、自分が実際に発症したらどう考えるのかな、と思いましたね。


希望を捨ててはいけない。
でも絶望してもいいのだ。
不幸なのもそれが人生だ。 幸せそうに見える人も内心は不幸を感じているかもしれない。 幸せか不幸せかはその一瞬一瞬で決まるので、 明日が幸せか不幸せかは誰にもわからない。 大事なのは死ぬときに幸せだと感じること。 過去のことは関係ない。

今このときが大事だ。


ここが一番ホッとするところですね。

絶望していいし、諦めていい。立ち止まっていい。


大事なのはまた立ちあがって行動すればいい。それが何日、何週間、何ヶ月とかかってもいい。それは人それぞれなんだから、と僕は解釈しました。


人生を歩んでいれば、立ち止まることだってあるはずです。


また歩き出せばいいし、ヨチヨチ歩きで再開したっていいんだ、と励まされました。



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【編集後記】

昨日からの仕事スタートでしたのでこれから仕事をどんどんやります。今月は最後の札幌出張がありますので、精力的に働きます。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 玉村勇喜
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