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愛は自転車に乗って: 歯医者とスルメと情熱と (ドクターごとうの訪問歯科シリーズ)/五島朋幸

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 五島朋幸
大隅書店
発売日 : 2014-12-25








【出会い】
本が好き!: 書評でつながる読書コミュニティ で献本当選しました。ありがとうございます。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
食べる喜び、よみがえれ! 舞台は東京都新宿区。背中にデイパック、肩からカメラバッグを下げ、自転車を漕ぐ一人の歯科医師、ドクターごとうが、口からうまく食べられなくなった人のいる家庭を訪問し、情熱あふれる診療によって、行く先々で次々と奇跡を巻き起こす。現役の歯科医師である著者が、自らの訪問歯科診療の体験に基づき書き下ろした、愛と感動の物語。長らく絶版となっていた名著の新装版、待望の刊行!

【響いた抜粋と学び】
著者の五島さんは歯科医師、ふれあい歯科ごとう(東京都新宿区)代表。新宿食支援研究会代表。日本歯科大学卒業。博士(歯学)。1997年より訪問歯科診療に積極的に取り組み、2003年ふれあい歯科ごとうを開設。2003年よりラジオ番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」パーソナリティーも務めています。日本歯科大学生命歯学部臨床准教授、東京医科歯科大学、慶応大学非常勤講師など役職多数です(執筆当時)。

訪問歯科について、口腔ケアについて物語を通じてわかりやすく説明してくれています。

介護関係、特にケアマネジャーとしては読んでおきたい一冊ですね。

最近の死亡原因の第三位は「肺炎」と言われています。

それは誤嚥性肺炎と呼ばれるものですね。90歳以上は死亡原因の第二位なんだとか。

それを予防するためにも、歯科診療であったり、日々の口腔ケア、マッサージ、訓練なんですね。

年齢を重ねると口の中が乾燥しやすくなります。誤嚥しやすくなるわけです。

訪問歯科診療は、心身の障害により通院できない方のために、歯科医師が自宅に訪問して診療するシステムである、訪問歯科診療では「口から食べられない」障害に対する対応も多い。

僕は「口から食べる」ということは人間の自然の営みであり、生きていることそのものであるとも感じている。この世に経管栄養のような代替的な手段がなければ、どんなことをしてでも口から食べる努力をするだろうが、現代医学は口から食べない選択肢を確立してしまった、技術の進歩はやっかいな問題をつくり出す。

「食べるという行為は、生物的な栄養供給だけではなく、文化的、人間的な営みである。この極めて単純かつ重要な行為が、医療の発展とともに軽視される傾向がある」。


経管栄養ってすごいシステムですよ。

食べるってことは生きるって意味なんですよ。自然界の動物は全員食べますよね。
食べない動物はいないんですよ。

それができないとき、本来は死ぬわけです。

しかし、人間は医療の進歩とともに食べなくても生きることができたわけです。自然の摂理に逆らったわけですね。

そのときに、なぜ生きているのか? ということになるわけです。

もちろん、食べる、という動作だけができなくなり、その他の動作が出来る人もいるでしょうから一概にはいえません。言えませんけど、多くの人は食べれなくなったとき、生きることも難しくなっている、のではないか? ということです。

「実は、口から食べるっていうのは歯だけよくてもダメなんです。ほっぺたやベロがしっかり動かないと噛めないんです」。

「訓練って意外とすぐには結果が出ないんですよ。だからあせらず長く続けられるもののほうがいいですね」。

体育の授業の時、昔言われたことがあります。
ボールを投げるときに腕の力だけで投げないだろ? って。

体をひねる。腕を振り下ろす。足を移動させる、上半身、下半身、身体の一部ではなくて全体でボールを投げるんだ、と。

食べることも同じで、歯だけはなくてその周りの協力が必要なんですね。

「材料や作り方は少し変わっているかもしれませんが、調整すること自体は入れ歯の構造が変わってないので、まったく変わってないんですよ」。

「いろんな歯ブラシが売られていますけど、硬いのが多いですね。でも、お母さまのように、誰かほかの人が歯ブラシをするときは、柔らかいこととコンパクトなことが基本ですね」。

ここらはマメ知識です。
入れ歯の調整自体は明治時代あたりからさほどの進歩をしていない、ということです。

それだけ、すでに確立されていたってことですね。

ま、物語にもありましたが、昔は歯が悪くなったらすぐに抜いていたから入れ歯が多かったけれど、今は抜く人が少なくなったから入れ歯が減った、と。

僕の祖父も僕が小学生くらいのときにはすでに総入れ歯だった記憶があります。だとしたら50代で入れ歯ですから、今にしてみればめちゃくちゃ早いですよね。

きっと、昔だから悪くなったら抜いたほうがいい、みたいな感じだったのかな。

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【編集後記】
本日はマックカフェで「NEXT READING」読書会です。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 五島朋幸
大隅書店
発売日 : 2014-12-25

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