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![]() | 朝日新聞出版 発売日 : 2014-10-10 |
【出会い】
帯広図書館で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
平成初期には据え置き型の公衆電話があちこちに設置されていて、 平成2年のテレホンカード販売数は最多の3億4000万枚だった。
その後、携帯電話が爆発的な勢いで普及し、便利になった一方で、さまざまなトラブルをもたらす有害・危険なものにもなっている。
景気が悪くなりはじめた平成7年ごろから聞かれるようになった日本独特の事件は、「オレオレ詐欺」だ。
「いじめ」は平成25年には過去最多の20万件に。
バブル崩壊以来続く就職氷河期は「ニート」を生み出し、その数は平成19年で62万人。
一方、明るい話題としては、健康な高齢者が増えてさまざまに活躍するようになった。
週休2日制が普及し、共働き家庭が増えて都市では「イクメン」の波が起きている。
禁煙が徹底し、アルコール依存症は減少し、日本人の健康が改善されている。
平成26年現在、経済は不安定だが、自殺率はピークを越え、 犯罪は減少、離婚率も下がっている。
平成に入ってからのこの25年間で、私たち日本人の「家族」のあり方はどう変わったか?
詳細な統計データと豊富な図表、身の上相談、家裁事例などから、 生活水準、失業率、世帯構成、親子関係、少子高齢化、介護、児童虐待、 結婚・離婚・再婚、出産、葬儀……家族をめぐるあらゆる変化を欧米とも比較しながら読み解き、平成の家族像を描き出す。
【目次】
まえがき
序章 時の流れ――暗い動き・明るい動き
1.経済と家族との関係
2.明るい話題のいろいろ
3.めぼしい出来事
第一部 何がどれだけ動いてきたか
1章 大規模統計から見た変わり方
1. 国税調査から見た世帯と人員
2. 結婚をめぐる全体動向
3. 離婚をめぐる全体動向
4. 出産をめぐる全体動向
2章 家庭裁判所事件の動きから
1. 家事事件の大勢
2. 審判事件の動向
3. 調停事件の動向
4. 離婚の申し立て動機の変動
第二部 夫婦と親子の具体的な姿
1章 変わってきた身の上相談
1. 新聞紙上の家族の悩み
2. 全体的側面
2章 一般夫婦の人間関係
1. ケースの実際
2. 全国の大勢
3章 離婚になる夫婦のいきさつ
1. 離婚急増時代(1990年代)
2. 不倫に寛容になった世論
3. 上昇の終わり
4. 離婚減少時代(2003年以降)
5. 一般的な事例
4章 親と子とのつながりの深まり
1. 大人になった子とその親
2. 父親を語る
3. 子から見た親との関係
4. 親を思う子の言葉
5. 赤ちゃん取り違え事件
5章 児童虐待と子の救済
1. 児童虐待の激増
2. 関係者の続柄
3. 法的対応と実際
4. 子のためでない養子縁組
5. 養子縁組の内訳
6. 子ども本位の縁組に
7. 未成年養子制度の改革
6章 特別養子と真実告知
第三部 関連問題のトピックス
1章 家庭の内側
1. 主婦向け雑誌の廃刊
2. ケータイ時代の家族問題
3. オレオレ詐欺の横行
4. 葬式とお墓の変わりぶり
5. イクメンの登場
2章 社会とのつながり
1. いじめ問題の日本人的特質
2. 就職できない若者たち
3. 成年後見制度の必要性
4. 介護保険制度と家族介護
5. 大災害と家族
附論 少子化克服のための生活改革
1. 絶滅危惧種になってきた日本人
2. デンマークの生活改革
3. 日本での改革方向
あとがき
注
家族問題から見た年表(平成元~25年)
【響いた抜粋と学び】
著者の湯沢さんは東京都立大学社会学科卒業・同法学科卒業。東京家庭裁判所調査官、お茶の水女子大学教授、郡山女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授。専攻は家族法社会学(執筆当時)。
(離婚減少時代?)……離婚後に自活していくに足りる収入の見通しがたたないため、離婚に踏み切れなかった妻が多くなってきたためであろう。
離婚急増が1990年代です。離婚率が1.29から2.30まで跳ね上がったようです。
確たる証拠等はないんですが、強いて挙げるとすると女性側の自活力と言いましょうか。
離婚後の生活に確実な収入のあて
児童扶養手当など公的支援を受ける
両親の支援
といったところです。
2002年がピークでそれ以降は減少しているそうです。
結婚自体が減っているわけですから、そりゃどっかで減るわな、って感じです。
(ケータイ時代?)……ケータイの出現・普及によって、家族関係は変わっただろうか、初期には、親子の直後の会話が減ったようだとの声もあったが、その声は最近はあまり聞かれない、ケータイでの会話を加えれば、むしろ増えているのではないかとの声も強い。
ケータイの問題として挙げられるのは
・ケータイ依存
・課金問題
といったところでしょう。
食事中、寝る直前、までケータイを離せないというところです。
子供については親がしっかり管理すればいいだけの話ですからそんなに問題なのかな? ってところですね。
まぁ、僕のいる田舎ではなく都会に行くとケータイ持ってないとハズされるのかもしれませんけどね。
(いじめ問題の日本人的特徴とは?)……「いじめ防止対策推進法」ではいじめを、「一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為」とし、さらに「対象の子が心身の苦痛を感じているもの」と定義した、インターネット上の行為も含まれる。
・個人ではなく集団主義になりやすい
・価値の内容よりも、全体的な強調的雰囲気を大切にし、画一的な形式を尊重する
・加害者の数のほうが多く、被害者は対抗できない
などが挙げられるようです。
あといじめではありませんが、スポーツで監督が選手に対する暴力をするのは日本と韓国だけなんだとか。他国では選手がやり返すから監督がそんなことできない、らしいです。
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【編集後記】
本日担当者会議1件です。あっという間の一ヶ月でした。
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