こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
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廣済堂出版
発売日 : 2013-05-28
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【出会い】
著者の木村尚義さんから献本していただきました。ありがとうございます。
先月も木村さんの書籍を献本していただきました。
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ひらめく人の思考術: 物語で身につくラテラル・シンキング/木村尚義
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
本書では、ラテラルシンキングで実績をあげた、名だたる10人をピックアップしてそれぞれの思考法を紹介します。
スティーブ・ジョブズ、レイ・クロック、本田宗一郎、といった歴代の名経営者から歴史上の人物、豊臣秀吉、アニメの中のドラえもん、といったそうそうたるメンバーのラテラル・シンキングの視点での伝記です。
今まで彼らの伝記を読んだことがあるあなたにとっては新しい発見につながることでしょう。
彼らの伝記を初めて読むあなたにとっては、彼らの成功への道のりを知ると共に、大胆な発想法に舌を巻くこととなるでしょう。
【気になった抜粋】
大ヒットした「もののけ姫」ですが、実はジブリ得意のある成功法則を使わずして、成功を掴んだ作品でもありました、そう、もののけ姫では宮崎の得意技「空を飛ぶ」シーンがないのです、過去の成功を捨てて臨み、見事大成功へと導いたのでした、従来の成功手法を使い続けると手堅い半面、マンネリ化というデメリットもあります。
【響いた抜粋と学び】
10名分の伝記を読み解きながら、彼らが問題と直面した時の発想法を問題形式で考えることができます。これは答えを当てる、のではなくて、一緒に考えることで”発想する”癖をつけることができると思います。
正しい、間違っている、ではなくていかに発想するかを意識しましょうね。
※ 松本清さんの発想法のところを読んでひらめく人の思考術: 物語で身につくラテラル・シンキング/木村尚義 の発想のひとつは松本清さんを参考にしたんだなぁ……と思ってました。
コンピュータ会社の重役達も「コンピュータを大衆向けに」というイメージは持てずにいました、そんな中アップルⅡように大衆向けの表計算ソフトウェアが発売されました……その表計算ソフトウェアは、大ヒットとなります、なぜ、表計算をたくさんの人が求めたのでしょう?
たとえば、このような問題が出てきます。正解しようが、不正解だろうが、学校のようにテストはありません。これが間違っていたからといってあなたの発想が貧弱だとかそういうこともありません。
それは本書のコンセプトではありません。読みながら学ぶのです。本書を読み終えたあとに実践できればいいだけのことです。
ん? で、表計算をどうしてたくさんの人が求めたのかって? それは……本書に載っています!
参考資料はこちらです。
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スティーブ・ジョブズ I [ハードカバー]
スティーブ・ジョブズ II [ハードカバー]
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 [単行本(ソフトカバー)]
スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則 [単行本]
ラテラルにとらわれず、純粋にスティーブ・ジョブズの生き方を詳しく知りたい方にオススメです。
電化製品というものはコンピュータに限らず、部品の大きさによって製品の大きさが決まるものです、すべての製品が揃い、それを組み立てて初めて、サイズが決定するのです、しかしマックではそれを逆に考えました、先に大きさを決めてから、それに収まるように部品を採用したのです。
ジョブズのところを続けると、モノをつくるときの当時の常識は部品があって組み立ていくと大きさが決まる、というものでした。その常識を覆し、完成品をイメージし、それに合う部品を選ぶ(作る)という工程に変わったのです。
目標達成についても同じことがいえますね。最初に大きな目標を立ててから短期目標を積み上げていく方法がありますし、その逆に小さな目標を立てていき、最終的な目標を掲げる方法だってありますね。
どちらがいいのか? どっちもいい、必要な考えは、あなたにとってどちらが必要なのか? ということです。
秀吉は差を埋めるのではなくて差が埋められないのなら、スタートラインを一緒にしてしまえと考えます、新たな伝統を作ってしまうのです。
斬新ですね。既存のものがないなら創る、という発想に似ています。伝統がない、といって悲観せずに新しく創ろう、とプラスに発想する。なるほど。
江戸時代に入った後、秀吉の七回忌では家康による盛大なイベントも執りに行われ、豊国神社を奉納して大いに盛り上がりました、ところが大阪冬の陣に続いて夏の陣で徳川家康が豊臣家を滅ぼすと、途端に豊国神社を家康自身が封じてしまうのです、その後秀吉は天下人ではなく信長の家臣として忠節を尽くした、庶民の英雄という見方が強くなります、しかし明治時代になると出世の神様として豊国神社は復活し、秀吉は再評価されます。
本書の利点としては、上記抜粋のように、知られていないことを横書きで間隔を空けており、サラっと読めてしまうことです。秀吉の評価は時代によって変化していたんですね。知らなかった~。
愚痴はなぜ出るのでしょうか? それは「どうせできっこない」と思っているそのことを、どうしても叶えたいから、現実になってほしいと強く思うからこそ、だから無理にあきらめようとして愚痴が出るのです。
愚痴が出た瞬間がチャンスですね! 本当はやりたいことなんですね。特に顧客から愚痴や不満が出たときは大チャンスと捉えられますね。
もしかすると、清少納言の「清」は父の性である「清原」の短縮形であり、「少納言」は宮中に仕えているときの呼び名です、源氏物語の紫式部も同様に本名不詳です。
こちらについては日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方/岡本彰夫 にも載っていました。
古代、名を告げるということは、相手に対して身も心も捧げることを意味しました、名前には魂がこめられているので、その名を告げると、告げた人間のものになる、ですから、いにしえの女性たちは夫にしか名前を教えないものでした、ゆえに平安時代の女性たちの本名はわからないことがほとんどです、紫式部や清少納言というのも、実は宮中の女官としての源氏名であり、本名はわかっていません、それほど名前は大事なものだったのです。
とあります。
現代人は江戸時代以降「名を名乗れ!」の時代に入ったので、僕たちは自己紹介のときに所属と名前を告げます。
しかし、古代は違ったのですね。
今現在、ツイッターや書籍でハンドルネームやペンネームで活動されている方も100年後1000年後になったら、言われるかもしれませんね。
本名で活動すると差し支えるので、ハンドルネームを使って活動する人たちもいた、ってね。
最後に、本書を読み終えたあなたは「あ~面白かった」で終えるのではなく、1.常識や前提を常に疑う、2.本質は何かを抽象化する、3.セレンディピティ、これらを意識して今からの人生に役立ててください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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発売日 : 2013-05-28
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