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人を育てるファイターズの秘密 /岩本 勉

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓

著者 : 岩本勉
朝日新聞出版
発売日 : 2013-03-29









【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。


~本書抜粋より~
この本では、初めて日本ファイターズの”本当”を書きたいと思っています、お読みになれば、「なるほど」と思っていただけるでしょう。キャンプ中に「家族を呼びなさい」と言ったのも、十二球団でいちばん早かったと思います、内々にはあったでしょうが、ファイターズはオープンにしたので、最初は結構話題になりました。

陽光が暖かく人の心を動かし、それが強さを生んでいったのは、なんとすばらしいことでしょうか、キーワードは”ファミリー”でした。



ファイターズが大好きなあなた、ファイターズを応援しているあなた、ファイターズのような地域密着なチームを作りたいあなたにおすすめします。

【気になった抜粋】

【響いた抜粋と学び】
北海道にフランチャイズを置くファイターズ。当時、ライオンズがくるかどうか? ということで僕の心の中は揺れていた。
幼稚園の年中くらいのときから西武ライオンズは森監督のもと、黄金時代を迎えていた。辻、平野、秋山、清原、デストラーデ、石毛……今でも打順を丸暗記している。

投手陣は渡辺久信、智夫、工藤公康、郭泰源、塩崎、新谷、鹿取……そうそうたるメンバーを思い出します。

あのライオンズが北海道に来てくれる! 僕の心は踊りました。小学4年のとき、同じく野村監督のもと黄金時代を迎えたヤクルトスワローズ。当時の級友たちはライオンズ対スワローズの日本シリーズで、なぜか? スワローズを応援し始める。今までスワローズなんて見向きもしなかったくせに!! 帽子だってスワローズの帽子をかぶっている人はいなかったはずなのに!!

僕は小学生のときはずっとライオンズ帽をかぶっていた。僕はライオンズが好きだったんだ。

結局、そのときの日本シリーズは最終戦でスワローズが勝ってしまった、と記憶している。
そして、大学4年のときだったか、日ハムが北海道に来ることで決定する。

……ファイターズか。これが僕の本音だった。ファミスタのオールスターで田中幸雄がやたら打てる選手ということ以外の情報はほとんどない。

中学生のときか、いつだったかリーグ制覇しそうになって最後にライオンズに逆転された、そんな記憶はある。

誰がいるんだ? そんなとき大リーグから新庄が帰ってきた。その年、勝率5割くらい。その年から始まったクライマックスシリーズにギリギリ参戦。

対戦相手はそれこそライオンズ。僕は仕事場のお客様にはファイターズを応援するそぶりを見せながら、心の中はもちろん、ライオンズを応援していた。

確か、渡辺久信監督一年目のときだったはず。ファイターズは惜しいところで、ライオンズに負けてくれて(?)  
「残念な結果ですけど、頑張りましたね!」
と本音とも建前とも言えない言葉を僕は放った。

そのあと、ライオンズは同じく監督就任一年目の落合博満さん率いるドラゴンズを最終戦で下し日本一に輝いている。

そんな屈折した状況の中、あれよあれよ、といい選手を放出しながらも、地道に選手を獲得し育て続け、リーグ制覇、日本一と達成し、Aクラス常連のチームとなっていくファイターズ。

監督も「シンジラレナーイ」のヒルマン監督、梨田監督、そして今、栗山監督。
3人代わり、それぞれリーグ制覇を成し遂げている。

いつのまにこんなに強くなったんだ、ファイターズ。

その秘訣をガンちゃんは
「チームに必要な選手を指名するところにある」
と話す。

ファイターズは卑屈になってチームに来てくれる選手を選ぶのではなく、チームにとって必要な選手を選んでいる。
だからこそ、原監督の甥っ子である菅野選手も指名したし、大リーグ行きを表明していた大谷選手を国内たった1チームだけ指名した。

そして、その思いをついに実らせた。

ファイターズ陣はけっして大谷の大リーグへの夢を否定しなかった。いかにファイターズが大リーグに行くための準備ができるかを伝えた。大谷の夢を支援できることを伝えた。

それが、今日本国内で大谷を見ることができるのだろう。

そんなファイターズに僕の気持ちは……少しずつ……傾く……のかな?

ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。

著者 : 岩本勉
朝日新聞出版
発売日 : 2013-03-29


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