こんにちは。岡本大輔です。
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講談社
発売日 : 2010-06-22
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【出会い】
帯広図書館の特設コーナー(なんのコーナーか忘れました)で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
日本の花火を見て育った私は、夜空に美しい、均一な真の球形の花を咲かせ、さまざまに色の変化を見せる花火が、世界の標準だと思っていた、外国の花火は、均一な球形に開かない、しかも美しい色の変かも起こさないものがほとんどだったのである。
本書では、日々進化をとげている日本の花火を、わかりやすく丁寧に、豊富な写真とともにご紹介していきます、花火大会などにお出かけの際、あるいはテレビでの花火鑑賞の際などに、手引きとしてお役立ていただければ幸いです。
本書タイトルにあるような日本の花火がいかに素晴らしいのか、科学的に実証するような書籍ではありません。本州を中心に全国各地にある花火大会を写真を交えて紹介しています。
【響いた抜粋と学び】
著者の泉谷さんは写真家、特に火と水に特化した写真家のようです。幼い頃から大曲の花火を見て育ち、全国の花火をくまなく取材する写真家です。
以前、全国2位になった帯広の勝毎花火大会はあるのかな、とワクワクしながらページをめくりましたが……なかったんですね。
日本の花火の歴史は、1543年に始まったとされる、これは種子島に鉄砲が伝来した年で、鉄砲とともに火薬の配合が伝えられた。
花火そのものが記録に登場するのは、1585年の夏、皆川山城守と佐竹氏が現在の栃木県で対陣したとき、慰みに花火を焼き立てた、と『北条九代記』にあるのが最初という。
日本橋の「鍵屋」は八代目のときに番頭の清七が独立して「玉屋」を起こしたといわれる、「鍵屋」と「玉屋」は両国川で競演するようになり、「たまや~、かぎや~」の時代を迎えるのである(1700年)。
まずは花火の歴史からです。花火は鉄砲の伝来と共に伝わったんですね。かれこれ500年近く前になります。歴史が深いですね。
打ち上げ花火は、花火玉を上空に打ち上げるための火薬(発射薬)を、地面に設置された筒の中に入れ、その上に花火玉を置き、発射薬に点火することで花火玉を大空に打ち上げるという仕組みになっている。
こちらは花火の仕組みです。打ち上げのための火薬と花火と別なんですね。なるほど。
熊野の花火の起源は古い、約300年前のお盆の初精霊供養が始まりとされ、その伝統は追善供養の打ち上げ花火などとして、現在の大会のプログラムにも生き続けている、打ち上げ花火の総数約1万発、来場者数約15万人。
ここでは熊野を一つ例に出しました。全国には土浦の花火大会のように80万人を動員するものもあります。帯広の勝毎花火大会は2万発、16万人以上動員。
井の中の蛙になっていました。
熊野では300年の歴史を持っています。すごいなぁ。
火薬を使って表現する最先端の現代美術は、日本の伝統花火の世界、いやもっとその奥にある、もはや私たちが忘れ果てたように思える初源のエネルギーに向けて、爆発しているように思えるのである。
なるほど。抜粋にあるように、花火大会はもはや現代が誇る美術、芸術ですね。
8月13日の勝毎花火大会が楽しみです。
十勝晴れと称される青空に広がる花火を見て、夏の疲れを癒やしましょう。
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講談社
発売日 : 2010-06-22
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