おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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日経BP社 発売日 : 2016-04-14 |
【出会い】
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【本書紹介のねらい】
〜Amazonより〜
『ぐりとぐら』など、数々の名作を生み出した児童作家・中川李枝子さんが、
日本中のママに元気と勇気を与える1冊!
『ぐりとぐら』をはじめ、世代を超えて愛される大ロングセラーを生む児童文学作家・中川李枝子さん。
81歳になる中川さんの創作の土台は、自身の子ども時代に魅了された岩波少年文庫。そして、17年間の
保育士経験です。
子どもたちの現場で、子どもと真剣に向き合ってきた中川さんは「子どもはすばらしい先生」「この世で
子どもほど面白く、愛すべきものはない」と繰り返します。戦前戦後を経験し、母として、保育士として、
児童文学作家として生きた中川さんのしなやかな80年を散りばめることで、女性としていかに生きるかを、
子どもが備える力を、見つめなおせます。
悩める現代の母たちへ、未知の育児に不安を抱くプレ母たちへ贈る応援歌です。
※日経DUAL連載「ママ、もっと自信を持って! 」を再構築・編集。
●なかがわりえこ96作品リスト付き!
【主な内容】
■ 子どもと本が教えてくれた
~ 私の保育士時代、子ども時代 ~
第一章 保育園の子どもたちに教えてもらったこと ~ 目指したのは日本一の保育士 ~
第二章 みんな、本が教えてくれた ~ 子どもは大人をしっかり見ている ~
第三章 子どもに学んだ童話の書き方 ~ 『いやいやえん』『ぐりとぐら』が生まれるまで ~
第四章 お母さんはみんなきらきらしている ~ 育てる楽しみを味わって ~
■ ママ、もっと自信をもって
~ 悩めるママと中川李枝子さんの子育てQ&A ~
Q. 1歳の娘にどう遊んであげればいいかわかりません
Q. イヤイヤ期の3歳の長男についいら立ってしまいます
Q. 「保育園に預けるのはかわいそう」と母に言われたら
Q. どんなときに「ダメ! 」と子どもに言えばいいのでしょう など
〜著者紹介〜
中川 李枝子(なかがわ りえこ)
児童文学作家。東京都世田谷区にあった「みどり保育園」に勤務しながら、創作を始める。
1962年に出版された童話『いやいやえん』は、厚生大臣賞などを受賞。1963年に雑誌「母の友」に「たまご」と
いう題名で掲載され、同年末に絵本として刊行された『ぐりとぐら』は、シリーズ化され、累計発行部数は2400万部。
主な著書に『かえるのエルタ』『ももいろのきりん』など多数。
戦争のため小学校を3回転校した体験をもとに、1971年、教科書向けに執筆した「くじらぐも」は現在も小学校1年生
の国語教科書に掲載されている。
映画『となりのトトロ』の主題歌「さんぽ」の作詞も手掛けた。
【響いた抜粋と学び】
保育をしてきた中での学びや感じたことを書いてます。
対象は子育て中のお母さんとその子ども、なのかな。
行間が広く、ところどころひらがなが多く使われています。
※ 比較的難しい漢字も利用されているので保育園に通う子どもが一人で読むことはできないでしょう。
【「にくまれっ子」ぐらいがちょうどいい】
お友だち同士は「対等」で付き合える貴重な関係です、きょうだいには年上年下の関係があります。友だちは力加減、手加減しなくてもいい相手。真正面から本気と本音で付き合えます。
友だちってのは時に仲良く。時に喧嘩しながら仲を深めていきますね。
【子どもの喜びに敏感でいて】
子どもはうれしいことは必ずお母さんに報告します。お母さんが一緒に喜んでくれたら、もっとうれしい。子どもはいいことがあったらお母さんに教えようと、ますます張り切るのです。そして喜びに敏感なお母さんは、悲しみにも敏感でした。
【『いやいやえん』は私の保育理論】
『いやいやえん』は、まさに目の前にいる、かわいいけれど手ごわい子どもに贈ったお話です。
楽しめればいい、それでいい。本当に楽しめる本は、子どもの成長の糧になります。保育者の仕事は、子どもをいかに上手に遊ばせるか。ゆえに『いやいやえん』は、私の保育理論です。
このあたりは著者の中川さんの体験を基に書いてますね。
特に二つ目の抜粋部分は興味深かったです。
子どもからいつもいつも「片付けなさい」と叱られて嫌だ、と言われたから
じゃあ、好きにしなさい!!
と言ってみたそうです。
すると、子どもたちは大人の様子を伺いながら積み木で遊んでいたそうです。
結局、あまり言われるのは嫌だけど、放任されると何をしていいかわからなくなる。
なるほどなー、って。
その光景が想像できます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
日経BP社 発売日 : 2016-04-14 |