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逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法/桜井 博志

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こんばんは。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 桜井博志
ダイヤモンド社
発売日 : 2014-01-18








【出会い】
帯広図書館で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
伝統産業にあって変わることを恐れず、型破りな経営改革を可能にした、旭酒造・桜井博志社長の合理的思考法と熱い信念についてまとめた経営本です。【テレビ東京系列『カンブリア宮殿』1/16出演! 】

先代だった父に勘当された桜井社長は酒造りから離れていましたが、その父の急逝を受けて約30年前、旭酒造の三代目社長に就きました。当時、日本酒市場は1975年をピークに3分の1にまで縮小、山口県の山奥にある同社はそれを上回るペースで売り上げが急減していました。就任当初は、気づけば日に何度も自分の死亡保険金を計算してしまうほど追い詰められ、ふたりの子どもの寝顔を見ながら、眠れぬ日々が続きました。

しかし、死ぬか生きるか。だったら、やれることをやろう。
目の前の常識をすべて疑い、新しい旭酒造に生まれ変わろう。そう心に決め、改革を進めてきました。
「変えるべきでない伝統は何がなんでも守り抜き、一方で、大事なものを守り抜くために変わることを恐れない」。
小さな酒蔵であることが強みになるよう、小規模な仕込みでないと造れない、また少量でも愛され続ける純米大吟醸酒に商品をしぼり、『獺祭(だっさい)』を開発しました。また、勝負する市場は地元より大きい東京を中心とする全国市場へ、そして、杜氏と蔵人に任せきりだった酒造りも、可能な限り数値化し安定生産を目指して社員だけで通年生産する仕組みを構築しました。
そして2012年、ついに純米大吟醸市場でトップに躍り出たのです。海外市場開拓も約20カ国を数え、今や業界唯一の勝ち組ともいわれています。

しかし、今の地位にしがみつき、守りに入る様子は一切ありません。2014年夏には、パリのシャンゼリゼ通りに直営の小売店併設レストラン&バーを出店するなど、海外でさらなる日本酒浸透をはかっていきます。

まったく売れずにつぶれかけた時があったからこそ、お客様に支持を頂けるようになった今、桜井社長は言います。「打席に立たせてもらったからには、三振して無様に尻餅をつこうが、バットを振らなければならない」。「もともと私は、気弱で重圧に弱い。しかし、酒蔵を継いでからは泣き言を言っていられなくなり、精神を鍛えられた。というより、“社長を演じている"と言ったほうが正しいかもしれない。そう思い込むことで、気弱になりそうな大仕事にも取り組めるーー」。 
あくまでハートは熱く、しかし事業の見通しや仕組化を冷徹に進めるその姿勢は、地方企業やベンチャー、伝統産業など多くが抱えておられる悩みへのひとつの解を体現しつつ、『獺祭』をはじめとする日本酒の味わいを一層深めてくれます。


【響いた抜粋と学び】
著者の桜井さんは1973年に松山商科大学(現松山大学)を卒業後、西宮酒造(現日本盛)での修業を経て、76年に旭酒造に入社するも、酒造りの方向性や経営をめぐって父と対立して退社。79年に石材卸業の桜井商事を設立し、年商2億円まで育成したが、父の急逝を受けて84年に家業に戻る。研究を重ねて純米大吟醸「獺祭」を開発、業界でも珍しい四季醸造を導入したり遠心分離機を活用するなど、「うまい酒」づくりに向けた仕組化を進めてきている。家業である旭酒造は、江戸時代の1770年創業(執筆当時)。

(「普通」はすなわち「負け」とは?)……私が社長になったころの旭酒造にとって、酒蔵商売の”正攻法”とは、一生懸命に酒屋さんを回って人間関係を築き、酒を売ってもらうことにありました、それが、一般的な酒蔵のスタイルだったのです。酒蔵といえども企業です、企業である限り社会に貢献しなければ存続する価値はない。「徹底的に『美味しい酒』を造ろう」それは、挑戦という名の、さらなる困難に足を踏み入れた瞬間でした。

(追いこまれてこそ?)……「自分で造ろう。そうすれば、今まで杜氏に遠慮して安易に流れていた酒造りも、したいようにできる。挑戦できる!」経営に集まって来るお客様の声を、そのまま酒造りに反映できる、妥協のない酒造りに挑戦できるようになるのです。

介護の世界で言うとどうなるでしょうか?

ケアマネジャーの事務所に営業にいくことは、サービス事業所の管理者や相談員のスタンダードといえるかもしれません。

これをやめる、ということはどういうことでしょうか? 自分の組織でサービスを持つ、ということですかね。
そうなると、すでにそれは介護業界にありますね。

となると、そうではなくて、自事業所でサービスを増やすのではなくて、他事業所と連携して補い合う関係になることでしょうかね。

(経験と勘は数値化?)……従来の杜氏の経験と勘に任せた製法だと、人の手によるため案外いい加減な調整になります。

ビールは意外といい加減に作れるみたいですが、日本酒はそういうわけにはいきません。微妙な温度調整が必要です。そして、それは職人の経験や勘だけではなく、数字に落とし込むということですね。

介護の世界でも、部屋の温度だとか湯温だとか、気をつけるところですね。

認知症が深くなり言葉で訴えられなくても、微妙な温度で不穏になることがあるんじゃないかと思います。

(がんばらない仕組みって?)……組織は回り続ける性質を持っているので、小さなミスに気がついても、それを隠ぺいし、組織を維持しようとする力学が働くからです。とにかく、ミスは絶対起こさない! といきがるのではなく、人間は必ずミスを起こすという前提で、それを早く発見して速やかに対応できる仕組みづくりを、課題として感じています。「眦を決してがんばる、なんてかんがえなくていいから。シラーッと決まった仕事を毎日こなしていけばいいから」そう社員にもよく話しています、それでよい酒ができる設備と技術を追求する環境を準備するのが、社長である自分の責務だと思うのです。

ここは期待して読んだんですが、がんばらない仕組み自体は載ってなかったです。残念。

マインドはいただきです。

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【編集後記】
ようやく更新できました。それではおやすみなさい。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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