こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓
【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。3か月前の今日は大丈夫やで ~ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし/坂本フジエ を紹介していました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
まずは、「わが子をこんな風に育ててやろう」と身構えず、子どもの心を自由にしてやること、子どもの育っていく様子を面白がって、親はあとからついていくくらいで、ちょうどいいんです。
子育ては、赤ちゃんのときからの積み重ねです、最初のときにしっかりかかわってやれば、そのあとがぐんとラクなんや、けれど、今までうまくかかわれなかったと思っているお母さんでも、絶望することはありません、いつからでも挽回できる、それが人間なんです。
これから出産を控えているお母さん、今子育て中のあなた、子どもが小学生になり、ようやく手が離れ始めたあなた、子育ては日々の積み重ねです。
あのとき失敗したぁ……なんて悔やむ前に、まだまだ挽回可能ですよ。
【気になった抜粋】
私は、教育の根本は、赤ちゃんにお乳を飲ませることやと思います、もう、本当に満足するまでお乳を飲ませることができれば感謝の気持ちを持った子どもに育つ。
子どもがしきりに「痛い」というときは、必死でお母さんにSOS出しているんや、その原因は、一朝一夕のものではなく、もっと深いものがあるんやで。
子どもは怒らんでいい、それよりお母さん自身が「ごめんな」って、相手の子に謝るんや、表面だけではダメ、心から謝るんやで、大好きなお母さんが、ペコペコしている姿を見たら、「自分もちょっとは気を付けんとな」って、直っていくもんや。
【響いた抜粋と学び】
著者の坂本フジヱさんは大正13年生まれです。この年齢になるとデイサービスに通う方がいらっしゃる中で、坂本さんは89才にしてなお現役です。4000人以上のお産にかかわり、子育てのよろず相談所として地域に貢献しています。
そんな坂本さんから愛あるメッセージをどうぞ。
赤ちゃんを育てるのに、難しい理屈はいりません、お母さんは、自分を「無」にする覚悟で、心の底から赤ちゃんをかわいがってほしい、それだけです、赤ちゃんを育てるのに、勉強した知識はいりません、心をやわらかくして、目の前の赤ちゃんが欲していることを、もっと本能的に感じて欲しいんです。
「手塩にかける」、この言葉ほど、子育てにぴったりな言葉はないと思うやけど、最近聞かなくなったなあ。赤ちゃんは、ものすごいスピードで、一日一日進歩していくから、それを先取りしようとしても、土台無理なんや、子育ては、自分ひとりでしているんやない、相手があることなんや。
最初に、子育ては知識や技術ではなくて、感じることだと坂本さんは話します。感じること、気づくこと、というのが大切だと読み取れます。
介護の仕事で考えても同じで、身体介護や認知症ケアという知識や技術を詰め込んだとしても、目の前のお客様のことを感じられなければ、その知識も技術も生かされないわけです。
一人で歩けない、認知症の診断を受けたお客様が食後、左右をキョロキョロ見ている、これをただ観察して何も感じないのか、それとも食後だから歯磨きがしたいのか、それともトイレに行きたいのか、と感じることができると
「トイレに行きましょうか?」
という声掛けが生まれるわけです。
子どもに「ダメ」と言っていいのは、命にかかわるときだけ、「ちょっと危ない」程度のことなら、そばで見守りながら、やらせるんです、「ものを大切に」って、お母さんたちはよく言うでしょう、だけど私にしたら、子どもの「これを触ってみたい」「なかがどうなっているか見てみたい」っていう気持ちの方が大切に思えるなぁ。
三才を過ぎ、幼児期に入った子どもが好奇心のかたまりなのは、脳の発達から見ても、明らかなことなんや、その大切な時期に「ダメ」ばかり言われると、盆栽みたいに萎縮してしまうの、幼児期には、子どもの好奇心を邪魔せず、外遊びして、しっかり運動させることが大事。
これはなかなか出来ていないのが現状ですよね。我が家でもそうです。そして、介護現場に照らし合わせますと、なおさらです。
高齢者介護における失敗は転倒などの事故につながり、ケガや骨折の可能性もあります。となると、そこから寝たきりになる可能性もありますよね。
介護現場ではできることはやってもらい、身体面や認知面の低下予防を考えたい反面で、事故のリスクを減らす、という日々格闘していることと思います。
最近の若い人らは、昔はお母さんが弱くて、お父さんが強かったと思っているでしょう、でも、それは違います、お母さんが真の意味で強かったから、お父さんが厳然と家長でいられたんです。
なるほど。考え方が斬新です。草食系男子、と男性が弱くなったと考えられていましたが、坂本さんが言うには女性が弱くなったから、過剰に守らないといけない、という流れを話していました。
昔は女性が真の意味で強かったからこそ、男性も威厳を保てた、なんて書いてましたね。詳細は本書でご確認をお願いしますね。
努力の「努」は女の股の力と書きます、女の努力は産むだけでは終わらん、一生、夫と肌の触れ合う努力をして欲しい。
これはまた斬新な発想ですね。実は坂本さんは前著でもそうなんですが、夫婦の営みについても言及しています。妊娠中だってしていいんやで! みたいな感じで(笑)
このあたりは抜粋しないでおいたので、読んだ時のお楽しみでお願いします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。
昼の紹介はこちらです。
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産業編集センター
発売日 : 2013-04-19
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【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。3か月前の今日は大丈夫やで ~ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし/坂本フジエ を紹介していました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
まずは、「わが子をこんな風に育ててやろう」と身構えず、子どもの心を自由にしてやること、子どもの育っていく様子を面白がって、親はあとからついていくくらいで、ちょうどいいんです。
子育ては、赤ちゃんのときからの積み重ねです、最初のときにしっかりかかわってやれば、そのあとがぐんとラクなんや、けれど、今までうまくかかわれなかったと思っているお母さんでも、絶望することはありません、いつからでも挽回できる、それが人間なんです。
これから出産を控えているお母さん、今子育て中のあなた、子どもが小学生になり、ようやく手が離れ始めたあなた、子育ては日々の積み重ねです。
あのとき失敗したぁ……なんて悔やむ前に、まだまだ挽回可能ですよ。
【気になった抜粋】
私は、教育の根本は、赤ちゃんにお乳を飲ませることやと思います、もう、本当に満足するまでお乳を飲ませることができれば感謝の気持ちを持った子どもに育つ。
子どもがしきりに「痛い」というときは、必死でお母さんにSOS出しているんや、その原因は、一朝一夕のものではなく、もっと深いものがあるんやで。
子どもは怒らんでいい、それよりお母さん自身が「ごめんな」って、相手の子に謝るんや、表面だけではダメ、心から謝るんやで、大好きなお母さんが、ペコペコしている姿を見たら、「自分もちょっとは気を付けんとな」って、直っていくもんや。
【響いた抜粋と学び】
著者の坂本フジヱさんは大正13年生まれです。この年齢になるとデイサービスに通う方がいらっしゃる中で、坂本さんは89才にしてなお現役です。4000人以上のお産にかかわり、子育てのよろず相談所として地域に貢献しています。
そんな坂本さんから愛あるメッセージをどうぞ。
赤ちゃんを育てるのに、難しい理屈はいりません、お母さんは、自分を「無」にする覚悟で、心の底から赤ちゃんをかわいがってほしい、それだけです、赤ちゃんを育てるのに、勉強した知識はいりません、心をやわらかくして、目の前の赤ちゃんが欲していることを、もっと本能的に感じて欲しいんです。
「手塩にかける」、この言葉ほど、子育てにぴったりな言葉はないと思うやけど、最近聞かなくなったなあ。赤ちゃんは、ものすごいスピードで、一日一日進歩していくから、それを先取りしようとしても、土台無理なんや、子育ては、自分ひとりでしているんやない、相手があることなんや。
最初に、子育ては知識や技術ではなくて、感じることだと坂本さんは話します。感じること、気づくこと、というのが大切だと読み取れます。
介護の仕事で考えても同じで、身体介護や認知症ケアという知識や技術を詰め込んだとしても、目の前のお客様のことを感じられなければ、その知識も技術も生かされないわけです。
一人で歩けない、認知症の診断を受けたお客様が食後、左右をキョロキョロ見ている、これをただ観察して何も感じないのか、それとも食後だから歯磨きがしたいのか、それともトイレに行きたいのか、と感じることができると
「トイレに行きましょうか?」
という声掛けが生まれるわけです。
子どもに「ダメ」と言っていいのは、命にかかわるときだけ、「ちょっと危ない」程度のことなら、そばで見守りながら、やらせるんです、「ものを大切に」って、お母さんたちはよく言うでしょう、だけど私にしたら、子どもの「これを触ってみたい」「なかがどうなっているか見てみたい」っていう気持ちの方が大切に思えるなぁ。
三才を過ぎ、幼児期に入った子どもが好奇心のかたまりなのは、脳の発達から見ても、明らかなことなんや、その大切な時期に「ダメ」ばかり言われると、盆栽みたいに萎縮してしまうの、幼児期には、子どもの好奇心を邪魔せず、外遊びして、しっかり運動させることが大事。
これはなかなか出来ていないのが現状ですよね。我が家でもそうです。そして、介護現場に照らし合わせますと、なおさらです。
高齢者介護における失敗は転倒などの事故につながり、ケガや骨折の可能性もあります。となると、そこから寝たきりになる可能性もありますよね。
介護現場ではできることはやってもらい、身体面や認知面の低下予防を考えたい反面で、事故のリスクを減らす、という日々格闘していることと思います。
最近の若い人らは、昔はお母さんが弱くて、お父さんが強かったと思っているでしょう、でも、それは違います、お母さんが真の意味で強かったから、お父さんが厳然と家長でいられたんです。
なるほど。考え方が斬新です。草食系男子、と男性が弱くなったと考えられていましたが、坂本さんが言うには女性が弱くなったから、過剰に守らないといけない、という流れを話していました。
昔は女性が真の意味で強かったからこそ、男性も威厳を保てた、なんて書いてましたね。詳細は本書でご確認をお願いしますね。
努力の「努」は女の股の力と書きます、女の努力は産むだけでは終わらん、一生、夫と肌の触れ合う努力をして欲しい。
これはまた斬新な発想ですね。実は坂本さんは前著でもそうなんですが、夫婦の営みについても言及しています。妊娠中だってしていいんやで! みたいな感じで(笑)
このあたりは抜粋しないでおいたので、読んだ時のお楽しみでお願いします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
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発売日 : 2013-04-19
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